KADOKAWA、フランスにて合弁会社を設立

2024年1月26日(金)10時16分 PR TIMES

欧州大手出版系エンターテインメント・グループのMedia-Participations Parisおよび同グループ傘下のフランス・ベルギー大手コミック出版社Editions Dupuis S.A.と

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7006/14103/7006-14103-f12062f384f9523bf3a769f7edf7329e-2595x1730.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Joint Venture Agreement 署名式の様子 左:Julien Papelier(MP)、右:夏野剛(KADOKAWA)
 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下 KADOKAWA)は、1月25日(木)、欧州の大手出版系エンターテインメント・グループであるMedia-Participations Paris(読み:メディア・パルティシパシオン、本社:フランス・パリ、CEO:Julien Papelier、以下 MP)および同グループ傘下のフランス・ベルギー大手コミック出版社Editions Dupuis S.A.(読み:エディシオン・デュプイ、本社:ベルギー・マルシネル、President:Julien Papelier、以下 Dupuis)との間で、世界のフランス語圏市場向けに日本や韓国発のコミック、ライトノベルなどのコンテンツを翻訳出版する合弁会社を設立すべく、Dupuisの既存出版レーベルであるVega(読み:ヴェガ、本社:フランス・パリ、以下 Vega)関連の事業を分社化し、KADOKAWAがVega株式の51%を取得することに合意しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7006/14103/7006-14103-2b70f60bdcd8ea7e8b0cb19183415c51-1208x444.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 KADOKAWAグループは、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略として掲げ、これまで北米・アジア圏を中心に海外拠点の事業基盤強化・拡大を進めてまいりました。
 
 MPは、売上規模においてフランス第3位の出版社であり、コミック出版においては欧州を代表する存在でもあります。電子書籍、縦スクロールコミック、アニメ配信など、さまざまなプラットフォームの運営も手がける一方、KADOKAWAと同様に、自社でアニメ制作やゲーム開発も行っています。Dupuisは、100年以上の業歴を有し、MPの中核出版社として欧州で最も有名なコミックヒーローの数々を生み出しており、2021年以降はVegaレーベル下で日本発のコミック作品の翻訳出版を行なっています。 

 新会社となるVegaが主たるターゲットとするフランス・ベルギー市場においては、20世紀初頭より「バンド・デシネ(Bandes Dessinees)」と呼ばれる豊かなコミック創作文化が長く育まれてまいりました。そうした歴史的背景から、とりわけフランスは日本発のコミック作品についても日本に次ぐ世界第2位の市場規模となっています。同市場は過去10年間で4倍に成長し、今やフランス国内で流通する書籍の7冊に1冊が日本発のコミック作品となっています。KADOKAWAとしても、すでに直接進出している地域に加え、フランスを含む世界のフランス語圏市場には大きく成長する可能性があると考えています。

 今後、Vegaを通じ、MPが有する強力なコミックの出版流通インフラや販売・プロモーションネットワークを活用しつつ、KADOKAWA作品に限らず、幅広く日本や韓国の作品に焦点を当てると同時に、その他地域に比べ、欧州においては未だ初期的な成長段階にある日本のライトノベル作品の展開に加え、欧州発のIP(Intellectual Property)のコミカライズ等を含む新規領域への参入にも取り組んでいく予定です。
また、KADOKAWAとMP間においては、今後、電子コミックやノベルのプラットフォーム運営をはじめ、両社が様々な形で積極的な事業展開を進めているその他のエンターテインメント領域に提携関係を拡大させていく可能性も検討してまいります。 MPのPresidentであるJulien Papelier氏は、次のように述べています。
「MPの一員であるDupuisを通じ、世界的なリーディングカンパニーと言うべき日本のメディア・エンターテインメント大手であるKADOKAWAグループとの歴史的な提携を発表できることを大変誇りに思います。両社がお互いの文化、知見、芸術性を共有し、Vegaがアジアのポップカルチャーおよびコミック関連の出版大手の一角となるべく、共に取り組んでまいります。本提携を通じ、グローバル市場に高く評価されるような新たなヒーローの創出、コミック市場におけるデジタル革命の推進、ライトノベルやグローバルかつクロスプラットフォームなメディア展開、といった構想を実現可能にする体制を整備してまいります」

 KADOKAWAの代表執行役社長CEOである夏野剛氏は、次のように述べています。      「このたび、MPとの間で、同社グループを代表するコミック出版部門であるDupuis社とのフランスにおける合弁会社の設立を通じたパートナーシップ関係を構築できることを大変嬉しく思います。両社が手を組み、世界のフランス語圏市場におけるコミックやライトノベルのポテンシャルの最大化を目指しつつ、さらにはデジタルプラットフォーム等のその他の事業領域における提携シナジーの追求などを通じ、両グループ間のパートナーシップ関係のさらなる強化をはかっていくことを期待しています」

■ 合弁会社の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/14103_1_a6b9d3b6098ee1e6d6d56efd730842a3.jpg ]
■ 今後の見通し
なお、本件が当社の連結業績に与える影響は軽微です。■ Editions Dupuis S.A.、Media-Participations Paris について
Dupuisは100年以上にわたり、ベルギー・フランスを代表する出版社です。ヨーロッパ最高の才能を集め、ガストン・ラガフ(ゴーマー・グーフ)、ラッキー・ルーク、スピルーとファンタジオ、マルスピラミ、スマーフなど、ヨーロッパで最も有名なコミックヒーローを生み出してきました。2021年、DupuisはVegaレーベルで日本初コミックの出版を開始し、日本からのライセンスコミックと世界中の作家によるオリジナルコミックの出版を行っています。
Dupuisは、フランス第3位の出版社であり、コンテンツ制作において欧州をリードするMPグループの子会社です。
https://www.dupuis.com/
https://www.media-participations.com/en■ 株式会社KADOKAWAについて
出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、ところざわサクラタウンを中心としたIP体験施設の運営など、幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。優れたIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、さまざまな形で世界に届ける「グローバル・メディアミックス」戦略を、テクノロジーの活用により実践しております。
https://group.kadokawa.co.jp/

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