第41回IT賞において「IT 最優秀賞(サステナビリティ領域)」を受賞

2024年2月1日(木)17時47分 PR TIMES

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「当社」)は、公益社団法人企業情報化協会(以下「IT協会」)が主催する「2023年度(第41回)IT賞」において、製品別カーボンフットプリント※1(CFP)可視化システムの構築が評価され、「IT最優秀賞(サステナビリティ領域)」を受賞したことをお知らせします。

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久世和資 取締役 兼 専務執行役員 デジタルトランスフォーメーション統括のコメント
 当社は、『中期経営計画 2024 〜Be a Trailblazer〜』において、経営基盤強化のための重要テーマに「グリーントランスフォーメーション(GX)」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を位置付けており、カーボンニュートラルの実現に向け、自社の温室効果ガス(GHG)排出量の削減と、社会のGHG排出量削減への貢献を目指しています。今回の受賞においては、GXとDXの融合が高く評価されたとのこと、たいへん光栄に思います。今後もデータ活用を推進し、サステナビリティ経営に向けた取り組みを加速させていきます。

■受賞内容:
受賞テーマ:「旭化成の製品別CFP可視化システムの構築」
取り組み内容:機能樹脂事業、合成ゴム・エラストマー事業において主要製品CFPを算出する基盤を開発し、お客さまへのCFPデータ提供を開始しました。また、両事業での知見を活用し、全社共通の標準システムを構築しました。それぞれの事業の生産管理システムから入手したCFPの算定に必要な情報を利用し、全社標準システムでCFP計算の処理を行っています。今後、CFP可視化により製品のGHG低減を推進していきます。

機能樹脂事業における取り組み
自動車や電子部品等の材料として使用される機能樹脂製品※(レオナTM、テナックTM、テナックTM-C、ザイロンTM、サーミレンTM)を対象に、CFPを算出する基盤を構築しました。同事業においては、国内外にそれぞれ10以上の製造拠点・営業拠点を構え、さまざまな拠点をまたぐ複雑なサプライチェーンを形成していますが、CFP算出基盤の構築により、製造から販売に至るまで一貫した形で、全ての最終製品ごとのCFPを算出できるようになりました。また、損益を管理するデータ基盤と組み合わせることで、価格とCFPの二軸での分析が可能となり、お客さまに対しCFPと価格を組み合わせた提案を行えるようになりました。
※機能樹脂製品について: https://www.asahi-kasei-plastics.com/

合成ゴム・エラストマー事業における取り組み
合成ゴム・エラストマー製品(ジエン(R)、タフデン(R)、アサプレン(R)、タフプレン(R)、タフテック(R)、S.O.E.(R))を対象に、国内外の製造拠点でそれぞれ異なる生産管理システム上に存在するERP※2データと工場排出量データを自動で連携し、製品・グレードごとのCFPを可視化しています。2022年6月よりお客さまにもCFPデータを提供し、お客さまの製品におけるCFP算定を支援しています。

IT賞について
[画像2: https://prtimes.jp/i/79452/113/resize/d79452-113-2275fbc40386c9f9367c-0.jpg ]

IT賞は、わが国の産業界において、ITを活用した経営革新に顕著な努力を払い、優れた成果をあげたと認めうる企業等に対し、IT協会より授与される表彰制度です。「IT最優秀賞」は、「サステナビリティ」「マネジメント」などカテゴリーの中で特に卓越した成果を示した取り組み、および申請カテゴリーだけでなく他のカテゴリーの評価視点に照らしても優秀であると認められたものに対して授与されます。
受賞企業一覧:https://jiit.or.jp/awards/it/

※1 CFP(Carbon Footprint of Products)とは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出されるGHGの排出量を二酸化炭素に換算して定量的に算定したもの。当社で算定を行っているCFPはプロセス合算型データ(Cradle-to-Gate)の考え方に基づいたもので、当社の上流にあたる原料由来のものや輸送時に発生するもの、当社における製造プロセス上で発生するもの、また製造に使用される電力などのエネルギーに由来するものの合算値を指す。

※2 ERP:Enterprise Resource Planningの略。企業が持つ経営資源の有効活用を目的とした機関業務のデータを一元的に管理するためのシステム。

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