ネイチャーポジティブの達成を目指すスタートアップを発掘~ビジネスコンペティション、「CSIチャレンジ5」を開始~

2024年2月21日(水)10時46分 PR TIMES

特定非営利活動法人ARUN Seed(東京都文京区、代表:功能聡子、以下、ARUN)は、「生物多様性」の課題解決に寄与するスタートアップを発掘し投資するビジネスコンペティション「第5回CSI(クラウドソーシャルインベストメント)チャレンジ」を開催します。また、本日より、投資資金となる750万円を一般の皆さまから募るクラウドファンディングを開始します。

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ARUNは、ビジネスを通して社会課題の解決に向き合う社会起業家を、社会的投資を通して支援してきました。

ARUNが行う社会的投資は、クラウドファンディングを通じ皆さまからお預かりした寄付金を、投資という形でビジネスコンペティション「CSIチャレンジ」の選考企業に託し、投資先企業からの金銭的リターンは新たなソーシャルビジネスに再投資する仕組みです。投資後は企業へ伴走支援し、その活動、課題解決の進捗状況について、支援者の皆さまに報告しています。

今年実施するCSIチャレンジのテーマは「生物多様性」です。

「生物多様性」をテーマにビジネスコンペティションを開催
ARUNは、気候変動や生物多様性の減少の影響を最も受けやすい地方や途上国の人たちに注目し、人と自然の多様性を尊重し、イノベーティブなビジネスアイデアと手法で、持続可能な社会構築に取組む事業を応援します。
具体的には以下のような事業例を想定しています。

イノベーティブな手法や技術を用いながら、生物多様性に配慮した事業を推進し、自然環境の保全を目指している

気候変動や生物多様性の減少により大きな影響を受ける人たちへ、安全な生活環境を提供している



第5回CSIチャレンジ実施概要
ビジネスコンペティション
テーマ:生物多様性

応募受付スケジュール:2024年2月26日〜3月25日

選定基準:


    ・社会的インパクト:テーマ課題におけるインパクトの質、大きさ
    ・持続可能性:ビジネスモデルの実行可能性と持続性の有無
    ・チーム:創造性、社会課題解決へのコミットメント、スキルの有無
    ・革新性:独創的なアイディアや技術の有無
    ・ジェンダー・多様性への取組:事業、組織運営におけるジェンダー平等
協賛・後援:


    ・デロイト トーマツ グループ(メインスポンサー)
    ・MS&ADゆにぞんスマイルクラブ
    ・みずほ証券株式会社
    ・独立行政法人国際協力機構(JICA)

ビジネスコンペティション実施に当たっては、日本各地、国内外から、広く、生物多様性の課題に取り組む起業家を募ります。募集要項、応募の詳細については、ARUNのウェブページ(https://www.arunseed.jp/)に掲載いたします。

また本日より、投資のための原資を集めるクラウドファンディングを開始します。どなたでも、寄付を通して社会的投資に参画できる機会です。

クラウドファンディング
「生物多様性の危機に挑む、社会起業家を応援!人と自然が共生する社会へ」
期間:2024年2月21日(水)〜5月21日(火)
目標金額:750万円
クラウドファンディング募集ページURL : https://readyfor.jp/projects/arun2024

ネイチャーポジティブの達成を目指すスタートアップを発掘するビジネスコンペティション、並びにクラウドファンディングから構成される、ARUNのプログラム、CSIチャレンジ5にご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先: csi@arunseed.jp


代表・功能聡子からのメッセージ
今年のCSIチャレンジのテーマは、人と自然の共生、生物多様性、です。

これまで私たちは、貧困や雇用など社会の構造的な問題の解決に取り組む起業家を発掘して、応援してきました。事業を通して、農業や酪農における生産性の向上、教育や収入機会の増加など、具体的な成果が生まれていることは本当に嬉しいことです。

同時に、彼らの事業の背景を知れば知るほど、社会的な課題や貧困の問題が、気候危機や生物多様性の喪失と密接に結びついていることを実感するようになりました。世界各地で進む開発の影で、時には気候変動対策の名の下でも、森林が伐採され生物多様性が失われています。森に依存して暮らしていた人々は生活の糧を失い、現金収入を求めて都市に向かいスラムが形成されていきます。気候変動により激甚化する自然災害やダムの決壊などの事故が起きた時に、真っ先に影響を受けるのはその周辺に暮らしている人々です。貧困の問題と環境の問題は分かち難く結びついています。しかし、私たちは「社会」と「環境」を別々に考えがちではないでしょうか?

今回、生物多様性に具体的に取り組むきっかけをくれたのも、起業家です。コロナ禍がようやくあけて訪れたカンボジアやインドの農村で、私は、地域の自然や伝統文化の価値を再発見し、自然と共生するビジネスのあり方を模索する新しいタイプの起業家たちに出会いました。彼らは、開発によって自然環境が壊されたり、文化が失われたりするのを見ており、それでは人々は幸せになれないと考えています。持続可能な社会とはどういう社会か?その問いの先に、安易な開発や都市型の経済発展とは異なる未来を見ているのだと思います。生物多様性に配慮したビジネスは、人間中心、経済中心のこれまでの在り方から、自然、環境に目を向けて持続可能な社会のあり方を模索する、重要な一手になると思います。

日本でも、生物多様性を増やす農業、協生農法や、土中環境に配慮した新しい土木、森林や水源の見直しとそれらの価値を生かしたビジネスなど、新たな動きが生まれつつあります。

こうした動きの中心にいるのは、現状への危機感を持つ世界中の若者たちです。若者主導の変化を後押し、生物多様性に配慮したビジネスを広げていくことで、持続可能な未来に一歩近づくことができると確信しています。

生物多様性の課題に取り組む起業家の募集に、ぜひご協力ください。そして、起業家の挑戦をみんなで応援するために、ARUNのクラウドファンディングにも、ぜひご協力ください。どうぞよろしくお願いいたします。

功能聡子
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「CSIチャレンジ」とは
CSI(Cloud Social Investment)チャレンジは、毎回ある社会課題テーマを設定し、社会起業家を募る「ビジネスコンペティション」と、寄付により社会的投資の資金を募る「クラウドファンディング」を組み合わせることによって、革新的なビジネスを通じて社会課題の解決を目指す社会起業家を発掘し、支援していくプラットフォームです。これまで4回(2016年、2018年、2020年、2022〜23年)のCSIチャレンジを実施し、これまでにアジア、アフリカ、中東30カ国から約300の社会起業家が参加しました。選考企業には、ARUNを通じた社会的投資(最大5万ドル)、定期的なビジネスアドバイスやインパクトの測定、モニタリングを行うほか、ARUNのネットワークを活かした企業や投資家との連携などを通して、長期的な事業の成功と社会的インパクトの創出をサポートしています。


特定非営利活動法人ARUN Seedとは
ARUN Seed(アルンシード)は、社会的投資の普及・発展・研究を目的として発足したNPO法人です。2009年から、社会課題に取り組む起業家を社会的投資と伴走支援により支え、社会的投資の仕組みの構築と普及に取り組んできました。また、社会的投資の重要性を社会に浸透させるべく、スクールやセミナーを通じて普及啓発活動を行っています。さらに、参加型の社会的投資プラットフォームを構築することで投資家と投資先のコミュニケーションをサポートしています。
https://www.arunseed.jp/

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