小型アップサイクルプラント特化データ管理プラットフォームを提供するJOYCLE、企業・老健施設・病院・産業廃棄物処理業者にむけたアップサイクル構築支援サービスを発表

2024年3月6日(水)12時17分 PR TIMES

分散型ゴミアップサイクルによるコストカット効果・ESG貢献効果の可視化を大学研究機関と共同研究開発

株式会社JOYCLE(代表取締役:小柳 裕太郎、本社:愛知県中村区、以下「ジョイクル」)は2024年2月21日、小型アップサイクルプラントに特化したデータ管理プラットフォーム「JOYCLE BOARD」について、産業廃棄物を対象とした『アップサイクル構築支援サービス(β版)』の提供を開始いたします。
これに伴い、早期の社会実装ならびに本格提供に向けた実証実験を実施するため、実験結果を活用してESG貢献を検討したい企業、老健施設・病院医療機関や工場、産業廃棄物処業者にて参画希望者を本日より募集いたします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/118557/6/resize/d118557-6-416f3383fa7ce65b951e-0.jpg ]

廃棄物処理には、人口構造やライフスタイルに起因する様々な課題が発生いたします。例えば、近年急激に生産量・廃棄量が増している「大人用おむつ」(※1)などは特に水分量が多く、これに起因する焼却炉の破損リスク、感染リスク等の負荷が高いという特徴があります。一方で医療機関・介護施設においても廃棄コストや人手不足等の課題が顕著であり、その解決が求められてきました。
その他、アパレル業界や商業施設、製薬・化学品メーカーなど、経営ならびに投資的観点からESGを強く意識する事業会社においても、対応は必須となってきています。

当社はこのような状況を鑑み、アップサイクルプラント(※2)普及の観点から、本サービスを提供し、参画者とともにアップサイクル体制の構築に向けた取り組みを推進してまいります。

(※1)一般社団法人日本衛生材料工業連合会統計資料より。2021年から2022年にかけては、生産枚数において約5%の伸びがあった。近年、その生産量は増加し続けている。
https://www.jhpia.or.jp/data/data6.html
(※2)アップサイクルとは、本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生すること。「創造的再利用」とも呼ばれる。当社は、これら「ごみを資源やエネルギーに再利用できる小型装置」を「アップサイクルプラント」と定義し、産業廃棄物を排出する事業者むけに普及を図っている。

産業廃棄物を取り巻く課題


一般的に「ゴミ」と呼ばれる廃棄物には、大きく分けて「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2種類があります。「産業廃棄物」とは、廃棄物処理法で定義された20種類の廃棄物を指し、その中でも、爆発性や毒性があり人々の生活に危険を及ぼすものについては「特別管理産業廃棄物」と呼ばれ、その扱いは特に注意が必要です。
例えば、超高齢化社会の到来により、医療機関、介護施設などで発生する「大人用おむつ」については伸び率が大きく、廃棄コスト、人的リソースの圧迫などが社会問題化しつつあります。大人用おむつは使用後に重さが4倍になるとされ、多くの水分を含み、焼却炉負担が増えるため、処理体制への懸念が増しています。

また超高齢化社会のもうひとつの側面として、廃棄物問題が顕著になっているにも関わらず、その処理を行う働き手も不足しています(※3)。

当社は分散型インフラ(※4)でゴミからエネルギーと資源を創出することを目指し、その取り組みを促進するプラットフォームを構築しています。廃棄物の増加、ESG経営、将来的な廃棄物処理事業者の不足を見据え、アップサイクル構築支援サービスの第一歩として、この度の「JOYCLE BOARD(β版)」提供ならびに実証実験を沖縄県石垣島の産業廃棄物処理業者様と開始いたしました。

(※3)令和2年度産業廃棄物処理業における多様な人材の確保に関する調査結果の5ページより。組織全体の回答会社数 348 社のうち「やや不足 174 社(50%)」と 「不足 52 社(15%)」を合わせた 226 社(65%)が不足感を持っている。
https://www.env.go.jp/content/900533334.pdf

(※4)大型焼却炉に頼らず、小型アップサイクルプラントによりゴミの発生元で資源化を推進するための仕組み

データプラットフォーム「JOYCLE BOARD」について


[画像2: https://prtimes.jp/i/118557/6/resize/d118557-6-b4e91294838511b14a48-1.png ]

小型アップサイクルプラントにIoTセンサーを取り付け、取り込んだデータを分析することで、廃棄物処理に関するコストカット効果・環境貢献度を可視化することができ、CO2削減によるカーボンクレジットの生成も可能となります。
また、遠隔監視を可能にすることで現場のオペレーションやメンテナンスを簡易にします。
プラントの温度遠隔監視による遠隔操作やゴミの適切な投入タイミングのリマインド機能にも遠隔監視データを活用していく方針です。

環境貢献についてのアクションに人や手間を割けない企業・老健施設・病院・産業廃棄物処理業者の皆様にコストカットをして頂きながらCO2削減をはじめとするESG貢献効果を大学研究機関とも連携の上で可視化を行い、PR・ブランディングにお役立て頂ける可能性を創出します。
また管轄自治体様のゴミ焼却炉への処理負担の軽減にどの程度繋がるかのデータも取得することで、地方・全国・世界の大型焼却炉と小型アップサイクルプラントの最適なプラントミックスのあるべき姿を示し、データを根拠に公共インフラに関する政策提言材料にも活用していく想定です。

実証実験パートナーへの加盟につきまして


当社では、「JOYCLE BOARD」のデータを共に構築していく装置メーカー様・装置利用事業者様等のパートナー様を募集しております。詳しくは、以下よりお問い合わせくださいませ。
https://joycle.net/#contact

株式会社 JOYCLEについて


当社は小型アップサイクルプラントに関するプラットフォームの提供を通じ、当社ビジョンである「資源と喜び(JOY)が循環する(CYCLE)する社会の創造」を目指します。

事業名
株式会社 JOYCLE(ジョイクル)
代表
小柳 裕太郎
創業
2023/ 03
事業内容
小型アップサイクルプラントに特化したコンサルティング・データプラットフォームサービスの提供

所在地
名古屋本社
〒453-0872
名古屋市中村区平池町4-60-12
グローバルゲート

東京支社
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
環境エネルギーイノベーションコミュニティルーム

PR TIMES

「アップサイクル」をもっと詳しく

「アップサイクル」のニュース

「アップサイクル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ