ラピュタロボティクス、物流倉庫内の効率化を目的にパナソニック コネクトと業務提携を開始

2024年3月8日(金)13時47分 PR TIMES

クラウドロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクス株式会社(東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下ラピュタロボティクス)は、パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下パナソニック コネクト)とこの度、物流倉庫内の効率化を目的に業務提携を開始しました。

[画像: https://prtimes.jp/i/21229/108/resize/d21229-108-97237d71846d7ea4fe26-0.jpg ]

パナソニック コネクトは、物流業界の真の課題であるトラックの荷待ち時間を大幅に削減するオープンプラットフォーム「タスク最適化エンジン(仮称)」(注1)を開発し、本システムを通じて利用できるロボティクス技術を擁する複数の企業と提携することで、物流企業の課題を解決することを目指しています。

本提携により、パナソニック コネクトのタスク最適化エンジン(仮称)およびロボット制御プラットフォームと、出荷頻度が高く複雑な入出荷業務にも適用可能なラピュタロボティクスの自動倉庫 「ラピュタASRS」を連携させることで、物流現場におけるピッキング作業の効率化が実現します。

物流倉庫では、後でトラックに載せるものが先に出てきてしまうなどの順序不同が起こりやすく、荷待ち時間の発生や現場を混乱させる原因となっています。タスク最適化エンジン(仮称)は、タスクのシフト計画やピッキング手順の最適な割り当てを行い、出荷(トラックに載せる)される順番にラピュタASRSより出荷が行われるようデータ連携を行います。人やロボットハンドはこれに合わせて作業を行うため、トラックの出発時間に合わせて出荷が行われることを目指しています。

提携にかける想い
パナソニック コネクト、CTO榊原彰氏は、次のように述べています。
「クラウドロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクス様と共に日本のサプライチェーンの非常に大きな課題、庫内作業の効率化やトラックの荷待ち時間の解決に向けて開発に取り組めることを大変光栄に思います。ラピュタロボティクス様はすでに業界でも確固たる地位を築かれ、非常に優れた技術を保有されておりますが、両社が持つ技術や知見をかけ合わせて、サプライチェーンにおける様々な社会課題を解決していきたいと考えています。」

ラピュタロボティクス、代表取締役CEO、モーハナラージャー・ガジャンは、次のように述べています。「この度の業務提携について大変嬉しく思っております。パナソニック コネクト様のパーパス『現場から 社会を動かし 未来へつなぐ』は、私たちラピュタロボティクスのパーパス『マシンとマシンを繋げ、人々の生活を豊かにする。』にも通じ、共感するものがあります。「きつい」「汚い」「危険」な仕事は自動化され、人々がより知的で創造的な仕事にチャレンジできる選択肢を与えられるべきだと強く信じています。そのために、パナソニック コネクト様と良いシナジーを生み出し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。」

今後、パナソニック コネクトとラピュタロボティクスは、両社の事業拡大を目指しプロジェクトを展開していくことを予定しています。また、ラピュタロボティクスの保有する複数のロボットに対する群制御技術と、パナソニック コネクトが持つインダストリアルエンジニアリング(注2)の知見、ロボティクス関連技術とを組み合わせ、人とロボットが協調して動作するソリューションを実現するために必要な技術開発に共に取り組んでいきます。

自動倉庫「ラピュタASRS」の特長
1. 圧倒的な生産性を実現
群制御技術を用いて、複数のロボットが協調制御され、縦横無尽に動きピッキングステーションに順次到着します。このような同時作業可能な構造のピッキングステーションは前例がなく、作業者は完全歩行レスで作業を繰り返すことができ、大幅な作業時間の短縮が可能になります。

2. どんな倉庫にも導入可能(※)
枠組はシンプルな3つの部材のみを使用しており、自由な組み上げが可能なためあらゆる倉庫の形・大きさに対応いたします。ネジを必要としない軽くて丈夫な部材であるため、導入期間とコストを抑えることも可能です。
※:法令等により導入規模の制限を受ける場合があります。

3. 導入後のレイアウト変更も可能
導入後も需要に合わせたレイアウト変更や倉庫の拡張・ロボットの追加が可能です。さらに、生産性と保管効率のバランスを自由に変えることも可能です。

自動倉庫「ラピュタASRS」の詳細はこちらからご覧ください。
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-asrs/

注1:パナソニック コネクトの「タスク最適化エンジン(仮称)」、「ロボット制御プラットフォーム」についてはパナソニック コネクトのNewsroomをご覧ください。
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom

注2:パナソニック コネクトのインダストリアルエンジニアリングの特長は、現場の作業を可視化し、各作業の標準値をものさしとして設定し、実作業とのギャップの原因を特定し、改善を繰り返し実行していくことです。継続的な現場改善による最適化を行うことで経営に貢献します。

●パナソニック コネクト株式会社について
パナソニック コネクト株式会社は 2022 年4 月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,500名の従業員を擁し、売上高は1兆1,257億円※を計上しています。「現場から 社会を動か し 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
※ 2022年度売上高
URL: https://connect.panasonic.com

●ラピュタロボティクスについて
ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界30ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。

PR TIMES

「パナソニック」をもっと詳しく

「パナソニック」のニュース

「パナソニック」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ