SNSで顧客を仲間化するたった1つの方法

2024年3月21日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

SNSで顧客を仲間化するたった1つの方法

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年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

Photo: Adobe Stock

SNSは顧客を仲間にする重要ツール

 SNSを活用したプレゼント企画は有効だ。

 僕らの主力商品「オルナ オーガニック」(All Natural Beauty & Organic)が販売数100万を突破したとき、その記念イベントとして、ツイッター(現X)で「リツイート(現リポスト)してくれたらシャンプー&トリートメントをプレゼントします」という企画を開催したところ数千回リツイート(当時)された。

 インフルエンサーへのプレゼント企画も有効だ。 フォロワー数が5000〜2万人くらいのインフルエンサーは企業からプレゼントをもらえる存在だとアピールしたい人が多い。

 その人たちはフォロワー100万人の有名インフルエンサーよりコアなファンを抱えていることが多い。

 そういう人たちに製品をプレゼントし、投稿をお願いした。

 シャンプーの原価と送料だけで5000〜2万人にPRしてくれるのだから費用対効果が高い。

 SNSをチェックし、自ら商品のよさをアピールしてくれた人にも連絡する。

 PR担当チームはSNSで「オルナ」とか「オルナ オーガニック」で検索したときに投稿している人がいたらマメに連絡する。

「なぜオルナ オーガニックをPRしてくれたのか」をヒアリングし、気に入って使ってくれていることがわかったら、投稿への感謝を伝えプレゼントする。

 すると、さらに強力な支援者になってくれる。

財産となるインフルエンサーリスト

 一度協力してくれた人は当社のメーリングリストに入れさせてもらい、インフルエンサーリストを整備していく。

 新商品発売のタイミングでアマゾンリンクを送って協力してもらうと、その人たちの力で数千個売れたりする。

 アマゾンには「売れ筋ランキング」や「人気度ランキング」があり、そこで紹介されるとさらに売れる。

 インフルエンサーの影響で売れるのは2000個でも、アマゾンのランキングに入ると8000個売れることもある。

 インフルエンサーリストは会社にとって貴重な財産だ。

 インフルエンサーや影響力の強い顧客を味方にしていくだけで、何十万〜何百万円の売上が立つ。

 インフルエンサーにプレゼントしてPRしてもらう方法は原価と送料しかかからないから、小さな会社や個人事業主でもできる。

 気に入ってくれると、2、3回PRしてくれる人もいるので、仲間を増やすと初動だけで何千個は売れる。

 地道な努力によって、インフルエンサーとの関係性を構築すると、新製品を出せば出すほど売れるようになる。

 SNSはTikTok、X(旧ツイッター)、インスタ、YouTubeなどをチェックしている。

 若い世代にはTikTokが効果大だが、25歳以上はインスタがいい。

 プレゼント企画などで爆発力があるのはX(旧ツイッター)だが、好意的な書き込みがある一方で、時には悪意のある書き込みが拡散してしまうこともあるので慎重に使う必要がある。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)

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