限定5000本が一瞬で売り切れた驚くべき理由

2024年3月22日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

限定5000本が一瞬で売り切れた驚くべき理由

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年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

Photo: Adobe Stock

モニター協力者のとてつもないパワー

 本書では、「オルナ オーガニック」の100アイテム同時開発のエピソードに触れた。

 この商品テストのとき、当時の社員全員が家族、友人、恋人に商品を配り、意見をもらってくれた。

 それだけでもありがたいが、想定外のことが起きた。

 モニターに協力してくれた人たちが、「自分が意見を出してつくり上げた商品」として、驚くほど購入してくれたのだ。

 これが初期段階で強力な支えとなった。 その人たちは今でもずっと僕らの商品を使ってくれている。

 商品を改良するたびに「使ってみてどうですか?」 と尋ねると、「こっちのほうが使いやすい」「ボトルのラベルはもうちょっと下のほうがいい」 といった意見が寄せられる。

 開発時にモニターとして参加してくれた人たちが、今でも仲間としてともに歩んでくれている。 本当にありがたいことだ。

発売前にみんなでワクワクを共有

 その後の商品開発でも、お客様の声を聞いている。 社員だけで開発していると、好みが偏る可能性があるのでお客様アンケートを取る。

 その際、協力謝礼として、ネットで製品を買うときに500円引きになるクーポンを渡す。

 商品開発時に「オルナ オーガニック」の改善ポイントを聞いたり、どちらのデザインがいいかをアンケート調査したりする。

 たとえば、ボトルのデザイン案が出てきたとき、「A案、B案、C案でどのデザインがいいと思いますか」 と聞いてみる。

 社内ではAで固まっていたが、お客様の声でCに変更したこともある。

 すると、お客様は自ら選んだボトルが採用されたと聞いて買ってくれる。

 「自分たちがつくった」「自分たちが選んだ」という気持ちになってくれるからだろう。

 ここでも仲間であり共同開発者だ。

 時には、SNS上で公開アンケートを取ることもある。

「Aに決まりました。これで進めます」 と投稿すると、「絶対こっちがいいですね!」 とか「Bのほうがおしゃれだと思うけど……」 といった反応があり、盛り上がる。

 こうして発売前にみんなでワクワクを共有できるのだ。

限定5000本が一瞬で売り切れた

 以前、「オルナ オーガニック」のボトルの春バージョンをつくるか迷ったことがある。

 中身はまったく同じでボトルのデザインだけ違う。

 SNSで「中身が変わらないなら意味がない派」と「春バージョンほしい派」でアンケートを取ってみると、「春バージョンほしい派」が圧勝した。

 そこでお客様に「こんなボトル、かわいくないですか?」と透明なボトルにサクラが印刷された春バージョンをつくったところ、「めっちゃかわいい」と限定5000本が一瞬で売り切れた

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)

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