スーパーやコンビニではなくパン屋でパンを買う理由の約80%は、「パン屋でしか買えないパンがあるから」。ロスパン削減に取り組むサービスrebakeが実施した、品揃えに対する消費者意識の調査。

2024年4月18日(木)17時46分 PR TIMES

rebakeユーザーの回答から考える、ロスパンを出さないために消費者ができることを発表。ロスパンを出さないためにはパン屋さんと消費者双方の連携がカギという結果に。

パンの通信販売、廃棄ロス削減サービスの“rebake”を運営する
合同会社クアッガ(本社:東京都墨田区、代表:斉藤優也)は、パン屋さんで売り切れず廃棄になってしまうパン、
ロスパンの削減に繋げるため、普段からパン屋を利用しているrebakeユーザー100人に、
パン屋さんにおけるパンの購買意欲に関するアンケートを行いました。

80%以上がパン屋に行く理由として品揃えの良さに言及しており、
日本のパン屋の品揃えの豊かさの背景には消費者のニーズがあることが明らかになりました。
また、閉店時間が近づく夕方以降でもパンの品揃えを求める声が約4分の1の回答者から寄せられており、
消費者のニーズを満たそうとすればするほど、ロスにつながってしまうパン屋の経営の仕組みが伺えます。

調査結果だけでなく、消費者の視点からロスパンを減らす糸口を考え、
パン屋、消費者双方が取り組むべき今後の課題も提案しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-98bb2888e1726c4754aa-9.jpg ]

今回のアンケートについて


普段、通信販売サービスとしてロスパンの削減に努めているrebakeですが、多くのパン屋との関わりの中で、ロスパンが出る要因の一つに「品揃えが良い方がお客さんに喜ばれるという傾向」があることがわかりました。パンは発酵食品であるため、製造に最短で数時間、長くて数日かかります。すぐに作って提供することができないことから、ほとんどのパン屋はその日の販売個数を予想してパンを作っています。そして、少しでも多くの方に満足してもらおうと、ほとんどのパン屋さんが少し多めにパン作っています。このような仕組みがある以上、予想が外れるとロスパンが多く発生してしまうことがあり、自分が時間をかけて作ったパンを捨てなければならないことは、多くのパン屋さんにとって悩みの種でした。せっかく作ったパンを捨てるくらいなら、最初から作る量を減らせば良いかもしれませんが、それができない背景にはお客さんに満足して帰ってほしいという気持ちがあります。今回のアンケートでは、パン屋の品揃えが消費者の購買意欲にどのような影響を与えるかを明らかにし、パン屋さんの抱える問題とその解決法についてまとめました。

・調査対象:パン屋を日頃から利用するrebakeユーザー100人
・調査期間:4月7日(日)〜4月9日(火)
・調査方法:rebakeメールマガジン内におけるアンケート
[画像2: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-b311b92797064f9f2c81-10.png ]

魅力的に感じるパン屋の特徴


〈質問〉コンビニやスーパーではなく、パン屋でパンを買う理由を教えてください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-48ce42fd3cd2d91cf202-9.png ]

〈結果〉
・そのパン屋でしか買えないパンがあると答えた方が77%。
・40%の人はスーパーやコンビニにおけるものよりも豊富なバリエーションをパン屋に求めている。
・焼き立てのパンが買える点も、過半数の人にとってパン屋に行く動機の一つ。
パン屋さんでパンを買う理由として1番多かったのは、コンビニやスーパーにはなく、パン屋でしか買えないパンがある、という点でした。また、40%の人が、パン屋へ行く理由として、より豊富な種類の中から選べることをあげており、パン屋さんはコンビニやスーパーよりも豊富なラインナップが期待されていることがわかります。

〈質問〉AとB、どちらのパン屋さんが魅力的に見えますか。
[画像4: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-c90b13b622cb2bc5deac-9.png ]

〈結果〉およそ80%の人が在庫が豊富にあるパン屋(B)の方が魅力的と回答。
売り切れが出ているパン屋と品揃えが良いパン屋の画像を比較し、魅力的な方を選択してもらいました。その結果、約80%の人が品揃えが良い店が魅力的と回答し、視覚的にも、品揃えが良い方が客の満足度に繋がることがわかりました。

品揃えの良さが重要な理由


〈質問〉パン屋に行く前にあらかじめ買いたいパンを決めていますか?
[画像5: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-7b02af9d383ca32ecdab-10.png ]

〈結果〉買いたいパンを決めてからパン屋に行く人は37%。残り63%の顧客は、パン屋の品揃えを見て店頭で選ぶことを想定している。
パン屋に行く際、何を買うかあらかじめ決めてから行く人が少数派であることがわかりました。言い換えると、パン屋さんに行って、さまざまな種類の中から選ぶ過程も楽しみにしている人が多いことがわかります。

〈質問〉好きなパンの種類を教えてください。
[画像6: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-b90eed728466a7405a2d-9.png ]

〈結果〉特に大きな偏りはない。そのため、顧客数を増やすためにはパン屋がたくさんの種類を用意しておく必要があるといえる。
人々の好きなパンの種類には特に大きな偏りがないことがわかりました。好みが人によって違うので、地域に根付いたパン屋になるためにはさまざまなニーズに合わせたパンを用意していなければならないと言えます。

夕方以降の売り切れ問題


〈質問〉パン屋で目当てのパンが買えなかった経験がありますか、また、買えなかった時間帯を教えてください。
[画像7: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-eda55fb1e6c5e443e4d3-9.jpg ]

〈結果〉
・90%以上の人がパン屋で目当てのパンが買えなかった経験がある。
・16:00以降に目当てのパンが買えなかった経験がある人は70%にのぼる。
パン屋に品揃えの良さを求めている以上、売り切れが多い状態では十分に満足してもらえないことが多く、パン屋で目当てのパンが買えなかった経験がある人は92%に上りました。特に、16:00以降にお目当てのパンが買えなかった経験がある人は46%、同18:00以降は44%、この2つのいずれかに回答した人は70%に上りました。閉店時間近くは売り切れが出やすいことから、品揃えが悪い印象になりやすいことがわかります。

品揃えに関して、消費者がパン屋さんに求めていること


〈質問〉品揃えに関して、パン屋さんが取り組んでくれたら嬉しいことはありますか。
[画像8: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-55cc770c900fd0938dea-9.png ]

〈結果〉
・パン屋さん内の情報の公開を求める人が50%近くいる。
・パンと言えば朝ごはんのイメージだが、仕事のある日は朝買いに行けないので仕事終わりに寄りたい、という人も24%いる。
焼き上がり時間やその日のメニューなど、パン屋内部の情報の発信を求める声が約50%ありました。言い換えれば、パン屋内の情報の公開がされればチェックした上で訪問する意思がある人も一定数いるということです。
また、退勤後に寄っても十分に購入できる品揃えを求める声も24%ありました。仕事のある日は朝買いに行けないので仕事終わりに寄りたい、という人もいることがわかります。しかしながら冒頭で述べたとおり、パンを作るには最短でも数時間かかります。彼らを満足させるためには、閉店時間近くになってもあまり売り切れがでない量のパンを用意する必要があり、ロスに繋がってしまいます。

まとめ


今回の調査で、消費者はパン屋さんに品揃えの良さを求めていることがわかりました。理由としては、パン屋での買い物は「店頭でたくさんの種類から選ぶ」スタイルが定着していること、人々の好きなパンの系統に大きな偏りがないということでした。
店頭で目当てのパンが買えなかった経験がある人は全体の90%にのぼり、特に夕方16:00以降は欲しいパンがないと感じる方が多い傾向にありました。このような状況の対策として、約半数の人が品揃えに関する情報発信をパン屋に求めており、パン屋からの情報の発信が一定の効果があることが予想できます。
一方で、退勤後に店頭に寄っても十分に購入できる品揃えを求める声も24%あり、パン屋さんが多くの人に喜んでもらうためにはやはり多めに焼いておく必要性があることも明らかになりました。

私たち消費者にできることとは?


上記の結果を踏まえて、ロスパンを減らすためにできることをrebakeで考えました。
一つ目に、パン屋さんのSNSなどを訪問前にチェックすることが挙げられます。パン屋に行く前にその店のSNSなどをチェックすることで、食べたいパンを適切なタイミングで買いに行くことができます。
しかしながら、パン屋さんは非常に多忙で、1、2人で営業しているお店はSNSまで手が回らないこともしばしば。そのような時は、どうしても食べたいパンは電話などで予約をしておく、食べたいパンが決まっていない時は、店頭でがっかりせず、また来れば良い、というふうに気持ちを切り替えることも必要です。店頭に並ぶすべてのパンの背景にはパン屋さんの長年の修行や朝早くからの労働があることを思い出してみてください。

rebake調査リリースについて


rebakeは、ロスパンの出ない世界を目指し、定期的にrebakeユーザーさんや登録パン屋さんにアンケートを取っています。今回は、消費者側だけのアンケートでしたが、今後パン屋側にもアンケートを取り、今回のアンケート結果と合わせてロスパンが出ないようにする方法を探っていきます。

〈過去の調査リリース〉
・シュトーレンに関するパン屋さんの動向調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000040167.html
・パン屋さん対象 SDGsに関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000040167.html
・rebakeユーザー対象 パンの購買行動に関する調査(旅行先編):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000040167.html
・rebakeユーザー対象 パンの購買行動に関する調査(値上がり編):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000040167.html
・パン屋さん対象 店舗運営に関する調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000040167.html
・パンの価格高騰に関するパン屋さんへの調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000040167.html
・シュトーレンの販売動向:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000040167.html

rebakeについて


[画像9: https://prtimes.jp/i/40167/95/resize/d40167-95-4b1e2d3f5fdf5645de71-8.png ]

日本全国のこだわりのパンの通販購入や、廃棄になりそうなパンの購入により廃棄をなくすことに貢献できる、日本最大級のパンの通信販売プラットフォームです。rebakeでは、パンの廃棄を減らすべく、廃棄になってしまいそうな「ロスパン」を積極的に扱っています。利用者の方は、日本全国のこだわりのパンを自宅で楽しめ、かつフードロスという社会問題の解決にも貢献でき、パン屋さんは、廃棄による心理的負荷を減らし、美味しいと言ってもらえる幸せと、売上を増やすことができます。rebake は、「パンの廃棄削減によるフードロスの減少、持続可能な社会の実現」を目的に運営しています。

・HP:https://rebake.me/
・instagram:https://www.instagram.com/rebake_bread/
・Facebook: https://www.facebook.com/rebake.me
・twitter: https://twitter.com/rebake20002031

会社概要
・会社名:合同会社クアッガ 
・事業内容:パン廃棄の削減サービスrebake、グルテンフリーの定期便、食に関するコンサルティング事業
・代表:斉藤優也、鶴見和俊
・所在地:東京都墨田区八広1-2-10
・設立:2018年8月
・URL:https://quagga.life/

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