JR村岡新駅近くに新商業施設、2026年夏完成へ 三菱商事都市開発と長谷工
2025年4月18日(金)9時4分 財経新聞
(仮称)鎌倉梶原商業施設計画の周辺地図(三菱商事都市開発など発表資料より)
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事業名称は「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」。施設は鉄骨2階建て延べ約1万2,000平方メートルで、JR村岡新駅予定地から歩いて12分、湘南モノレールの湘南深沢駅から歩いて7分の中外製薬鎌倉研究所跡地約1万5,000平方メートルで建設工事に入った。
出店を予定するテナント名や数は公表されていないが、スーパーやホームセンターを核店舗とし、地域の暮らしを豊かにするテナント構成を目指す計画。
中外製薬鎌倉研究所跡地は2022年に長谷工コーポレーションが取得したあと、三菱商事都市開発が敷地の一部を取得して、三菱商事都市開発と長谷工コーポレーションの共同開発の形で整備を進める。中外製薬は鎌倉研究所と静岡県御殿場市の富士御殿場研究所の機能を、横浜市戸塚区に新設した中外ライフサイエンスパーク横浜に移している。
建設地の北側では、都市再生機構が進める「村岡・深沢地区土地区画整理事業」が事業認可を受け、2033年の事業完了に向けて始動している。土地区画整理事業の一環としてJR東日本が東海道本線として107年ぶりとなる新駅の村岡新駅建設工事に1月から入っている。
建設地は村岡新駅から1キロ圏内に位置する。柏尾川沿いに住宅街が広がり、工場やオフィスが点在している。三菱商事都市開発と長谷工コーポレーションは、新駅開業や土地区画整理事業でさらなるにぎわいが期待できるとみている。