詩人 吉増剛造展「ネノネ」2024年5月14日(火)より東京・虎ノ門「SIGNAL」にて開催

2024年4月25日(木)16時46分 PR TIMES

開催期間中、吉増剛造による公開制作や朗読パフォーマンスも実施

株式会社SIGNING(サイニング、本社:東京都港区、代表取締役社長:牧 貴洋、以下SIGNING)企画・プロデュースによるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」では、吉増剛造展「ネノネ」を2024年5月14日(火)〜6月8日(土)に開催いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/48/97754-48-2128f24361b00303e316cab8a31269f2-1460x2064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■吉増剛造展「ネノネ」について
現代最高峰の詩人「吉増剛造」を動かす暗黒舞踏の祖「土方巽」の声。
それは日本の原風景に響く声なき声の音、根、ネ ー。

「土方さんの声を聞いていただけませんか」
今回の展示で吉増剛造がインスピレーションを求めたのは舞踏家土方巽の肉体から放たれる特異な「声」。
そこに影響を与えた日本文化に微かに息づく「声なき声」や「音なき音」。
それは瞽女や娘義太夫、イタコといった歴史に消えてしまいそうな小さな「音の根」=「ネノネ」。

吉増剛造もまたこうした「ネノネ」に耳を澄まし表現をし続けてきた詩人です。
小さな声に耳を傾けることが必要とされる現代社会において、詩人と舞踏家、日本を代表するアーティストの表現を通じて「ネノネ」にふれることで鑑賞者に創造性の芽を育む機会を提供します。

ギャラリーでは吉増剛造による書き下ろしの原稿展示や公開制作に加えて、土方巽に関する資料展示も行います。

■吉増剛造 プロフィール
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/48/97754-48-d820f7cba2d92f5071051d26cd287878-2160x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]写真:浅田政志
吉増剛造 Gozo Yoshimasu

1939年東京生まれ、詩人。1964年『出発』でデビュー以降、60年以上にわたり詩/言語の可能性を極限まで追求、比頬ない前衛的表現を次々と生み出し、現代詩に新境地を開き続けている。
代表作に『黄金詩篇』(1970年、高見順賞)、『熱風 a thousand steps』(1979年、歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)、『長編詩 ごろごろ』(2004年)、
『裸のメ モ」(2011年)ほか、写真、ビデオ、銅板彫刻、絵画-原稿などのマルチメディア作品も多数。朗読パフォーマンスの先駆者としても知られ、音楽家や舞踏家、演出家、映像作家などとの共演も多い。
「最後の詩集」と語る『Voix』(2021年)発表以降も、精力的に詩作 ・パフォーマンス・請演を続けている。日本芸術院会員、文化功労者。

-という略歴を、略歴紹介という常套的手続きを、それに頼る心根そのものを超越した表現者。

■土方巽 プロフィール
土方巽 Tatsumi Hijikata

1928年秋田県生まれの舞踏家。高校卒業後にモダン・ダンスを学び、舞踏家・大野一雄の初公演に衝撃を受け19歳の初上京を経て、24歳で上京。58年に土方巽を名乗り、59年に津田信敏近代舞踏学校、のちのアスベスト館を初訪問。ダンサーではなく、舞踏家として活動する契機となる。61年に暗黒舞踊派(のち舞踏)を結成。全身を白く塗った「危機に立つ肉体」をもって従来の舞踊を覆し、独特の舞踏を確立した。
その表現は三島由紀夫や澁澤龍彦から高く評価されたほか、写真家・細江英公やウィリアム・クラインらの被写体となり、また俳優として寺山修司演出の舞台に立つなど様々な分野の第一線で活動する作家たちの作品に参加したほか、パリやロンドンなど欧州でも公演を行った。86年没。

■本展示に寄せたSIGNAL主宰・亀山 淳史郎 ステートメント
多くの表現者が「小さな声」に耳を傾けることを創造性の源泉にしてきました。それは多様な人々の声を受け入れようとする現代社会で”ダイバーシティ”や”インクルージョン”といった考えが語られるずっと前からのことです。
詩人吉増剛造(1939-)は70年余の創作の過程で声なき声、音なき音、に耳を傾けそれを詩として書き記し朗読をすることをし続けてきた稀代の表現者です。
いま詩人が舞踏家土方巽(1928-1986)の声に再び呼び覚まされようとしています。
土方巽もまた、暗黒舞踏という身体表現において、自らの言葉で語ることや、瞽女・娘義太夫・イタコといった日本の文化・芸能に流れる声や音を創作に取り入れることを試みていました。
詩人が舞踏家を通じて想像力の彼方に耳を澄ましている姿そのものが今回の展示の中心です。
期間中にはライブパフォーマンスも予定しています。『ネノネ』という言葉には「音の根」という意味がありそうです。彼らにだけ聞こえている小さな「音の根」を掘り起こしていくその身振り手振りを通じて、わたしたちにも様々な声や音が聞こえてくるのではないでしょうか。
「多様性がイノベーションの源泉だ」と大きな声で語ることよりも大切な感性として「小さな声を深く静かな水脈から汲み上げる力」を育むことがあるのではないでしょうか。吉増剛造先生による展示を開催出来ることを光栄に思います。

亀山 淳史郎 / SIGNAL主宰 / 株式会社SIGNING 取締役
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/48/97754-48-4082b960124d43bd6033f4344ab29af8-692x692.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社会課題解決×ビジネスグッドをプランニングするソーシャルビジネスデザイン領域の業務を手がける。 2017年“プレミアムフライデー”のプランニング&プロデュースをし、新語・流行語大賞にノミネート。2019年にポイントドネーションWEBサービス“BOSAI POINT”をアスリート本田圭佑氏と立ち上げ、グッドデザイン賞を受賞。2020年から日本発クリエイティブオンラインビジネスイベント“Innovation Garden”を手がける。

■吉増剛造展『ネノネ』 開催概要
・期間:2024年5月14日(火)〜2024年6月8日(土)
・開館時間:火〜金曜日 11:00-23:00 カフェ&ギャラリー(18:00以降はバータイム)
      土曜日   11:00-18:00 カフェ&ギャラリー  ※日・月・祝日は休み
・入場料:無料
・所在地:東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F
・電話番号:03‐6205‐8220
・WEBサイト:https://signing.co.jp/signal/
・公式Instagram:https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/
・電車 : 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口から徒歩5分
    東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口から徒歩3分
Google map https://goo.gl/maps/qvQkChSzmWnkVmwY6


▼開催期間中、下記イベントを実施予定です
・2024年5月17日(金) : MARYLIA x 吉増剛造 ライブパフォーマンス
 18:00開場、18:30開演 / 入場無料+1dirnkオーダー / 事前予約制

・2024年6月1日(土) : 小林康夫(東京大学名誉教授) x 吉増剛造 トークショー
 16:00開場、16:30開演 / 入場無料+1dirnkオーダー / 事前予約制


▼申込みはこちら ※定員になり次第終了させていただきます
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXoPz2-cUmf5N1MtdniWRyNpT5zoA9X7NhXa2SmBN0kUeJmA/viewform

【クレジット】
吉増剛造 写真:浅田政志 土方巽 写真:深瀬昌久
提供:慶應義塾大学アートセンター/NPO法人舞踏創造資源
スペシャルサンクス:深瀬昌久アーカイブス 浅田政志 Switch Publishing Take Ninagawa 鈴木余位 山本圭太
企画:SIGNAL x 岡本小百合

■ ソーシャルイシューギャラリー&カフェ「SIGNAL」
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97754/48/97754-48-b2f23882a628d32c6c9d1375f57e52f7-3800x2536.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、来場者が情報のインプットとアウトプットの両方を担うところが特徴です。アート展示を鑑賞し、顕在化していない社会課題と向き合う機会提供だけにとどまりません。社会課題を表現したアートを鑑賞することで湧き上がる来場者の想いがアンケートによりアウトプットされ、そのアウトプットの集合体を当社が様々な角度で”兆し”として取り扱い、社会課題解決のアイディアに昇華させていく、という仕組みです。アンケートで得た定量データをもとに、社会課題に関するレポートや対話型のイベント、企業・団体・大学との共同プロジェクトも実施予定です。リアルな実地調査による取り組みを通じ、未発見の社会の課題や兆しの発見を目指し、大小隔たりのない社会課題解決に邁進してまいります。

▼今後のSIGNAL展示予定
6月:磯村暖 展
8月:岡田将 展
10月:石原海 展
11月:佐久間洋司 展
※展示の期間は予告なく変更する可能性がございます。

■会社概要
SIGNINGは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供するソーシャルビジネススタジオです。現代のビジネス環境は、テクノロジーの進化や世界情勢の激変により、めまぐるしい変化にさらされています。そのような環境下で、多くの企業が、先の予測できない環境下で、既存のビジネスモデルや競争ルールにとらわれない、新たな成長領域の開拓を迫られています。また、こうした変化の激しい時代に社会と共生し持続的な成長を実現するための方法論として、SDGsやソーシャルビジネスへの関心も急速に高まっています。SIGNINGは、多くの企業が直面するこうした社会背景をふまえた(1)社会課題を解決しソーシャルグッドを推進していく「Social Design」、(2)事業の新たな成長機会を発見し新市場を創造していく「New Market Design」、という2つの領域に特化しています。コミュニケーション領域にとどまらず、事業・商品・サービス開発領域まで融合した「Social Business Studio」をコンセプトに掲げ、統合的なソリューションを提供してまいります。

・所在地:〒108-0073東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F
・代表:牧 貴洋
・URL:https://signing.co.jp/

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