「金投資はインフレや景気不安に対する有効な防御策」=SSGA越前谷氏
2025年5月8日(木)14時0分 サーチナ
米系大手運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)社はETF(上場投資信託)市場において世界第3位の運用残高を誇り、金(ゴールド)の投資にも強みを持つ。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ日本法人の代表取締役社長である越前谷道平氏と、ウエルスアドバイザー代表取締役社長の朝倉智也が対談し、インフレや政情不安時のヘッジ手段としての金投資について聞いた。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは米国の証券市場(現在のNYSE American)に初めてETFを上場させた企業で、代表的なETFに「SPY(SPDR S&P500 ETF)」がある。SPYは世界で非常に高い流動性を持ち、24年には年間1100兆円以上の売買代金を記録した。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの残高はグローバルで第4位、ETF残高は第3位となっており、円換算で約700兆円余りを運用し、個人投資家の資産形成に貢献している。
越前谷氏は金投資について、供給面で限定された資産であり、過去の基軸通貨としての役割から価値を持つと説明。金の価格は景気の動向に影響されるものの、供給が限られているため、特に景気後退時やインフレ時には投資家の安全資産として注目され、さらに、世界中の中央銀行が金を保有するという恒常的な需要も金の価格を支える要因となっている。
越前谷氏によれば、2024年の金は米国株や日本株を上回るリターンを記録し、投資家にとって注目すべき資産クラスとなった。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの金のETFは「SPDRゴールド・シェア(GLD)」と「SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」があり、少額投資や長期保有に適している。「GLD」は流動性が非常に高く、大口投資家向けであり、「GLDM」は低コストで長期間投資したい投資家向けだ。
また、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはワールドゴールドカウンシルと提携し、ニューヨーク、ロンドン、東京、香港に金専門のチームを擁し、金に関する専門的な知識とサポートを提供している。日本の投資家にとっては、防御策として金をポートフォリオに組み込むことが、インフレヘッジや景気後退時のリスク管理に有効であると越前谷氏は述べた。
朝倉は、金投資を含むETFが低コストで透明性が高く、流動性も確保されている点で非常に有効だと強調。特に、金の物理的な購入に伴う保管場所の確保といった問題を避けるため、金ETFを通じて投資することの利便性が高いとした。
最後に越前谷氏は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが提供する低コストで革新的なETF商品を通じて、投資家の資産形成を支援する意向を示し、日本の投資家に対して更なる商品を拡充することも明らかにした。朝倉も、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが提供する商品に対する期待を示し、今後の展開に注目していきたいとした。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは米国の証券市場(現在のNYSE American)に初めてETFを上場させた企業で、代表的なETFに「SPY(SPDR S&P500 ETF)」がある。SPYは世界で非常に高い流動性を持ち、24年には年間1100兆円以上の売買代金を記録した。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの残高はグローバルで第4位、ETF残高は第3位となっており、円換算で約700兆円余りを運用し、個人投資家の資産形成に貢献している。
越前谷氏は金投資について、供給面で限定された資産であり、過去の基軸通貨としての役割から価値を持つと説明。金の価格は景気の動向に影響されるものの、供給が限られているため、特に景気後退時やインフレ時には投資家の安全資産として注目され、さらに、世界中の中央銀行が金を保有するという恒常的な需要も金の価格を支える要因となっている。
越前谷氏によれば、2024年の金は米国株や日本株を上回るリターンを記録し、投資家にとって注目すべき資産クラスとなった。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの金のETFは「SPDRゴールド・シェア(GLD)」と「SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」があり、少額投資や長期保有に適している。「GLD」は流動性が非常に高く、大口投資家向けであり、「GLDM」は低コストで長期間投資したい投資家向けだ。
また、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはワールドゴールドカウンシルと提携し、ニューヨーク、ロンドン、東京、香港に金専門のチームを擁し、金に関する専門的な知識とサポートを提供している。日本の投資家にとっては、防御策として金をポートフォリオに組み込むことが、インフレヘッジや景気後退時のリスク管理に有効であると越前谷氏は述べた。
朝倉は、金投資を含むETFが低コストで透明性が高く、流動性も確保されている点で非常に有効だと強調。特に、金の物理的な購入に伴う保管場所の確保といった問題を避けるため、金ETFを通じて投資することの利便性が高いとした。
最後に越前谷氏は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが提供する低コストで革新的なETF商品を通じて、投資家の資産形成を支援する意向を示し、日本の投資家に対して更なる商品を拡充することも明らかにした。朝倉も、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが提供する商品に対する期待を示し、今後の展開に注目していきたいとした。