AI技術を用いた透視画像の疑似3D化に関する多機関共同研究開始のお知らせ

2024年5月14日(火)13時16分 PR TIMES

株式会社ノビアスは、国立研究開発法人国立がん研究センター、総合病院 国保旭中央病院との多機関共同研究契約を締結したことをお知らせいたします。令和6年4月1日から研究が開始されました。

研究の名称
AI技術を用いた透視画像の疑似3D化に関する多機関共同観察研究 
研究概要:
平面的な透視画像を擬似3D化することにより、「手前」「奥」の認識がリアルタイムで可能となり、病変への誘導が容易になることを目的とします。バイプレーン型血管造影装置使用の平面画像の3D化の研究開発も同時に進めて行きます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/82856/12/resize/d82856-12-3cd461e561db428cc203-2.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/82856/12/resize/d82856-12-e5a19bc0b37b4f48fed9-0.png ]

予定する研究対象者:
国立がん研究センター中央病院において気管支鏡検査を受けた患者
総合病院国保旭中央病院においてバイプレーン型血管撮影装置あるいは透視装置を用いた検査を受けた患者

研究の期間:
2024年4月1日から2028年3月31日まで

研究背景:
従来のX線透視のみを用いた気管支鏡生検では、病変の立体的な位置関係の把握の難しさから生検器具が病変に到達したかの評価が不確実であり、診断率は不十分でありました。この理由としてX線透視で描写される画像は2次元であり、少なくとも正面像のみでは前後方向のずれや距離感の把握には向かないことが挙げられます。

研究開発される技術による将来展望:
AI×3D変換技術を活用し透視画像をリアルタイム3D化することで、
・体内のカテーテルの位置と方向をより詳細かつ正確に視覚化
・リアルタイム3D画像により、医師がカテーテルと周囲の組織との関係を3次元化
でき、これらを元に適切に評価できることから、気管支鏡検査の精度と安全性が向上します。

循環血管処置では、リアルタイム3D画像により複雑な心臓の解剖学的構造の視覚化が強化され、冠状動脈形成術やステント留置などのインターベンションをガイドできます。



研究の名称
AI技術を用いた透視画像の疑似3D化に関する多機関共同観察研究 
研究の実施体制
(研究代表者・研究責任者)
 国立がん研究センター中央病院 内視鏡科(呼吸器) 医長 松元 祐司
(研究責任者)
総合病院国保旭中央病院放射線科 主任部長 磯貝 純
(研究責任者)
株式会社ノビアス技術開発部 大川 浩司
(研究事務局)
国立がん研究センター中央病院 呼吸器外科 医長 吉田 幸弘
  〒104-0045 
住所 東京都中央区築地5-1-1 電話番号 (代表) 03-3542-2511

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