中堅社員の60.8%が企業研修で成長が感じられていない。人事が理解していない現場の声とは

2024年5月14日(火)12時46分 PR TIMES

中堅企業の経営者・人事担当者向けに相談サービスを実施中!

株式会社エフェクト(所在地:東京都中央区、代表取締役:石井 住枝)は、企業の中堅社員(30〜40代)に、「中堅社員からみた企業の人材育成の実態」に関する調査を実施しました。前回の配信で、人的資本経営の実態を調査したところ、力を入れたいが、課題が多いことがわかりました。※2024年1月11日配信
★約85%の中小企業経営者が人的資本経営を重要視しているが、育成に課題
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000125298.html※2024年3月19日配信
★人事戦略に組織戦略には課題が多く、全体を把握できる人材が不足
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000125298.html経営者や人事の課題に対し、現場の社員はどのように感じているのでしょうか?
その実態を把握するため、人材コンサルサービスを提供する株式会社エフェクト(https://effe-ct.co.jp/)は「中堅社員の人材育成の実態」の調査を実施しました。

調査概要:「中堅社員人材育成の実態」に関する調査
【調査期間】2024年4月18日(木) 〜 2024年4月19日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,007人
【調査対象】「企業の中堅社員(30〜40代)」と回答したモニター
【調査元】株式会社エフェクト(https://effe-ct.co.jp/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
企業研修に約6割の社員が成長を感じられないと回答。会社に求める企業研修とは何か?

「人材育成体制に対し、成長を感じているか?」と質問したところ、以下の結果になりました。

とても感じている(4.9%)
ある程度感じている(34.3%)
あまり感じていない(38.4%)
まったく感じていない(22.4%)

中堅社員の約6割が、現在の企業研修には成長を感じられていないと回答しました。 
前回の調査では、約6割の経営者・人事担当者が「適切な人材育成体制が構築できている」と回答していますが、社員との間にはギャップがあることがうかがえます。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-e413cca20c2493792cc99b83c041cc07-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

「自身のスキル・能力向上のために会社にどのようなサポートを求めていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『キャリアアップのための自分だけの人材育成の計画(34.8%)』の回答が最も多く、次いで『研修前後のフォロー(34.5%)』となりました。社員一人一人に合わせた、キャリア支援が必要であることが示されました。以前の調査では、経営者は「自主性に任せ、会社として実施していない」との回答が多かったですが、しかし実際には中堅社員は会社にサポートを求めているようです。

続いて、「今の業務には、どんなスキルを向上したいと考えますか?」と質問したところ、『問題解決力(35.4%)』が最も多く、『決断力(22.0%)』『時間管理力(19.2%)』と続きました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-1115a75baeeffa511c86b040711e7fe7-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
問題解決力や決断力は組織のリーダーとして必要なスキルです。
中堅になると周りを巻き込んで実践したいと考えるようになりますが、そのためには「問題解決力」や「決断力」が必要であると考えているようです。
企業研修の効果をどう実感していますか?

「現場で研修の効果はどのくらい実感していますか?」と質問したところ、以下の結果となりました。

大いに役に立っている(90%以上)(10.3%)
時々、効果がある(70%程度)(69.7%)
あまり効果が感じられない(50%程度)(19.4%)
まったく実感できなかった(0.6%)

「研修を受けてどのような効果を感じましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『段取力が向上し、生産性が向上した(29.6%)』との回答が最も多く、『関係者との連携がスムーズになり、生産性が向上した(29.0%)』『工程管理がスムーズにできるようになった(24.1%)』と実感しているようです。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-9cfd317f2222c4cdf6902a76e4125af2-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■どのような研修が役に立ったのか、以下の様な意見がありました。

・個々の人にあわせた対応法(30代/男性/神奈川県)
・プレゼンテーションの研修(30代/男性/神奈川県)
・プロジェクトのリーダー研修(30代/男性/東京都)
・トラブルが起きた時の解決策のコミュニケーション(40代/男性/兵庫県)
研修で効果を感じなかった方は約半数
「研修を受講したが、効果が感じられず、モチベーションが上がらなかったことはありますか?」と質問したところ、「研修を受講したが、効果が感じられなかった」と約半数の回答がありました。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-d6eb75f621f5890efa04fef22d0aba9e-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
さらに「どのような理由でモチベーションが上がらなかったのか?」と質問したところ、『受講する目的が不明確だった(47.0%)』と回答が最も多く、次いで『受講が義務的に感じた(39.4%)』『どのような仕事に対して効果があるのかわからない(36.0%)』と続きました。やはり、企業研修を受講を実施する前に、受講の目的を明確に示すことがとても重要であることがわかります。

中堅社員が自身の成長のために必要と思うスキルは「問題解決能力開発」「マネジメント研修」「セルフマネジメント研修」が上位

最後に、「企業研修で自身の成長や生産性向上のためにどのようなスキルが必要ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『問題解決能力開発(29.1%)』が最も多く、次いで『マネジメント研修(23.9%)』『セルフマネジメント研修(21.8%)』となりました。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-0df5409b8957e220de84945dd5f882c9-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
企業研修を行う際に、受講目的を明確にして、受講のフォローが少ないことが明らかになりました
今回の調査から中堅社員の約6割が、企業研修に対して効果を感じられていない実態が明らかになりました。
現場の社員にとって何が必要であるかの現状把握をした上で、何が必要なのか、それはどんな目的で効果を望むか等、必要な企業研修の目標を明確にしていかなくてはモチベーションに繋がりません。

さらに、過去に受けた研修については、役に立ったと回答したのは残念ながら、約3割にとどまりました。『会社として、どんなリーダー像が必要なのか』を明確にした上で、受講する目的を個々に確認し、目標をもって進めながら進捗確認することが大切です。

中堅社員が受けたいと感じている研修の第1位に『問題解決能力開発』が挙がりました。
これは、現在の業務を遂行するうえで向上させたい能力であり、現場の声を確認しながら研修設計を行うことが、モチベーションの高い組織を創る大切なポイントであると考えます。

キャリアプランのサポートを会社に求めている中堅社員も多く、企業は今後、中堅社員に対してどのようなキャリアアップが必要なのか、どのようなスキルを向上させたいか、という点に向き合って行く必要があります。
人的資本経営の方向性を明確に示しながら、個々の進化に合わせた人材を中心とした経営がますます求められているのではないでしょうか。
人的資本経営の相談なら『株式会社エフェクト』
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-8957e80e50db3f9776af616c8d275300-440x314.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回「中堅企業の人事が抱える課題」に関する調査を実施したのは、株式会社エフェクト(https://effe-ct.co.jp/)です。

株式会社エフェクト代表取締役(石井住枝)は、カイゼンコンサルや人的資本経営支援に対して、問題解決のためのA3思考術研修で企業の実践研修を実施しています。

■人的資本経営に関する相談窓口
現在、エフェクトでは人的資本経営の相談も行っていますので、ご活用ください。
・相談・問い合わせ: 株式会社エフェクト https://effe-ct.co.jp/

■イベント情報
代表の石井住枝がHRカンファレンスに登壇します。
ぜひご聴講ください。

【講演概要】
「経営と現場のギャップを見つけ自律型人材を育てる
カイゼンの視点からひも解く、継続的に成長する研修設計」

開催日:2024年5月22日(水)
時間:16:00〜16:50 
既に満席となっていますが、招待枠がございますのでお問合せ下さい。

講演者インタビュー:https://jinjibu.jp/hr-conference/202405/interview_detl.php?anc=T2

■講師のご紹介
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125298/6/125298-6-d4b24871e18005c6b06df14e02a7ef95-433x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社エフェクト 代表取締役
石井 住枝(いしい すみえ)

トヨタ自動車に17年間勤務。
入社半年で役員秘書に抜擢、社員研修などに携わる。
さらに秘書力を深めるため自ら総合職技術員に転身。
安全衛生、リスクマネジメントを通じ設備安全設計などに従事しながら、強い職場&人づくりをトヨタ内外にて実践。
現在、株式会社エフェクトにて、企業の組織づくり改善、人材育成、自発的に改善できるカイゼン人財の育成・問題解決のための実践式A3思考術(R)研修を全国にて展開している。




■株式会社エフェクト: https://effe-ct.co.jp/
■お問い合わせ: https://www.mshonin.com/form/?id=223977138

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