アリババクラウド、AIマルチカメラ・リプレイ導入でオリンピック視聴体験を向上

2024年5月20日(月)15時16分 PR TIMES

アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスのバックボーンであるアリババクラウドは、オリンピック放送機構(OBS: Olympic Broadcasting Services)と提携し、5月16日〜19日に上海で開催されたオリンピック予選シリーズで最新のAI強化型マルチカメラ・リプレイ・サービスを試験運用しました。このイベントでは、来るパリ2024オリンピック(以下「パリ2024大会」)への代表選手が決ります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/52991/34/resize/d52991-34-f9472480cc93ccf416c4-0.png ]

アリババクラウド提供のAIイノベーションは、パリ2024大会のさまざまな競技会場に導入される予定であり、世界中の観客に臨場感あふれる視聴体験を提供します。

アリババクラウドインテリジェンスの国際事業担当プレジデントであるセリーナ・ユアン(Selina Yuan)は、次のように述べています。
「先端のクラウドベースAI技術の活用を拡大し、スポーツ放送を新たな没入感とエンゲージメントのレベルに引き上げるためにOBSと協力できることを大変嬉しく思います。世界中のスポーツファンがオリンピックを新たな方法で体験し、より深く関与できるようにすることを目指します。先進的なクラウド技術を活用し、パリ2024大会の体験へさらに貢献できることを楽しみにしています。」

クラウド技術に基づくマルチカメラ・リプレイ・システムは、パリ2024大会に向けてさまざまな角度からの競技視聴を革新的な方法で実現します。このシステムは、アリババクラウドの堅牢なクラウドインフラストラクチャによって支えられており、機械学習と深層ニューラルネットワークを活用し、競技シーンを精緻に再現します。エッジ環境とクラウド環境の両方で専門的なビデオ処理を行い、会場周辺に戦略的に配置されたカメラで撮影された映像を高品質のテクスチャを備えたクラウドベースの3Dモデルに変換し、新しい視点からの仮想フレームの作成が可能です。回転などの動作がよりスムーズでリアルに表現され、没入感と一体感のある競技シーンを立体的に再現します。これにより、視聴者に魅力的なエンゲージメント体験を提供します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/52991/34/resize/d52991-34-c001883618537b2df8fc-1.jpg ]


アリババクラウドの強力なコンピューティングアーキテクチャと実績のあるクラウド技術は、高精度な3D再構築およびビデオレンダリングのほぼリアルタイム処理を可能にします。

パリ2024大会では、ビーチバレー、テニス、柔道、ラグビーなど12の競技会場でAI対応のリプレイシステムを導入します。マルチアングルのビデオコンテンツは、OBSの制作システムを通じて提供され、世界中のメディアライツホルダー(放送権者、MRH:Media Rights Holders)向けに、クラウド放送を通じてダイナミックでリアルなリプレイ映像を豊富にカバーします。

このマルチカメラ・リプレイ・システムは、北京2022オリンピック競技大会でカーリングスピードスケート競技に初めて導入され、ファンをアクションに没入させ、競技の重要な瞬間を最適な角度から体験できるようにしました。より多くのAI機能と競技シーンへの導入により、この革新はオリンピック放送を新たなレベルに引き上げることを目指しています。

アリババクラウドは、国際オリンピック委員会(IOC)の公式クラウドサービスプロバイダーとして、放送革新の最前線に立ち、より創造的で包括的な技術を通じて大会のカバレッジ拡大を推進し、スポーツ視聴体験の未来を再定義することを目指しています。

PR TIMES

「オリンピック」をもっと詳しく

「オリンピック」のニュース

「オリンピック」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ