~2023年下半期の製薬・医療業界転職状況について~
2024年6月11日(火)15時46分 PR TIMES
【製薬業界での経験者人材と募集業種の概況】
調査方法:2022年10月〜2023年3月、2023年4月〜2023年9月、2023年10月〜2024年3月のそれぞれの期間で弊社サービスに登録のあった方の年齢や経験職種、募集のあった求人業種などの推移を確認した。
《弊社サービスの特徴》
弊社サービスは毎月100名以上の新規エントリーがあり、累計1万名を超える候補者データを保有しております。企業へのご紹介については、月間200件を超える求人に対し候補者をご紹介させていただいいております。
実績としては外資内資問わず、大手製薬メーカーから中堅製薬メーカーやCRO・SMO・CSOからバイオベンチャーに至るまでご紹介、ご入社の実績がございます。
《転職希望者状況》
●直近経験業種
2022年10月〜2023年3月
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2023年4月〜2023年9月
[画像2: https://prtimes.jp/i/26511/7/resize/d26511-7-171242234f055e843c2d-2.png ]
2023年10月〜2024年3月
[画像3: https://prtimes.jp/i/26511/7/resize/d26511-7-15e920f8ee9512e7baa0-4.png ]
●直近経験職種
2022年10月〜2023年3月
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2023年4月〜2023年9月
[画像5: https://prtimes.jp/i/26511/7/resize/d26511-7-70fa894ea258c03ce033-3.png ]
2023年10月〜2024年3月
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2023年9月までの出登録者データと、2023年10月以降での登録者データには大きな変化はありませんが、製薬メーカー経験者割合が少しずつ低下していることが見られます。人数ベースでみると製薬メーカーの経験者が減少しているというわけではありませんが、それ以外の業界の経験者の登録が増えたため、割合として減少してきています。
2023年10月以降で登録者割合が増えたものの中にMR・CSOがありますが、これは実際の登録人数も増えており、過去データと比べても増加傾向にあります。この原因はCSOに所属しているCMRの方の登録が増えているためです。
数年前まで製薬メーカーが継続的にMR職の早期退職者を募集しており、早期退職者の多くはCSOに転職しCMRとして活動をされておりましたが、契約満了などに伴い再度転職を考えるタイミングになったためと考えられます。
直近経験業種で営業職の方が増えておりますが、それも上記理由のためと考えられます。
●登録者年齢層と登録者の現年収
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弊社サービスに登録いただいている方の年齢割合、登録時の年収分布はいずれの期間もほぼ変わらず、上記グラフの様な割合となっております。弊社の場合30代を中心に20代〜40代が登録者のボリュームゾーンとなっております。
登録者の平均年収については半年間ごとに比較すると、661万円(2022年10月〜2023年3月)678万円(2023年4月〜2023年9月)642万円(2023年10月〜2024年3月)となっておりまして、より昔のデータを見ても600万円台での推移となっております。
《求人状況》
・募集企業業種
2022年10月〜2023年3月
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2023年4月〜2023年9月
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2023年10月〜2024年3月
[画像11: https://prtimes.jp/i/26511/7/resize/d26511-7-1de5b4b8469d816cef29-10.png ]
調査時期に募集のあった案件がどの企業の求人かを確認し、業種ごとに比較検討した。
期間ごとで少しずつ求人案件の内容は異なるものの、全体の傾向に変化は見られない。いずれの期間も製薬メーカーの案件が35-40%、医療機器が約10パーセント、CRO・SMOが25パーセント前後で推移している。
求人の募集企業割合に大きな変化はない一方で求人数そのものは増加傾向にあり、半年ごとに1.1倍程度ずつ求人数は増えている。
《調剤やドラッグストアの薬剤師からの転職事例》
弊社サービスにご登録者をされた方の中には薬剤師資格を活かしてキャリアアップを希望される方もおられます。途採用の場合どうしても即戦力や経験者を優先して採用される傾向にございますが、キャリアチェンジに成功される方もおりますので、実例とポイントを挙げさせていただきます。
●実例1
ドラッグストア薬剤師から製薬メーカーの品質管理職へ
これまでドラッグストアで薬剤師資格を活かして活躍されていた登録者の方で、キャリアアップを希望される女性の方がおられました。ご本人の希望職種は製薬メーカーでの品質管理職です。もちろん未経験からのチャレンジになるので、いろいろな企業に応募することも大切ですが、学生時代にHPLCを扱った研究をされていたことでその経験を企業にPRさせて頂きました。
複数企業の選考を受けた結果1社製薬メーカーから品質管理職で内定を獲得され、ご本人も納得してご入社されました。
◆ここでのポイント
医薬品に関わる品質管理職の場合、HPLCを使う分析業務に従事することが多くあります。そのため未経験からのチャレンジの場合はいかにHPLC経験をアピールし評価いただく事が重要となります。
面接対策練習などもしっかり行った結果、面接の場でご自身の経験をしっかりアピールすることができ内定獲得につながりました。
●実例2
調剤薬局薬剤師から製薬メーカーの学術職へ
薬剤師資格を保有し、調剤薬局で5年ほど経験されていた候補者のご登録がありました。この方は学生時代に進路に悩み大学で長く過ごされたこともあり、そろそろ35歳というタイミングとなって転職を検討されておりました。
ご本人の志向性として学術としてMRやドクターとのやり取りを通じて患者様に貢献したいという希望があり、学術職に絞って転職活動をすることになりました。
ご本人には意中の企業がございましたが、なかなか未経験からではハードルも高く第一希望の企業のほかにもいくつか企業へご応募させていただきました。
残念ながら第一希望の企業とはご縁がありませんでしたが、選考を進める中でより優先度の高い企業が生まれ、そこから内定をいただきご入社されました。
◆ここでのポイント
選考を進める中で企業に魅力を感じたり、部門の雰囲気を知ったりすることができます。転職活動は大変なこともありますが、固定観念に縛られず、いろんな企業と会ってみて、相性を確認することも大切な事です。