福島・伊達に大型商業施設「イオンモール伊達」、2026年下期開業へ

2024年7月6日(土)10時4分 財経新聞

イオンモール伊達の開業イメージ(イオンモール発表資料より)

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 イオンモールが福島県伊達市に計画している大型商業施設の名称が、「イオンモール伊達」(伊達市堂ノ内)と決まった。開業予定時期は2026年下期。福島県北部で最大規模の商業施設となる。

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 計画場所は、JR伊達駅から約1キロ北東で、国道4号の西側に位置し、福島相馬道路伊達桑折インターチェンジに隣接する約16万9,000平方メートル。伊達市の堂ノ内地区土地区画整理事業地内に位置する。土地の造成工事や周辺道路の拡幅工事が進み、現在は地下の遊水区画整備に入っている。

 イオンモールはフロアの構成や出店店舗などについて決定次第、公表する方針だが、福島県商業まちづくり推進条例に基づいて2021年に提出した新設届では、店舗面積約6万平方メートルで、1日当たり5万7,000人の集客を見込んでいる。

 イオンモール伊達は1995年、イオングループが旧伊達町に出店を打診したものの、隣接する福島市が地元経済への影響を不安視して反対した経緯がある。伊達市が2021年、予定地で土地区画整理事業を進めるための地区計画を決定したのを受け、イオンモールが正式に出店を決めていた。

 伊達市は福島市の東に位置し、人口約5万6,000人。伊達政宗で知られる戦国大名伊達氏ゆかりの土地で、伊達氏庭園や梁川城跡など伊達氏にまつわる史跡が多く残る。イオンモールはイオンモール伊達を多世代が楽しめる場所にすると同時に、地域資産や魅力を再発見し、文化や魅力を発信したいとしている。

 堂ノ内地区は国道や県道、高速道路が走り、JR伊達駅からも近い市内の交通結節点。広域にまたがる交流拠点として新たな都市機能形成が期待されていることから、地元の土地区画整理組合が公共施設や住宅用地などの整備を進めている。

財経新聞

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