(株)ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動「SARROWS」2030年に向けた3つの活動目標に対する実績と進捗の報告(2023年4月~2024年3月)

2024年8月7日(水)17時46分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3197/282/3197-282-851a601564e860e16c626c536c6e7092-860x416.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



株式会社ユナイテッドアローズ(代表取締役 社長執行役員 CEO: 松崎 善則、本社所在地:東京都渋谷区)は、サステナビリティ活動のスローガン「SARROWS(サローズ)」のもと、2022年8月に、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」を掲げ、各種活動を推進しています。2023年4月〜2024年3月までの主な活動と数値目標に対する実績をご報告いたします。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3197/282/3197-282-85f12999f06c54e3794460b06326d39a-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]*2022=2022年度(2022年4月〜2023年3月)、2023=2023年度(2023年4月〜2024年3月)、2030=2030年度(2030年4月〜2031年3月)
*「環境配慮商品の割合」「CO2排出量の削減率」は算定における考え方をより厳格化したため、2022年度の実績は2024年3月期 有価証券報告書に記載の値から再計算した数値となっております。
*従来「従業員エンゲージメントスコア」だった目標名を「従業員意識調査 肯定的回答率」に変更し、「従業員エンゲージメントスコア(e NPS)」を新設しました。「e NPS」とは「従業員版Net Promoter Score」の略称で、職場に対する愛着・信頼の度合いを示す値です。独自指標ではないため、導入している他社や業界平均などとの比較なども可能です。

■2023年4月〜2024年3月のサステナビリティ活動「SARROWS」の実績と総括
1、「Circularity(循環するファッション)」について
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/3197/table/282_1_3fe263b70c5d499be1910483d34d0e08.jpg ]
「繊維製品の廃棄率」は2030年に向けた目標(0.00%)の極めて近似値に達し、「商品の廃棄率」は同目標(0.10%)を達成しました。これは、主に定価販売比率(プロパー消化率)および棚卸資産回転率の改善により廃棄対象商品が減少していることに加えて、繊維製品を中心としたリサイクル推進の成果によるものです。一方、「環境配慮商品の割合」が前年より減少しており、今後の対策として事業を横断した環境配慮素材の使用も進めてまいります。

「Circularity(循環するファッション)」の主な取り組みは以下の通りです。

・定価販売比率(プロパー消化率)、棚卸資産回転率の改善
定価販売を重視した商品計画の立案と推進、適切な商品配分、シーズンレス商品の企画販売を推進した結果、定価販売比率は継続して改善傾向にあります。また、棚卸資産回転率はコロナ禍前の2019年水準に回復しました。これらの結果、「商品の廃棄率」が低下しました。

・先進的な環境配慮素材を使用した商品の開発
高デザイン性と高機能性を担保しながら、先進的な環境配慮素材を使用した商品を企画開発しました。

参考リリース:
スパイバーの「ブリュード・プロテイン(TM)繊維」を使用した「バトナ—」別注のニットを「ユナイテッドアローズ」から発売(2024年1月18日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000003197.html
 
日本ブランド初、綿・ポリエステルの両素材を繊維資源として再生する米国発Circ社のリサイクル技術を使用したウィメンズニット「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」にて販売(2024年2月15日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000003197.html

・リサイクル素材を活用した商品企画および回収活動の継続
「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」は、2015年以降継続してリサイクルダウンを使用したダウンの企画販売と、年間を通して全店舗におけるダウンウェアの回収を行っています。2023年には初めて「CITEN」もリサイクルダウンを使用した商品を発売しました。

参考リリース:
「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」「CITEN」で「グリーンダウンプロジェクト」のリサイクルダウンを使用したダウンウェアを販売。高品質でクリーンな再生羽毛を使用したダウンウェアを今年も展開(2023年11月28日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000229.000003197.html

・リサイクル、リユースの活用:
廃棄対象となった傷物、サンプル品、期限切れ商品のうち、繊維(衣類)製品については積極的なリサイクル(マテリアルリサイクル)を実施。傷物商品の社内判定フローも見直し、焼却廃棄の低減につなげました。

「Circularity(循環するファッション)」の各目標達成に直結する取り組みではありませんが、衣類の回収を行う「UAリサイクルアクション」を毎年8月と2月に継続的に開催しています。社内の回収活動を集約し、2024年2月の回から衣類に加えてシューズとバッグの回収も開始しました。お客様のご賛同のもと、毎回高い回収実績を収め、ご不要品の廃棄低減につなげています。

参考リリース:
・ユナイテッドアローズが全国各ブランドの店舗にて不要となった衣料品を回収し、ECOMMITの資源循環サービス「PASSTO」を通して国内外でリユース、リサイクルを実施(2024年2月5日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000067508.html

2、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」について
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/3197/table/282_2_98b7a507167b6b94ba0955d9440b7809.jpg ]
「CO2排出量の削減率」では、Scope1&Scope2における低減が進行し、2023年は前年から6.1ポイント改善の13.4%となりました。「再生可能エネルギーの割合」も同4.2ポイント増加して12.5%となりました。背景として、店舗の出店先である各商業施設の取り組みにより、使用電力に再生可能エネルギーを採用している施設が前年の18から28拠点へ増加したことが挙げられます(店舗、オフィス含む)。一方、Scope3は前年より削減が進まず、今後の対策として、オーガニックや再生素材を使用した商品の拡大などを検討してまいります。

「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」の主な取り組みは以下の通りです。

・商業施設のエネルギー状況調査の実施と再生エネルギー導入に向けた討議
当社店舗の出店先の各商業施設に対し、エネルギー状況調査を実施しました。また、昨年より商業施設担当者様との面談を開始し、将来的な再生エネルギー化に向けた今後の取り組みの方向性を協議しています。出店を検討する際、その施設の再生エネルギー導入状況も確認しています。

・温室効果ガス排出削減目標でSBT認定を取得
パリ協定の基準に沿った中長期的な温室効果ガスの排出削減目標を策定し、2023年4月に国際的イニシアチブ「SBTi(The Science Based Targets initiative)」によるSBT(Science Based Targets)認定を取得しました。これは、Scope 1、2:「CO2排出量を2030年度までに2019年度比で30%削減する」、Scope 3:「CO2排出量を2030年度までに2019年度比で15%削減する」の目標設定が評価を受けたことによるものです。

・TCFD シナリオ分析に事業インパクト評価の一部定量化と算出根拠の記載を追加
当社は2022年7月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による提言に賛同し、持続可能な社会と環境の実現と当社の持続的な成長に向けて、気候変動への対応および関連する情報の開示を積極的に行っています。2023年8月に事業インパクト評価の一部定量化と算出根拠の記載を追加しました。

参考資料:株式会社ユナイテッドアローズ TCFD提言に基づく情報開示(2023年8月30日更新)
https://www.united-arrows.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/230830_TCFD_jpn.pdf

・CDPの気候変動分野においてB評価を取得
2024年2月、当社はCDP(企業などの環境情報開示プログラムを複数運営する国際環境NGO)の気候変動分野においてB評価を取得しました。B評価はマネジメントレベルで「自社の環境リスクやその影響を認識し、行動している」と評価されるものです。
3、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」について
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/3197/table/282_3_f936c2a59821f4819c0b9aa9fea88a8f.jpg ]
「行動規範同意書の取得率」は前年から26.2ポイント増の74.4%と大幅に伸長しました。今後、早期の100%達成を目指してまいります。「従業員エンゲージメントスコア(e NPS)」(新設)は同16.4ポイント向上のー42.0、「従業員意識調査 肯定的回答率」は同4.5ポイント向上の74.5%となりました。

「Humanity(健やかに働く、暮らす)」の主な取り組みは以下の通りです。

・行動規範同意書の取得、国内提携工場の実地監査の開始
サプライチェーンの透明性を高めるため、従前より「商品調達取引先様向け行動規範」を策定し、同意書の取得を推進しています。また、2023年2月より国内提携工場の実地監査を開始し、2023年度は5拠点の監査を行いました。

参考:「商品調達取引先様向け行動規範」
https://www.united-arrows.co.jp/wp-content/uploads/2023/06/2306_kihan_jpn.pdf

・従業員エンゲージメント向上に向けた各種人事施策の推進
従業員エンゲージメントを適切に把握するため、2012年から毎年従業員意識調査を実施し、人事戦略に反映しています。2023年度は教育機会の拡充、会社方針の発信、マネジメントとの対話機会の創出などを主な注力施策として進めており、この結果が「従業員エンゲージメントスコア(e NPS)」および「従業員意識調査 肯定的回答率」の向上につながりました。

参考資料:
「ESGデータブック(2023年4月1日〜2024年3月31日)」(2024年8月7日発表)
主にESG投資に関心の高いステークホルダーの皆様に向けたレポートとして、ESGの項目別データを整理したものです。
https://www.united-arrows.co.jp/wp-content/uploads/2024/08/2408_ESGbook_jp.pdf


■当社のサステナビリティ活動「SARROWS(サローズ)」について
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3197/282/3197-282-62ecd96db3b2e3e5d0f68dd229a1f40c-1100x480.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



「SARROWS(サローズ)」とは、ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動の合言葉で、「Sustainability」の「S」と、「ARROWS」の「A」を掛け合わせた造語です。
2020年4月、当社はサステナビリティ推進の指針として5つのテーマと16のマテリアリティ(重要課題)を定めました。さらに、2022年8月、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」と、この3つのカテゴリーに紐づく数値目標を設定しました。これらの目標の実現を目指し、具体的な取り組みを進めるとともに、その進捗状況を積極的に情報発信していきます。
https://www.united-arrows.co.jp/sustainability/

■株式会社ユナイテッドアローズについて
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3197/282/3197-282-888df111bf1faeafcaa7a6b64f11ee05-827x368.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]1989年創業。独自のセンスで国内外から調達したデザイナーズブランドとオリジナル企画の紳士服・婦人服および雑貨等の商品をミックスし販売するセレクトショップを運営しています。「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」等のブランドやレーベルを展開。

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