行き先を失った竹が紙に!?日本初、放置竹林問題を涼しく解決する究極のSDGsうちわ発売

2023年8月24日(木)11時0分 @Press

竹材や竹製品の卸販売、小売を行う株式会社竹市場(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:岩本 俊幸)は、放置竹林の竹を有効活用して竹の紙で作った「たけのかみ貼り竹うちわ」を2023年8月1日に発売しました。環境に配慮したエシカル消費を好む訪日外国人に人気となっています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/366337/LL_img_366337_1.jpg
JAPAN(じゃぱん)

【竹は有効活用すれば持続可能な資源】
全国的に竹の放置竹林化が進んでいます。放置竹林とは、間伐などの手入れをせず放置され荒れた竹やぶのことです。放置竹林が拡大している原因は、竹の消費量の減少、所有者が高齢になり管理が困難なことなどが挙げられます。

竹の成長力は驚異的であっという間に成長し、管理しなければ浅く根を張りながら横へ広がり増殖します。拡大した放置竹林は里山の森林を侵食し、土砂災害の危険をはらむため間伐する必要があります。間引いた結果、多くの行き先を失った竹が発生します。そこで廃棄されるはずの竹を紙に加工することで森林を保護しつつ、災害のリスクを減らし持続可能な資源として活用する動きが出ています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/366337/LL_img_366337_2.jpg
放置された竹林

【訪日外国人も注目する竹の紙うちわ】
本来竹は硬いので紙に加工するのは難しく、コストもかかるためなかなか流通しませんでした。そんな中、竹専門の商社である当社は、竹の消費に繋がる竹の紙をもっと知ってもらいたい想いから、製紙会社の協力のもと手に取りやすいうちわにして商品化しました。2023年8月1日、日本初、全て竹で作ったうちわ「たけのかみ貼り竹うちわ」の誕生です。たけのかみ貼り竹うちわは、持ち手と土台の骨に竹を使用しているのはもちろんのこと、紙部分も強くてしなやかさが特徴の竹の紙を貼っています。100%国産の竹からできた紙は温かみのある薄い生成り色。持ち手の竹と相まって粋な風情があります。

うちわは、電気を使うことなく仰ぐだけで涼をとることができる日本が誇る究極のエコグッズです。環境に配慮した製品を選ぶエシカル消費が世界中で広まる中、全て竹素材からなるうちわは外国人観光客に好評です。目を引く和柄も日本的なお土産を選ぶ際の決め手となっています。


【竹からプラスチックへ、そして原点の竹へ戻った今】
古来より竹は日本人の暮らしに欠かせない植物として共生してきました。台所用品や玩具、耳かきなど身近な物から、海苔の養殖網の支柱など大掛かりな物にいたるまで多様に使われていました。ところが生活様式の変化とともに竹は使われなくなり、プラスチックに取って変わります。海苔の養殖網の支柱もFRP(繊維強化プラスチック)に切り替わりました。そして近年、脱プラが叫ばれプラスチックの代替素材として再び竹の活用が見直され始め、竹の紙ができました。うちわの骨組みも元々は竹。高度経済成長期から安価で使い捨て感覚のプラスチック製の骨組みが主流でしたが、今では全て竹でできたうちわに関心が寄せられるようになったのです。

代表の声「放置竹林の竹を有効活用したうちわを消費につなげることで、様々な放置竹林問題を解決する一助になればと思います」「竹の紙で作られたうちわをきっかけに、訪日外国人が注目する竹の良さを日本人も見直してもらえれば嬉しいです」


たけのかみ貼り竹うちわ卸用販売ページ
https://www.take-uchiwa.com/products/takenokami.html


【たけのかみ貼り竹うちわ 商品概要】
シリーズ名: 和柄シリーズ
価格 : 1,100円(税別)/本
素材 : 竹、たけのかみ
絵柄 : 全8種
生産地 : 日本
サイズ : 365×230mm
販売場所 : ハンズ名古屋店、名古屋市大須商店街ほか


【会社概要】
会社名 : 株式会社竹市場(たけいちば)
代表 : 代表取締役 岩本 俊幸
本社事業所 : 〒452-0807 愛知県名古屋市西区歌里町227番地
事業内容 : 竹材、竹製品の卸販売、小売
公式ホームページ: https://www.take-ichiba.jp/


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プレスリリース提供元:@Press

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