横浜を元気に!SDGsを体現し、地域を活性化するクラフトエナジードリンク『エナジーハマー』の挑戦

2024年9月25日(水)9時0分 PR TIMES STORY

株式会社エリアプロジェクトは、2016年に横浜市都筑区で設立された地域循環型経営を目指す企業です。創業者の小杉駿介社長は都筑区で生まれ育ち、横浜への強い愛情を持っています。

小杉社長は高校卒業後、大手引越し業者で働き活躍しましたが、仕事の愚痴が多い職場に嫌気が差し、転職先も決めずに退職します。自分だけでなく、周囲の人々も笑顔でイキイキ楽しく人生を過ごして欲しいという想いがここに表れています。

その後、行きつけの焼き鳥屋に再就職したことで店舗経営の面白さに目覚め、エリア(地域)の課題を解決する企業、エリアプロジェクトの創業に至りました。

それから8年が経ち、誕生したのが、SDGsの理念と地域循環型ビジネスを体現する『エナジーハマー』です。

コロナ禍で失われた横浜の活気を取り戻す挑戦。エナジードリンクで地域を元気にするアイデアの誕生

2020年、コロナウイルスによるパンデミックによって、他の日本各地と同じように横浜の街は急速にその活気を失い、まるでモノクロの世界に変わってしまったかのようでした。観光客や買い物客で賑わっていた場所は静まり返り、ビジネスも軒並み縮小。小杉社長の目に映るのはかつての活気が失われた街の姿。

その頃も以前のように、仕事で疲れを感じるとエナジードリンクを飲み、元気を取り戻していた小杉社長でしたが、その脳裏に、ふと、「横浜の特産品を使い、横浜で作ったエナジードリンクで、地域全体を元気にする」——この地域循環型のビジネスアイディアが閃き、同時に浮かんだ『エナジーハマー』というネーミングをすぐさま手元にあった段ボールの切れ端に書き留めました。

横浜の人々に活力を届けるエナジードリンクを開発する。その売上が地域貢献イベントに使われ、さらなる地域活性化を生み出す。イベントに参加した人々はそこでエナジーハマーを知り、実際に飲むことで元気を取り戻す。

そして、そのサイクルが続く中で、エナジーハマーの生産に関わる企業の業績も伸び、企業も地域に新たな貢献をする活力を取り戻していく。

こうして、飲んだ人、イベントに参加した人、そして生産に携わる企業のすべてが元気を得ていくことで、横浜全体が再び活気を取り戻すという理想の循環が生まれる。この双方向の価値提供が、小杉社長の描いたビジョンであり、エナジーハマーの誕生の礎となりました。

エナジードリンク開発における横浜特産品活用の難題。モルト粕再利用の提案、サステナブルな製品作りへ前進

エナジーハマーの構想が浮かんだものの、飲料業界の経験が全くない小杉社長は、地元である横浜市都筑区を本拠地とするプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」のスポンサー同士というご縁で知り合った「横浜ビール」の専務取締役・竹内和人さんに相談しました。

横浜の特産品と言えば、浜梨や浜ぶどうなどが挙げられますが、果物を使うとエナジードリンクではなくジュースのようになってしまう。この点が大きな課題でした。そんなとき、竹内さんから「ビール製造後に残るモルト粕を使ってみては?」という提案がありました。廃棄物として処分されているモルト粕を再利用することで、サステナブルな製品作りができるうえ、地域循環型ビジネスのコンセプトにもピッタリです。

ただ、小ロットで製造を引き受けてくれる工場探しに非常に苦労し、プロジェクトは着想から1〜2年もの間、停滞していました。さらに、工場が見つかった後も再利用に向け粉末にしただけのモルト粕では飲料に加工できないことが判明し、プロジェクトは再度行き詰まり、小杉社長は打開策をそこから1年近く模索していました。

イデアックの技術が突破口、モルト粕の液状化に成功。力強さを追求、新たな要素を探る試行錯誤の始まり

プロジェクトが大きく動き始めたのは、横浜の研究施設「イデアック」が、おそらく世界初の試みとしてモルト粕を液状の「モルトエキスリキッド」に加工することに取り組んでくれ、成功した時です。

ついにエナジーハマーの製造が開始され、初の試作品を手に、小杉社長の胸は高まります。早速飲んでみると...麦の風味で飲み心地がまろやかになってしまい、エナジードリンクらしい「パンチ」が弱まるという新たな課題に直面します。エナジーハマーのコンセプトである「濱風で勢いづける」力強さを表現するには、もう一つの要素が必要でした。

クラウドファンディング直前に訪れた「アカガミコーラ研究所」との出会い。パンチを取り戻したエナジーハマー、ついに完成

すでに工場の生産ラインを押さえ、クラウドファンディングの実施時期も迫っていた最終ジャッジのタイミングで出会ったのが横浜にある「アカガミコーラ研究所」でした。オリジナルクラフトコーラを販売しているスパイスのスペシャリストに、ジンジャーを増量し、カルダモンと青花椒(チンホアジャオ)を香料として追加する提案をもらえたことで、エナジードリンクらしいパンチを取り戻すことができ、ついに、『エナジーハマー』が完成しました。

力強く濱風を受けて勢いづくイメージを表現するため、横浜出身のアーティストにラベルの絵柄を作成してもらう点にもこだわりました。

クラウドファンディングで169%の目標達成、99人の支援者の力でエナジーハマーの試飲や限定うちわでイベントを盛り上げる

エナジーハマーは、初回納品を前にクラウドファンディングを実施。2024年6月20日から募集を開始し、99人の支援者から合計1,691,000円/目標の169%を集めることに成功しました。

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集まった支援金は、初回限定エナジードリンクの製造費と地域貢献イベント開催費に充てる約束だったため、9月14日・15日に開催された「THE PRIDE BEACH GAMES 2024 supported by エナジーハマー」では、早速エナジーハマーがメインスポンサーを務めました。

イベントの参加者にはエナジーハマーのうちわをプレゼント。さらに、エナジーハマーの試飲や試合前後にビーチフラッグ大会やビーチダンス&宝探しといった来場者向けのイベントも実施し、盛り上げ役として大きな貢献を果たしました。

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初回製造分を無事納品。B型支援施設との取り組みで、ラベル貼りや印字作業などの仕事提供へ

エナジーハマーの初回製造分8,000本は、2024年9月11日に無事に納品されました。その後すぐに、B型支援施設に順次納品しています。このB型支援の活動は、エリアプロジェクトが障がい者支援会社と協力し、障がいを持つ方々に新たな仕事を提供する取り組みの一環です。

現在、障がいのある方々が携われる仕事自体が少なく、時給100円程度になってしまうことも少なくありません。小杉社長は、最低賃金を提供できる仕事を創出し、より良い環境を提供したいと考えています。

エナジーハマーのボトルにラベルを貼ったり、グッズに印字を行うといった一見シンプルな作業でも、この活動が障がい者の経済的自立をサポートし、地域とのつながりを深める新たな形を生み出しています。

販売価格上昇が課題に、コスト削減を模索する。次なるステップを構想する小杉社長の挑戦は続く

発売後、最初に直面した課題は、小ロット生産のため瓶での販売となり、製造コストが高騰し、結果として販売価格も上がってしまったことです。

しかし、エナジーハマーの認知度がさらに広がり、大きな支持を得られれば、缶での製造が可能となり、より手頃な価格で提供できる日が来るでしょう。その未来を信じ、小杉社長は今日も次にできることを構想しています。

4年越しの願いが叶った初納品。横浜全体が元気になることを夢みて

エナジーハマーは、まだ販路が確定していないため、これからが本当の勝負です。今後は、横浜のお土産を取り扱うギフトショップや、横浜駅・桜木町駅・みなとみらい駅周辺のコンビニ、そして地域に根差した個人経営の居酒屋などに取り扱いを打診しながら、地域イベントや地元の飲食店、スポーツイベントなどを通じて、エナジーハマーを広め、横浜のシンボル的な存在として認知されることを目指しています。

横浜で生まれ育った小杉社長の思いがエナジーハマーには詰まっており、単に商品を売ることが目的ではなく、横浜全体を元気にすることが最大の目標だと語ります。エナジーハマーを通じて、目の前の人が元気になり笑顔になる——これが一番の喜びであり、今後もこの夢を追い続けることで地域全体を活性化させたいと考えています。

2024年9月11日の初納品は、4年越しの夢が形になった瞬間でした。ラベルのついた商品を手にした時、コロナ禍で描いたビジョンが現実となり、感極まりました。

エナジーハマーが横浜の元気の源になって欲しい、街の至る所でエナジーハマーのイベントや楽しいことが行われて、横浜全体が活性化され、「横浜ってすごく元気になったよね。あれってエナジーハマーがすごいんだよ!」と人々の話題に登るような、そんな未来を思い描いています。


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