約40年の縫製ハサミ開発の歴史を誇る貝印主催 帽子デザインコンテスト「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」下敷領 泰将さんの『INFINITY』が最優秀賞を受賞

2023年11月8日(水)18時16分 PR TIMES

 グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰)は、国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head-piece designer日爪 ノブキ氏、OVERRIDEなどを展開する日本有数の帽子メーカー、株式会社栗原 代表取締役社長の栗原 亮氏を審査員に招き開催した、帽子デザインコンテスト「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」において、下敷領 泰将さんの作品『INFINITY』が最優秀賞を受賞作品として決定しました。さらに今年は、藤井 桃子さんの作品『櫨染色に燃ゆ -2』をクラフトマンシップ賞として決定しましたので、お知らせいたします。


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 本コンテストはグローバル刃物メーカーであり、縫製ハサミの開発・製造においても長年の歴史を誇る貝印が主催し、「すべての人に、最高の帽子を届ける」をミッションに掲げ、新しい帽子文化の創出、帽子デザイナーの育成を目的とした新しい帽子デザインコンテスト※として開催しました。
 2年目を迎える本年のテーマは「COME OUT OF YOUR SHELL」。本当の自己をさらけ出す、心を開く、打ち解けるといった成句から発想を得た自由なデザインを募集しました。 8月10日に開催した「ハットの日」のイベントでは、募集したデザインにおいて特別賞の高橋ひかる賞を含む、優秀賞15作品を発表しました。その後、実際に制作された優秀賞14作品の最終審査を行い、11月8日に開催された「いい刃の日」イベントにて、Hat & Head-piece designer日爪 ノブキさんより最優秀賞受賞作品と、ものづくりの魂を感じた作品に贈るクラフトマンシップ賞受賞作品を発表しました。
 
 最優秀賞に選ばれた帽子『INFINITY』の制作者である下敷領 泰将さんからは作品コンセプトについて、『愛/美/性の女神アフロディーテの世界観をベースに、無限の可能性と、全てを溶け合わせる優しい包容力をテーマにデザインしました。
貝を象徴する本体から、泡に見立てたインフィニティマークと真珠、聖樹であるバラの花が溢れ出ます。』とご紹介いただきました。下敷領 泰将さんにはヨーロッパ研修旅行を贈呈いたします。
 また、特出した技術が光っており、ものづくりの魂を感じた作品に贈る特別賞「クラフトマンシップ賞」に選ばれた『櫨染色に燃ゆ -2 』の制作者である藤井 桃子さんからは作品コンセプトについて、『 「縄ない」特有の曲線美による有機的な動きで、ハートフルな思いと心躍る炎の揺らめきを表現し、実際に制作し創造力も表現できました。オンライン説明会にて、自由に作れば良いとの言葉を胸に、気負わず最大限何ができるか考え制作しました。まだまだ藁の可能性を広げられると確信しています。』とご紹介いただきました。
※帽子にはハットおよびヘッドピース全般を含みます

「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」 最優秀賞 受賞作品


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【作品タイトル】
INFINITY(インフィニティ)

【デザイン・制作者】 
下敷領 泰将(シモシキリョウ ヤスマサ)

【素材】 
障子紙、クラシコトレーシング -FS環境対応紙※FSC(R)森林認証(パルプ製)、フリッター環境対応紙※FSC°森林認証(パルプ製)、日本酒パック(リサイクル利用)、フワットライト(パルプ製)、美濃和紙、典具帖紙、書道用半紙、コットンパール、水引、絹糸、医療用ネット包帯

【審査員 評価コメント】
日爪 ノブキ氏
作品を見れば見るほどにこの作品に奥行きがあることに気づかされました。裏の仕上げも含めて完成度が高く、総合的に見て一番バランスが良かった作品でした。また、実際に被った際「INFINITY」の花が開いたように感じ、高評価に繋がりました。

栗原 亮氏
デザイン画の時点では、立体として作れないだろうなと思っていたのですが、実際の作品は想像を超えており、驚きました。実際に人が被った時も素敵で、きちんと被ることを前提に作品が作られていると感じました。この創造性と帽子として完成度の高さで選ばせていただきました。

鈴木 曜氏
元々期待していた作品だったのですが、想像を超える仕上がりの美しさ、人が被って華やかになり帽子としても機能している素敵な作品でした。また、今回のテーマ「COME OUT OF YOUR SHELL」も体現しており、随所にテクニックとセンスを感じましたし、静かに美しい佇まいが素敵でした。

「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」 クラフトマンシップ賞 受賞作品


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【作品タイトル】
櫨染色に燃ゆ -2(ハジゾメイロニモユ ツー)

【デザイン・制作者】 
藤井 桃子(フジイ モモコ)

【素材】 
藁、水引、麻紐

【審査員 評価コメント】
日爪 ノブキ氏
デザイン画を見たときから、どういう作品が完成するのだろうと興味があった作品で、実物を見たとき光るものを感じました。美しいバランスが保たれており、日本人クリエイターとしていつか触れてみたい伝統技術に敬意も込めて選ばせていただきました。

栗原 亮氏
優秀賞選定時に素晴らしいデザインで評価させていただいており、なおかつ実物がデザイン画を超えていて感銘を受けました。人間の内に秘める情熱と制作者の方の思い入れを感じた作品で、日本人ならではの技術と環境に配慮されているという点も高評価の一つです。

鈴木 曜氏
この作品は他にはない素材の力の強さを感じました。インパクトだけではなく、作りも職人技が随所に行き届いていて、僕としては技術に感動しました。作品から荘厳な雰囲気を感じ、伝統工芸の技術だけで再現されていた点から評価させていただきました。

「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」 優秀賞 受賞作品(敬称略・順不同)


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審査員プロフィール


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日爪 ノブキ
NOBUKI HIZUME

2004年に文化服装学院アパレルデザイン科を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアのデザイナーとしてコレクションを発表する。帰国後、国内外の舞台やミュージシャンの帽子・ヘッドピースを手がけ、同時にアーティスト活動として「NOBUKI HIZUME」を展開。2009年よりフランスに拠点を移し、数々のグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。2019年、フランス国家最優秀職人章に認定。※フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:MOF)は、フランス文化の継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、日本の重要無形文化財(通称、人間国宝)認定制度に相当すると言われている。同年、帽子ブランド「HIZUME」をスタートさせる。FW22、FW23のLOEWEのコレクションにおいては伝統的な帽子作りの技術を生かし洋服作りにも挑戦している。

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栗原 亮
TORU KURIHARA

株式会社栗原 代表取締役社長、兵庫県出身。
青山学院大学卒業後、大手アパレルメーカーのワールドに入社。
その後、家業の栗原に入社し、「裏原宿」と呼ばれる地域にオープンした、カジュアルな帽子専門店「OVERRIDE」を成功させる。以降、直営店による多店舗展開を実現する。2003年、社長に就任。

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鈴木 曜
YO SUZUKI

グローバル刃物メーカーの貝印にてCMOをつとめつつ、スウェーデンのクリエイティブ企業、グレートワークスでのCCOも兼任。
近年は、クリエイティブディレクターとして、国内外で表現制作や企業プロモーション制作を行いながら、夏木マリのパフォーマンス「PLAY×PRAY」の動画演出や、タナカカツキ氏が手掛ける「渋谷SAUNAS」のエグゼクティブアドバイザーもつとめるなど、幅広く活動。
2019年には、ForbesJapan誌「世界を変えるデザイナー39人」に、2021年には日経「マーケターオブザイヤー2021」にも選出。

貝印株式会社


1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com

本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先
貝印株式会社 お客様相談室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL:0120-016-410 (フリーアクセス・ひかりワイド)  
https://www.kai-group.com

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