大熊ダイヤモンドデバイス、内閣府主催のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)とBRIDGE(研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム)に同時採択

2023年11月10日(金)11時17分 PR TIMES

ダイヤモンド半導体の世界初となる社会実装を目指す、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:星川尚久)の提案「究極素材ダイヤモンドが実現する超高速ITインフラ ー世界初のダイヤモンド半導体の社会実装とデファクト化を目指してー」が、内閣府が主催し国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が推進する、SIP第3期課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」の「サブ課題C:マテリアルユニコーン予備軍の創出」並びに、BRIDGE施策「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」に採択されました。

[画像: https://prtimes.jp/i/120349/3/resize/d120349-3-d3e527850fd20ca225d5-1.png ]

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、2022年3月に創業した次世代半導体「ダイヤモンド半導体」の世界初の社会実装を目指すスタートアップです。ダイヤモンド半導体は、現在主流のSi(シリコン)やパワー半導体用途として採用が進んでいるGaN(窒化ガリウム)などを大きく上回る性能を発揮する「究極の半導体」と言われています。ダイヤモンド半導体には、ダイヤモンド鉱山から産出される天然ダイヤモンドではなく、物理的あるいは化学的に合成される人工ダイヤモンドが利用されます。1980年代に日本が世界に先駆けて、CVD法と呼ばれるガスからの人工ダイヤモンド合成に成功し、以降40年以上に渡って、世界中でダイヤモンド半導体の研究開発が行われていますが、まだ社会実装に成功したところはありません。

弊社取締役である金子と梅沢が研究主体となり、福島第一原発廃炉プロジェクトに適応する要素技術として、高温かつ高放射線下に耐えうるダイヤモンド半導体の研究開発に取り組んできました。弊社代表取締役である星川が事業化担当としても参画し、10年超に及ぶ研究の結果、世界で初めてダイヤモンド半導体による実用レベルの増幅器の開発に成功し、大熊ダイヤモンドデバイスを創業しました。

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が公募していた、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」の「サブ課題C:マテリアルユニコーン予備軍の創出」は、20〜30年後の社会課題から想定されるマテリアル産業が目指すべき市場において、ボトルネックとなる課題に取り組むスタートアップについて、3年間で最大9億円の支援を行うプログラムです。2023年度のサブ課題Cの公募に、大学や国立研究開発法人、民間企業から合計13件の応募がありましたが、外部有識者で構成される委員会にて審査を行い、弊社を含む3件が採択されました。今回、民間企業で採択されたのは、弊社のみとなります。

同時に採択された、研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム (BRIDGE) の「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」では、SIP サブ課題Cと一体化して研究開発を行い、データ駆動型の研究開発資産を活用し、創業間もないスタートアップまたは創業が確定したスタートアップ予備軍に対し、事業化のための研究開発加速を支援されるものです 。

弊社は、まだ誰も実現できていないダイヤモンド半導体の商用化に最も近い位置にいるチームであり、本プログラムに採択されたことを基に、ダイヤモンド半導体の社会実装に向けて、さらに人材開発および研究開発を加速していきます。

採択決定通知


NIMS:サブ課題C「マテリアルユニコーン予備軍の創出」の2023年度採択課題を決定
https://www.nims.go.jp/research/sip/koubo_c1_2023_saitaku.html
NIMS:BRIDGE施策「マテリアルスタートアップインキュベーション促進事業」の2023年度採択課題を決定
https://www.nims.go.jp/research/sip/koubo_bridge_2023_saitaku.html

本件に関する問い合わせ


大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
お問い合わせ:https://ookuma-dd.com/contact/
Website:https://ookuma-dd.com/

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