~2023年上半期の製薬・医療業界転職状況について~

2023年11月14日(火)16時16分 PR TIMES

〜2023年上半期の製薬・医療業界転職状況について〜


 製薬・医療業界に特化した人材サービス「製薬オンライン」を運営するオンウェーブ株式会社(本社:東京都千代田区岩本町3-9-2PMO岩本町7階)は製薬・医療業界の転職市場について調査を実施しましたのでご報告いたします。


【製薬業界での経験者人材と募集業種の概況】
調査方法:2022年4月〜2022年9月、2022年10月〜2023年3月、2023年4月〜2023年9月のそれぞれの期間で弊社サービスに登録のあった方の年齢や経験職種、募集のあった求人業種などの推移を確認した。


《弊社サービスの特徴》
 弊社サービスは毎月100名以上の新規エントリーがあり、累計1万名を超える候補者データを保有しております。企業へのご紹介については、月間200件を超える求人に対し候補者をご紹介させていただいいております。
 実績としては外資内資問わず、大手製薬メーカーから中堅製薬メーカーやCRO・SMO・CSOからバイオベンチャーに至るまでご紹介、ご入社の実績がございます。

《転職希望者状況》
●直近経験業種
2022年4月〜2022年9月
[画像1: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-5262983ead79eb58206e-0.png ]

2022年10月〜2023年3月
[画像2: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-f2cc79192fb778d8e906-1.png ]

2023年4月〜2023年9月
[画像3: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-f304c68fcf84fc67514f-2.png ]

●直近経験職種
2022年4月〜2022年9月
[画像4: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-31877d15534014f6e926-3.png ]

2022年10月〜2023年3月
[画像5: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-0c8350b5b30771696769-4.png ]

2023年4月〜2023年9月
[画像6: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-ba5d94a5e7d8f78a9e67-5.png ]

 経験業種、経験職種共に、各項目の登録者割合の増減は見られますが、大枠でとらえると、昨年から登録者の傾向は大きくは変化していないことが読み取れます。
 経験職種については研究系と営業系が2大経験職種になっておりますが、研究については薬効薬理、探索研究、安全性研、細胞培養研究などの非臨床研究といわれる分野を内包しております。
 一方で営業職については大半が人体薬のMRをご経験されている方となりまして、経験職種を細かく分けた場合にはMR職の方の登録が多い状況です。

●登録者年齢層と登録者の現年収
[画像7: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-2ba1e3edd6744ddf1673-6.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-85348e109591cc697919-7.png ]

 弊社サービスに登録いただいている方の年齢割合、登録時の年収分布はいずれの期間もほぼ変わらず、上記グラフの様な割合となっております。弊社の場合30代を中心に20代〜40代が登録者のボリュームゾーンとなっております。
 登録者の平均年収については半年間ごとに比較すると、649万円(2022年4月〜2022年9月)、661万円(2022年10月〜2023年3月)678万円(2023年4月〜2023年9月)と右肩上がりの状況が伺えます。

《求人状況》
・募集企業業種
2022年4月〜2022年9月
[画像9: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-45b6f86dc5f17f7b3895-8.png ]

2022年10月〜2023年3月
[画像10: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-4a2f98e9e1fdec414c99-9.png ]

2023年4月〜2023年9月
[画像11: https://prtimes.jp/i/26511/6/resize/d26511-6-9684abf9b9b37941cce1-10.png ]

 調査時期に募集のあった案件がどの企業の求人かを確認し、業種ごとに比較検討した。
その結果、直近半年間のデータでは製薬メーカーの求人数が減少し、代わりにバイオベンチャーの求人が多くなっていることがわかります。昨今製薬メーカーでのMR職の早期退職プログラムの施行や、ポジションクローズが取り沙汰されているが、CSOの求人割合は大きく変化していこともあり、ここからも製薬メーカーが自社でMRをあまり保有しなくなっていることが伺えます。


《キャリアチェンジの実例とポイント》
 弊社サービスにご登録者をされた方の中にはキャリアチェンジを希望される方もおられます。中途採用の場合どうしても即戦力や経験者を優先して採用される傾向にございますが、キャリアチェンジに成功される方もおりますので、実例とポイントを挙げさせていただきます。
●実例1 
獣医師からMSL職への転職
 これまで動物病院で臨床の獣医師を経験されてきた登録者の方で、理系の知識を活かして人体薬のMSLを希望される方がおりました。この方の場合、未経験からメーカー直雇用でのMSL職についてはなかなか難しい旨をお伝えし、まずはコントラクトMSLとしての勤務をご提案させていただきました。
 ご本人にも納得いただき、書類選考や面接を通過され希望の人体薬のMSL職で内定を獲得されました。
◆ここでのポイント
 キャリアチェンジの場合どうしても未経験からのチャレンジになるので、未経験を受け入れていただける企業を探して受けることポイントになります。将来的にかなえたいキャリアに近づくには今何が選択肢として有力なのかを知ることが重要になります。


●実例2
病院看護師から企業の産業保健師への転職
 看護師資格と保健師資格を持ち、これまで病院の精神科病棟で勤務されている若手の看護師の方が企業の保健師になりたいとご登録をいただきました。
 この方の場合ご家庭の都合で勤務地もかなり限定されている状況でしたが、希望を満たす求人をキャリアアドバイザーからご提案し、ご応募いただく流れとなりました。
 ただその求人には企業の保健師経験がある別の方も応募されている状況で、経験者と未経験者という観点から比較されることもありましたが、弊社キャリアアドバイザーとの面接練習や、面接官に納得感を持っていただけるような志望動機の伝え方をレクチャーすることで無事内定となり、ご入社されました。
◆ここでのポイント
 経験者も応募している求人に未経験が応募したパターンですが、キャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めることでうまくいきました。面接練習をすることで、自分の話そうとしている内容が受け手にとってどうか?ということを客観的に見られることで、本番の面接ではご自身の思いを過不足なく面接官に伝えることができました。

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