パレスチナ・ガザ地区とイスラエルの衝突により、100万人以上の子どもに命の危機

2023年11月15日(水)10時0分 Digital PR Platform


−子どもの犠牲者数は既に4,000人以上 すべての子どもたちへの支援を最優先に−

 私たちセーブ・ザ・チルドレンは1953年からパレスチナ・ヨルダン川西岸地区とガザ地区において、地域に根差した活動を行ってきています。

 しかし現地時間2023年10月7日に発生したガザ地区、イスラエル間での武力衝突により、既に脆弱な状態にあったガザ地区の子どもたちはかつてない人道危機に晒され、一刻を争う状況に置かれています。

 当団体では現在、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)や現地パートナー団体と連携して、飲料水や食料品の提供を実施しています。


[画像1]https://user.pr-automation.jp/table_img/2035/79324/79324_web_1.png

 現在も100万人を超える子どもたちが、安全な場所も逃げ道もなく、紛争地帯の真ん中に閉じ込められている状態です。


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/400_299_20231114164642655325e2c4922.png



[画像3]https://user.pr-automation.jp/table_img/2035/79324/79324_web_2.png

 現在ガザ地区では、水や食料、燃料、医療用品を入手するのが極めて難しい状況です。セーブ・ザ・チルドレンは、継続して支援物資を届けるため、尽力しています。支援物資には、衛生用品、生活必需品などをまとめた日用品セットや、レクリエーション用品、乳幼児ケアのためのキット、飲料水、個人防護具(PPE)、医療消耗品などが含まれています。



[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/190_150_20231114164642655325e2b504f.png
 [画像5]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/199_150_20231114164642655325e2ad377.png
 [画像6]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/223_150_20231114164642655325e2abbd9.png


<支援の障壁>
 国連によると(※1) 、ガザ地区に暮らす200万人以上のニーズに対応するためには、支援物資を運ぶトラックが1日あたり最低でも100台必要です。しかし、私たちの支援物資を載せたトラックを含む入域許可を得られたトラックは非常に限定的で、膨大なニーズを満たすことはできません。さらに、支援物資を届けるまでに、ガザ地区とエジプトの国境にあるラファ検問所の安定的な開放と、域内から荷物を受け取りに来るトラックの燃料の確保、安全なルートの確保など数々の障壁があります。

 ペットボトルの水4万5,000本を積んだセーブ・ザ・チルドレンのトラックは、医療品やマットレスなどの物資を積んだもう1台とともに、ガザ地区へ支援を届けるため10月16日から待機していましたが、最初の支援トラックがラファ検問所の通過を許可され、なおかつ安全なルートを確保して物資を運搬できたのは、 10月29日のことでした。11月10日現在までには計3台の支援トラックが通行を許可され、支援物資を届けています。


[画像7]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/700_222_20231114164642655325e2d01d1.JPG




[画像8]https://user.pr-automation.jp/table_img/2035/79324/79324_web_3.png

■3人の子どもの父であるアミール
激しい爆撃の後、 7歳の娘のナナは絵を描きました。家と庭、太陽、澄んだ空の絵です。ナナは「生きていられたら、おば とおじいちゃんの家に行きたい」と言います。彼女は、おばとおじいちゃんの家ががれきになってしまったことを知りません。
私たちは過去と現在のことを考えて、何度も泣きました。未来に私たちの居場所があるかどうか、分かりません。


[画像9]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/350_210_20231114164642655325e2a67a9.png
 パレスチナ・ガザ地区のナナさんが描いた絵



■ガザ地区外に9歳の娘がいるアマル
私は毎日娘の夢をみます。また抱きしめられることを願っています。
もう二度と、娘に会うことも、10歳の誕生日を祝うこともないかもしれません。

■幼い息子がいるマリアム
爆撃の音が大きくなり、子どもたちは怖がっています。ひどすぎる。
どんな言葉を使っても、自分の気持ちをうまく伝えられません。


[画像10]https://user.pr-automation.jp/simg/2035/79324/150_232_20231114164642655325e2bb9e2.png
空爆によって破壊された建物を見つめるオマールさん(2歳)






[画像11]https://user.pr-automation.jp/table_img/2035/79324/79324_web_4.png

 ガザ地区内では、安全の確保を最優先としつつ、緊急支援物資の配布や、子どもの保護と精神保健・心理社会的支援(こころのケア)などの準備を進めています。具体的にはガザをはじめ、今回の衝突の影響を受けているエジプト、レバノン、シリアなど近隣諸国でも、以下のような活動を予定しています。
​​​​​​
[画像12]https://user.pr-automation.jp/table_img/2035/79324/79324_web_5.png

セーブ・ザ・チルドレン・パレスチナ事務所代表 ジェイソン・リーのコメント
「直ちに停戦に合意しなければなりません。今すぐにです。私たちはすべての当事者に対し、子どもたちの命を守るために即時に行動を起こすこと、そして国際社会に対しては、その努力を支援することを求めます。子どもたちを危害から守り、必要な支援を届けるために、できることはすべて行わなければなりません。専門的な救命措置が必要な子どもたちは、ガザを出て治療を受けられるようにしなければならない。子どもたちの命を守る唯一の方法は、この暴力を止めることです。」

 すべての子どもたちには、命の危険や暴力のない世界で暮らし、学校に通い、友だちと遊び、家族やコミュニティの中で安心して暮らす権利があります。セーブ・ザ・チルドレンが、パレスチナ・ガザ地区の子どもたちへ迅速かつ着実な支援を届けます。私たちだけの力では限りがありますが、皆さまお一人おひとりのあたたかい想いとともになら、より多くの子どもたちに希望を届けられると確信しています。どうか、私たちとともに、パレスチナ・ガザ地区の子どもたちを支えてください。

※1:https://news.un.org/en/story/2023/10/1142532

Digital PR Platform

「ガザ地区」をもっと詳しく

タグ

「ガザ地区」のニュース

「ガザ地区」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ