「個の可能性をunlock(解放)し、個が輝く時代へ」。5つのバリューで、経営戦略に紐付く戦略人事 の改革に挑むスタートアップの創業2期目の志(こころざし)

2023年11月16日(木)10時40分 PR TIMES STORY

株式会社EpoChは、2023年3月創業。『「働く人と組織のイキイキ」を実現する 』というパーパス(社会における存在意義)のもと、人的資本経営の中でも各企業が課題のひとつに挙げる "経営戦略に紐付く戦略人事"の推進に向けた改革に挑んでいます。

 今回は、株式会社EpoChの創業者であり代表取締役の遠藤亮介に、創業期で辿った奮闘の道のりや、2期目に控える「グローバル事業展開」と 3期目以降に推進予定の「地方創生」にかける志とその狙いについて話を聞きました。

株式会社EpoCh 代表取締役 遠藤亮介

5つのバリューを心に留めて「個」と「組織」に向き合い、パーパスとミッションを体現

 私は、約9年間の営業職を経て、グローバル企業で約17年間のHR(人事)キャリアを積みました。その長年のHRキャリアの中でも、約7年間は 外資系企業の日本法人HR責任者として、その後、約4年間は 東証プライム市場上場日系企業の 欧米とアジア全域を中心とする12か国全体の責任を持つ Global CHRO(最高人事責任者)として、「経営戦略に紐付く戦略人事」をけん引してきました。

 そのキャリア形成の過程で、個々の "違い" をそれぞれの "個性・持ち味・強み" として生かすことの重要性を実感した私は、自身の使命を果たすために一歩踏み出し、起業に挑戦する決断をしました。その私自身が抱く使命とは、「個」と「組織」の成長への挑戦に伴走し、それぞれが持つ可能性をunlock(解放)させて、その最大化に貢献するというものです。2023年3月に起業。株式会社EpoChを設立しました。

 社名の由来は、パーパスEmpower People & Organization – 「働く人と組織のイキイキ」を実現する 』、ミッションCreate value through HR - HRの介在で新たな価値を創造する 』、それぞれの英語の大文字頭文字である「E, P, O, C, H」を象徴的に結びつけたものです。そのうえで、パーパス冒頭の「E」とミッション冒頭の「C」を大文字にした「EpoCh」という社名にすることで、パーパスとミッションがより生命力を持つという願いを込めたのです。

 私たちの事業は、「組織・人事・個」の3つのパートナーシップを軸にしています。

 1つ目は「組織のパートナー」として、経営戦略に連動した最適な組織戦略の立案と導入におけるお悩みを、経営者や組織リーダーに伴走しながら「対話型の組織開発アドバイザリー」支援で解決するものです。起業後の支援実例としては、大手日系企業のエンゲージメント向上施策の立案と実行・推進、大手外資系企業の将来のリーダーシップ候補となる後継者人財特定と育成に関するサクセッションプランの推進、日系上場企業の評価制度改定の全体の指揮と実務の両軸での推進、スタートアップ企業の組織のパーパスと個人のWillの紐付け支援 などです。

 2つ目は「人事のパートナー」として、"現場実務"と"リーダーシップ"の双方の実体験が伴う「経営戦略に紐付く戦略人事」の提供です。「CHRO実務代行」などを通して、HR組織力強化のためにニーズに応じて臨機応変に支援するものです。支援実例としては、週1~2回のペースで大手日系企業や、スタートアップ企業で実際にCHROとして実働したり、HRBP(人事ビジネスパートナー)機能の立ち上げを支援したり、CHROをめざしている方への1on1でのメンタリングをしたりしています。

 3つ目は「個のパートナー」として、経営者や組織リーダー、もしくはそれらをめざしている将来の幹部候補の方々を対象としたものです。より一層人間性豊かで優れたリーダーとして、周囲に肯定的な影響を及ぼすよう、ICF(国際コーチング連盟)認定の知見と事業会社での長年の豊富な組織リーダー経験を生かして、個々のニーズに合わせた「伴走型でのコーチング」を提供するものです。支援実例としては、外資系企業の将来の幹部候補の方へのリーダーシップコーチング、スタートアップ企業の若手経営者へのビジネスコーチング などです。

 いずれのパートナーシップにおいても、株式会社EpoChの 5つのバリュー(大切にする価値観)である、Empathy(共感)、Passion(情熱)、Originality(独自性)、Curiosity(好奇心)、Honesty(誠実に)を大切にして「個」と「組織」に向き合っています。これらの頭文字を重ねることで "EPOCH" となります。つまり、5つのバリューを心に留めて体現することで、株式会社EpoChのパーパスとミッションの体現にもつながっていくのです。

株式会社EpoChのパーパス・ミッション・バリュー

創業期に直面した苦悩。そこからの「選択と集中」を通した「深くて強いネットワーク」。

 創業期の特に初めの3か月は、新たな挑戦に対するワクワク感や充実感と共に、様々な苦悩も伴いました。もともと "コンフォートゾーンから脱却する" 志向性と行動特性が高いことも作用してなのか、幸いにも不安や焦りというものはありませんでした。ただ、この時期は、ゼロから1を創ることの複雑さと困難さに苦しむことが日々伴いました。

 外資系企業と日系上場企業でHR責任者としての重責を約10年間積んできた際は、「今あるものに対しての改善や改革」で今までと異なることを切り拓いていくことが大きな介在価値でした。そのため、ゼロから1を創ることは未知の領域だったのです。

 ゼロから一人で起業をする準備プロセスはもちろんのこと、起業後には、昨日まで存在しなかった世の中に全く認知されていない新しい会社でお客様の信頼をゼロベースで築いていくこと... それらの「ゼロから1を創る」は、想像以上に容易いことではありませんでした。創業期の日々の、一つひとつの困難や苦労の具体的なことを挙げればきりがありませんが、ゼロから新たなものを創り出すことにおいては、"その人ならではのストーリーに対する共感" が大切だと信じ、情熱を持って忍耐強く取り組みました。まさにこの時期ならではの "生みの苦しみ" として、貴重で意義深い経験になりました。

 私は、何かを推進する際に「選択と集中」を大胆に取ることがあります。株式会社EpoChの創業期に関しては、経営としては "赤字" を覚悟したうえで「ネットワーキング」と「ブランディング」の2点に注力することを徹底しました。

 まずは「ネットワーキング」です。グローバルビジネスで、英語版のみで10年以上、積極的な活用を続けてきた "LinkedIn" に関して、起業のタイミングの今年3月に、日本語版ページを初めて作ることで、日本語ユーザーの方々と新たなネットワークを築いていくことを心掛けました。その結果、双方向に親和性のある新しく出会えた方々と、個別にじっくりお話をする、お食事の機会を数多く持つことができました。

 私は大勢の方々が集まるイベントなどで深く話し合うことは得意としない特性を自己認知しているため、「ネットワーキングにおける選択と集中」として、個でじっくり対話ができる場のみに絞る行動に徹しました。自分らしく「名も無き株式会社EpoChという存在」を、知っていただきたい層の方々に、地道に深く知っていただける機会につながったのです。

 そして「ブランディング」です。私が最も意識したことは、"私という個人が全面に出過ぎないこと” です。つまり「ブランディングにおける選択と集中」は、"株式会社EpoChが何者なのか?" を発信するものに徹したことです。

 例えば、SNSにおいては、"株式会社EpoChが何者なのか?" を軸に「自身の言葉でストーリーとして」しっかりと伝えることができる "LinkedIn" と "note" の2つに絞りました。それ以外の発信型SNSは、公私共々に一切しない・見ないの徹底ぶりです。故に、様々な方に「機会ロスだ!」と指摘を受けることもあります。ただ、煩雑になったり、自分らしさと信念が薄くなったりしないよう、"何かをやるということは何かを捨てること" という信条のもと、選択したものだけに集中し、たとえ簡単に成果が見えなくても、徹底して地道に継続させることは自身の軸として大事にしています。

 こうして、この創業期での「選択と集中」を通して、私の大きな支えになったことのひとつが「深くて強いネットワーク」だと気づかされることになるのです。

信念を持って熱く語る 遠藤

創業期に注力したパートナーシップ。その道のりと成果。

 創業期に、地道に「選択と集中」をした「ネットワーキング」と「ブランディング」が徐々に実を結び始めたのは、起業後4か月が経過した頃からです。

 まずはその後、転職してマーケティングの責任者をしている方、その後、自身の会社を設立して経営者をされている方を筆頭に、過去勤務してきた企業でお仕事でご一緒した当時の社員の方々から直接のご連絡を複数いただくようになりました。「noteの記事を読んで、起業への熱い想いに惹かれたので」「LinkedInで経営者としての積極的な発信を見て刺激を受けたので」など仰っていただき、お食事で懐かしい話を含めて個々と語り合いました。経営課題や組織課題をそれぞれに直接伺っていると、自然に、経営と事業に紐付けた組織・人事戦略視点で「想定される課題とポテンシャルリスク」と「その方が見えていない可能性のある好機」について複数のオプションを語り出している自分がいます。それが "双方向の対話" が醸成されていくきっかけとなり、直接のお仕事の依頼につながります。今ではそれぞれに対して「組織のパートナー」として伴走支援をしているのです。当時の社員の方々と、時を経てそれぞれの立場が変わり、こうした形で再会し、さらには "共創" していることは本当に素敵で喜ばしいことです。

 さらには、起業後のLinkedInでの私の投稿をご覧になって、外資系企業でHR責任者をしていた当時の外部ビジネスパートナーの企業から、起業祝いでお食事に誘っていただきました。その数は8社に及びました。当時の私のHR責任者としての仕事ぶりや、人間性をよく把握いただいている背景と、株式会社EpoChのパーパスと取り組みへのご賛同から、グローバル企業3社とのアライアンスパートナーシップを締結することにつながりました

 その中でも、世界的なエグゼクティブサーチファームのひとつである Boyd & Moore Executive Search (以下、Boyd & Moore)との話し合いは双方向に熱が高まりました。

 Boyd & Moore との出会いは、今から12年前に遡ります。当時、米系ラグジュアリーブランド企業でHRBP(人事ビジネスパートナー)の責任者をしていた際、突然のヘッドハントコールをいただき、ある外資系ホテルでの会食に招いてくれた企業が Boyd & Moore でした。そこから定期的に会食にお誘いいただく関係性に発展し、私のHRキャリアのハイライトとも言える「英系FMCG(日用消費財)企業と、英系コンスーマーテクノロジー企業での日本法人HR責任者の重責を担うきっかけ」を導いてくださったのです。そこには、私自身の "キャリア観" や "人となり" のみならず、"人生観" にまで踏み込んだ向き合い方がありました。さらには、外資系企業HR責任者の重責を担っていた際も引き続きの公私共々のお付き合いを重ねることで、当時私が着手した組織開発・戦略人事などの施策についても色々な問いをして、理解を深めてくださいました。

 ただ、そのような外資系企業HR責任者当時の、私に対する理解や共感があるとは言え、アライアンスパートナーシップ締結がスムーズにいくとは限りません。何故なら、今の私は、"彼らが知る当時の一企業の中のHR責任者という枠" をunlock(解放)させたゾーンにいるからです。"起業家精神を持ちながらも本業は経営者" であり、"お客様に誠実さと情熱を持って伴走するパートナー" というパラレルの顔を持っているのです。そのため、一見良さそうな提案であったとしても、決して簡単に Win-Winの話し合いにまとまるものではありません。

 お互いが妥協しないよう、そして何より、お客様と世の中に意義をもたらせるように細心の視点と注意を払い、オンラインでの議論の攻防は約3週間の間で10回以上は実施したと記憶しています。それだけ、私の起業への想いと志である、株式会社EpoChのパーパス『「働く人と組織のイキイキ」を実現する 』は、決して妥協できるものではないのです。そのコンフリクト(衝突・対立)が初期段階から健全に発生させられたが故に、双方向に "納得感" と "オーナーシップ” が醸成され、強固なパートナーとして前進できるのだと、強く実感できるエピソードです。これこそが「個」と「組織」の変革に必要な、弊社がパーパスに掲げる "Empower(エンパワー)” の重要性なのです。

 Boyd & Moore は、アジア太平洋地域全域におけるエグゼクティブ領域でのプロフェッショナルな人材紹介に特化しています。Boyd & Moore が専門とする「人財サーチと採用支援」から始まり、株式会社EpoCh が専門とする「採用以降の従業員活躍と組織活性化」に至るまで、幅広く、かつ専門的に Employee Experience(従業員体験)全体の価値向上の支援をすることが実現されることに、このアライアンスパートナーシップ機会の大きな意味と意義を感じました

このことも契機となり、2期目以降にめざすことがよりクリアになっていきました。

創業期から2期目にシフトしていく決意を語る 遠藤

これから迎える「2期目以降に目指すこと」

 「ネットワーキング」と「ブランディング」の2点を軸にした創業期を終え、遂に弊社は2期目に突入しました。事業の軸として重要視する「ネットワーキング」と「ブランディング」活動は継続しつつも、その頻度は軽減させ、2期目の戦略軸は「経営の地盤固め」と「事業のエクスパンション」の2点にシフトさせます。

まず「経営の地盤固め」を戦略軸にすることで、新しい仲間を迎え入れ弊社を組織化することに導き、その結果、お客様への提供価値の拡大につなげたいと考えています。「事業のエクスパンション」を戦略軸にすることは、まさに、お客様への提供価値の拡大を目的にするからです。

 2期目の目標としては、現在最注力している日本のお客様への、3つのパートナー事業を現在の+30%に広げることと共に、創業期に締結できた3社とのグローバルアライアンスパートナーシップを起爆剤に「グローバル事業」にも新たに着手することです。結果として、2期目を締める時には、全体のうち、日本のお客様への3つのパートナーシップ事業を8割、グローバル事業を2割にしている状態を築く想定です。幸いにも、お客様とのパートナーシップ業務に費やすための私自身のリソースにはまだまだ十分なゆとりがあるため、2期目の「事業のエクスパンション」戦略は、チャレンジングですが達成可能なものです。

 グローバル事業に新たに着手することの背景と意義は3点あります。

1点目は、私自身の経験値から "Will(やりたいこと)" と "Can(できること)" の双方が伴う優位性のある領域だからです。2点目は、サステイナブルに会社経営をしていくうえでは、労働人口などがシュリンクしていく日本だけを視野に入れた事業展開では、いずれエクスパンションの限界が来ると思うからです。3点目は、パーパスとする「働く人と組織のイキイキ」を、私の大好きな日本に少しでも多く還元していきたいからです。

この3点目はどういうことか、補足します。

 私は外資系企業で7年間HRの責任者をした後に、日系上場企業でCHROを経験するという幸運にも稀な機会を得ることができました。また現在幾つかの大手日系企業で、組織開発と戦略人事の伴走支援をしています。それらの経験からの感覚値として、日系企業の組織・人事戦略は、グローバル比較で10〜15年はビハインドな状況です。

 当面の間は、今までに得てきたグローバル視点の実体験と知見で、日本のお客様に違いをもたらす価値提供を十分にしていける自信はあります。しかし、このままだといずれグローバル視点でビハインドになるリスクが私自身にも訪れるはずです。今後も私自身、ひいては株式会社EpoChがグローバル視点でも "旬” であり続けるためには、少なくとも自身のリソースの2割はグローバル事業の最前線に、継続して触れさせておくことが必須だと考えています。この状態を2期目の段階から築いておくことで、中長期的にも、大好きな日本で「働く人と組織のイキイキ」に最前線で貢献し続けるモメンタムにつながっていくと私は信じています。

 さらに先を見越すと、3期目以降に新規事業で「地方創生」をめざします。私には、経営者の使命として、故郷香川の「働く人と組織のイキイキ」にダイレクトにつながる事業と貢献活動をしていきたいという強い志があるからです。

故郷香川には頻繁に出向く機会を持つ 遠藤

 2023年3月に起業し、創業期を振り返ると、多くの方々に支えられながら "人とのつながり” を重視した取り組みを重ねてきました。2期目では、今取り組む日本のお客様への3つのパートナーシップ事業で、誠実に情熱持って貢献すると共に、経営地盤を固め、経営者としてもしっかり歩くことができるようにしていきます。同時に "起業家精神” を常に持ち続け、グローバル事業に取り組むことで、さらに日本のお客様に貢献価値を最大化できる力をつけ続けていきます。

 

 "日本”、そして "グローバル” をつなぎ、『「働く人と組織のイキイキ」を実現する 』というパーパスを追求するその先につなぐ "イキイキ” は "故郷香川” を描いています。 

 

 お客様の期待を常に上回るサービスを提供し続け、パーパスに共感する仲間を迎え入れて会社を成長させ、事業で一定の成果を継続的に積んでいった先には、故郷に "自分らしく" お返しをしたい- 私が "起業家精神” を持ち続ける理由のひとつは、地方創生「故郷香川に恩返しすること」への挑戦でもあります。起業前からの変わらぬ "志”なのです。そのためにも、株式会社EpoChを選んでいただいているお客様、これから選んでいただく「働く人と組織」の皆さまに、誠実に、情熱を持って向き合っていきたいと強く思います。

【会社概要】

株式会社EpoCh

代表者名:遠藤亮介

URL:https://epo-ch.jp/

会社ブログ: https://note.com/epo_ch

【Boyd & Moore オフィシャルウェブサイト】

株式会社EpoChとのアライアンスパートナー紹介ページ

https://www.bmes.com/epoch/


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