シーメンスとインテル、先進的な半導体製造で協業

2023年12月11日(月)15時16分 PR TIMES

・シーメンスとインテル、バリューチェーンのスコープ1〜3における半導体製造の生産効率と持続可能性の向上に向けて協業
・半導体は世界経済のみならず、サステナブルなソリューションを可能にすることで、各国の二酸化炭素排出量削減にとっても極めて重要
・インテルとシーメンス、それぞれが持つ最先端IoTソリューションの製品ラインナップを、シーメンスのオートメーションを活用し、半導体製造の効率性と持続可能性を高め拡充を図る

リーディングテクノロジーカンパニーであるシーメンスAGと、世界最大級の半導体企業であるインテルコーポレーションは、このたび覚書(MoU)を締結し、マイクロエレクトロニクス製造のデジタル化と持続可能性の推進に向けて互いに協力することといたしました。両社は今後、将来の製造に向けた取り組みの推進、工場運営とサイバーセキュリティの進化、および強靭なグローバル産業エコシステムのサポートに注力します。

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シーメンスAGのセドリック・ナイケ取締役兼デジタルインダストリーズCEOは、「半導体は現代経済の生命線です。半導体チップなしで動くものはほとんどありません。そのため、インテルと協力し、半導体生産を迅速に発展させることができることを誇りに思います。シーメンスは、IoTに対応したハードウェアやソフトウェア、および電気機器の最先端製品ラインのすべてをこの協業に投入します。両社の協業は、グローバルな持続可能性目標の達成に貢献するものです」と述べています。
本MoUは、さまざまな活動内容の可能性を探るにあたり、その主要な協業分野を特定するものです。この分野の中には、エネルギーマネジメントの最適化や、バリューチェーン全体における二酸化炭素排出量への対処などがあります。例えば、この協業で、複雑で膨大な初期投資が必要とされるような製造施設において「デジタル・ツイン」を活用してソリューションを標準化する可能性を探ります。このような施設では、1パーセント効率を上げるだけでも大きな意義があります。

また、バリューチェーン全体にわたる天然資源や環境に対するフットプリント(製品や企業活動が環境に与えている負荷を評価するための指標)の高度なモデリングを通じて、エネルギー使用最小化の可能性を検討します。インテルは、製品関連の排出量に関するより詳細な情報を得るため、シーメンスと共同で、製品およびサプライチェーン関連のモデリングソリューションを探求します。これは、データに基づく新たな発見を推進し、業界全体として環境負荷の削減を加速するものです。
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また、バリューチェーン全体にわたる天然資源や環境に対するフットプリント(製品や企業活動が環境に与えている負荷を評価するための指標)の高度なモデリングを通じて、エネルギー使用最小化の可能性を検討します。インテルは、製品関連の排出量に関するより詳細な情報を得るため、シーメンスと共同で、製品およびサプライチェーン関連のモデリングソリューションを探求します。これは、データに基づく新たな発見を推進し、業界全体として環境負荷の削減を加速するものです。

インテルのケイヴァン・エスファルジャニ主席副社長兼最高グローバル・オペレーション・オフィサーは、「チップ需要の増加に対応するため、よりグローバルにバランスの取れた、サステナブルで強靭な半導体サプライチェーンが全世界で必要とされています。シーメンスとの協業を拡大することで、インテルの高度な製造能力を基盤として、シーメンスのオートメーション・ソリューションの製品ラインを活用できます。これにより、半導体のインフラストラクチャ、施設、および工場運営の効率性と持続可能性を高める新たな分野を開拓できることになり、大きな期待を寄せています。このMOUは、地域および世界の産業バリューチェーンに利益をもたらすことでしょう」と述べています。

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設計、製造、運用、効率性、リサイクルなど、半導体のライフサイクル全体にわたって持続可能な行動を実践することは、強力で持続可能な半導体チップに対する高まる需要を満たすうえで不可欠です。テクノロジーは、テクノロジー産業、ひいては世界経済全体にわたって、コンピューティングに関連する気候への影響を削減する解決策を加速させる力を持っています。オートメーションとデジタル化は、業界が温室効果ガス排出のネットゼロを目指す中、その課題に対処するカギを握るものです。シーメンスとインテルは、両社の強みと専門知識を組み合わせることで、前向きな変化の推進をリードする態勢を整えています。


【参考資料】
本資料はシーメンスAG(ドイツ・ミュンヘン)およびインテル コーポレーション(アメリカ合衆国 サンタ・クララ)が2023年12月4日(現地時間)に発表した共同プレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。https://sie.ag/4Py8zW

【シーメンスAGについて】
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。資源効率の高い工場、弾力的な供給網、スマートなビルや送電網から、清潔で快適な交通、先進医療に至るまで、目的をもったテクノロジーを開発することで、お客様のために実質的な付加価値を提供します。シーメンスは、デジタルと現実世界を結びつけることで、顧客企業が産業や市場を変革するための力になり、数十億もの人々の日常を変えていく上での支えとなります。またシーメンスは、世界的な大手医療技術プロバイダーとしてヘルスケアの未来を創造する上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。2023年9月30日に終了した2023年度において、シーメンスグループの売上高は778億ユーロ、純利益は85億ユーロでした。2023年9月30日時点の全世界の社員数は約32万人です。詳しい情報は、http://www.siemens.com/にてご覧いただけます。

【インテルについて】
インテルは業界のリーダーとして、世界中の進歩を促すとともに生活を豊かにする、世界を変えるテクノロジーを創出しています。ムーアの法則に着想を得て、顧客企業が抱える大きな課題を解決する半導体製品を設計・製造し、その進化に向けて日々取り組んでいます。クラウド、ネットワーク、エッジ、あらゆるコンピューティングの機器のインテリジェント化によりデータの価値を最大化し、ビジネスと社会をより良く変革します。インテルのイノベーションについては、https://newsroom.intel.co.jp または https://intel.co.jp をご覧ください。
(C) Intel Corporation.Intel 、インテル、Intelロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporationまたはその子会社の商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

【日本におけるシーメンスグループ】
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値想像力の強化をご支援してまいります。2022年9月末に終了した2022年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,155億円、社員数はおよそ2,600人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jpにてご覧いただけます。

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