車いすでの姿勢保持を3点固定で安全にサポート。利用者・介助者が安心して活動ができる「座位姿勢保持ベルト」12月12日発売

2023年12月12日(火)13時16分 PR TIMES

介護現場の人手不足による業務負担の軽減に〜日本医療科学大学(作業療法学専攻)との共同開発〜

介護用品メーカーの「フットマーク株式会社」(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:三瓶 芳)は、安全に車いすでの姿勢保持をサポートする「座位姿勢保持ベルト」を12月12日に発売いたします。

「座位姿勢保持ベルト」は車いす利用時に装着することで、正しい座位姿勢を保ち利用者の方・介護する方双方が安心して活動が行えることを目的に日本医療科学大学(作業療法学専攻)との共同で開発しました。サイズは男女兼用で調整が可能。カラーはグレーのみで、価格は10,780円(税込小売希望価格)で公式オンラインショップにて販売します。https://www.ukiuki.jp/SHOP/403670.html

なお公式オンラインショップでは「2週間の無料お試し」サービスも実施いたします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/12937/78/resize/d12937-78-4f813104e87a72d3bfde-0.jpg ]

開発背景


フットマークでは35年前に「キーパー(車いすからのズレ落ちをガードするもの)」を開発しはじめ、長年利用するお客様の声を聞いてきました。その中で課題となっていたのが着脱の複雑さでした。従来のものは、股部分(会陰部)を通す必要があったため着脱に介助者2人の手が必要なケースも多々ありました。
そこで従来の仕様を大きく変え開発したのが「座位姿勢保持ベルト」です。開発にあたっては日本医療科学大学の先生方にご協力をいただきました。より簡単に、より安全に座位姿勢が保持できる商品をめざし試作制作と改善を重ね、約1年の開発期間を経て商品が完成しました。
車いすの利用者の中には、正しい座位姿勢を保持することが難しい方や不安に感じられる方がいます。正しい姿勢で座り、安心して「できる事」が増えれば、日常生活も広がります。私たちは「座位姿勢保持ベルト」で快適な毎日をサポートしたいと考えております。

社会背景


2021年の介護事業所全体の6割以上が介護業界の人手不足を実感しており、離職率は低下傾向が続き2021年はピークを迎えました。7割弱の事業所で65歳以上の労働者を雇用しており、介護業界の人手不足の深刻化が止まらない状況です。※
対策として「IT・システム導入」や「外国人介護人材の受け入れ」「介護福祉士資格取得の推奨」なども推進されていますが、弊社では利用者の安全がサポートでき、介護職の方々にとっても「少しでも時短につながる」商品で少しでも介護現場のお役に立てればと考えております。

※出展【令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について】公益財団法人 介護労働安定センター
https://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2022r01_chousa_kekka_gaiyou_0822.pdf


従来品からの改善点


1)介助者1人で簡単に装着ができる
これまでの仕様は介助者2人の手が必要なケースも多々ありました。しかし「座位姿勢保持ベルト」では、基本的に介助者1人で簡単に装着ができます。背面ベルトを調整することで様々な体型の方に対応できます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/12937/78/resize/d12937-78-46fb207a5cd67fbfd535-1.jpg ]



(使用説明動画) 
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=WNCEYAhr3U8 ]


2)3点(骨盤・肩・背中)を固定する仕様に
従来は股部分(会陰部)を通す仕様が主流でしたが、骨盤の突起部をベルトで支持することで臀部の前方向へのずれと合わせて、骨盤の後傾、いわゆる猫背のような座り方を予防するような構造にしています。
3点を確実に固定し正しい装着をすることで転落のリスクを軽減します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12937/78/resize/d12937-78-04b021cc551bc4974f26-2.png ]


姿勢を正しい位置で保持することは、利用者の方の安心感へとつながります。あくまで「押さえつける」のではなく、保持する「方向」を調節して力を保つことで姿勢を保持できるように考えました。

3)締め付けすぎない仕様で、適度に姿勢を変えられる
前胸部をすっきりと肩ベルトだけにすることで、締め付けられるような感覚を緩和でき、車や飛行機のシートベルトのようなイメージの装着感をめざしました。
締め付けすぎは、利用者が嫌がる原因の一つとも言われています。
多少の緩みを持たせることで、利用者自身が適度に姿勢を変えることができます。また手が動かしやすいことにより、食事が楽しくとれるなどの効果が期待できます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/12937/78/resize/d12937-78-d3920a4b4d662426af21-3.jpg ]

【その他機能】
・装着時にクッション性があり、ムレず、洗濯も可能なダブルラッセル素材を使用
・コンパクトに収納でき、付属の不織布バッグに収納が可能

モニターの声


・従来品よりもかなり早く着けられた(一般利用者)
・利用者が座った状態でカンタンに装着できる(病院勤務)
・股関節外旋位になりにくそう(リハビリテーション職)
・見た目もシンプルで良い(病院勤務)
・軽くてコンパクト(病院勤務)
・洗える仕様が嬉しい(リハビリテーション職)
・股通しがなく、衛生面でも助かります(理学療法士)
・カンタン装着でも抜けづらいので安心(病院勤務)


<横浜のリハビリテーションセンター様>
病院から退院し、社会復帰する過程で、車いすで外に出ていく際や段差練習・急激な落下を無くすために使用しています。車いすにしっかり座れ、「事故防止」にも有効です。

日本医療科学大学・荻山泰地先生のコメント



[画像5: https://prtimes.jp/i/12937/78/resize/d12937-78-e9a7cec7e91c311a819e-4.jpg ]

このベルトは「車椅子上での座る姿勢を安楽に保持できることを支援する」をコンセプトに、対象者さんにきちんと車椅子に座っていただいたうえで、骨盤をベルトで保持することで、股部分(会陰部)を通るベルトを無くしても姿勢の保持を支持できるようにしています。
ただし、車椅子での座位は、「固定する」ものではありません。少しの緩みがないと、かえって、座る姿勢の居心地が悪く、姿勢を悪くしてしまう原因になります。このベルトを装着しても長時間、同じ姿勢で車椅子に座っているのではなく、適度に、少しずつ姿勢を変えることが大切です。
このベルトを利活用することで、対象者さんが安全に車椅子に乗車できること、介助者のみなさんが安心して介助できることを応援します”

日本医療科学大学保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
准教授 荻山泰地

商品概要


品 番:403670
商品名:座位姿勢保持ベルト
価 格:10,780円(税込小売希望価格)
サイズ:平置き(横):64cm〜144cm、平置き(縦):98cm〜126cm
※ベルト調整可能な長さとなります
カラー:グレー
耐荷重:95kgまで
素 材:本体:ポリエステル100% ベルト:ナイロン100%
販売先:フットマーク公式オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/403670.html
備 考:
・本製品は、日本医療科学大学保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻の教員協力のもとで開発しました。
・あくまで、車椅子でできる限りよい座位姿勢を保持することを目的としたベルトで、拘束のための固定ベルトではありません。
・ベルトとクッションを併用することで、できる限りよい座位姿勢を保持できるように設計されています。
・長時間同じ姿勢を保持するものではありません。適宜に姿勢の変換をしてください。
・常に目のとどく範囲で使用し、ご利用者を付き添いなしで一人にしないでください。
・車いすの種類によってはご使用できない場合があります。

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