ATOMica北九州、『こどもまんなかワークショップ』を開催!幅広い世代が参加し、北九州市の子ども・子育てにやさしい社会づくり推進をサポート

2023年12月27日(水)14時46分 PR TIMES

〜子どもや子育てに対する考え方のギャップを縮めるアクションにつながる『ことば』を考える〜

ソーシャルコワーキングスタートアップの株式会社ATOMica(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:嶋田 瑞生、南原 一輝、以下ATOMica)は、2023年11月24日(金)にATOMica北九州で、「子ども」と「子育て」をみんなで考える日と題し、『こどもまんなかワークショップ』を開催。
地域社会全体で子どもに関わり、見守り、育てていけるよう、子どもや子育てに対する考え方のギャップを縮めていくために、子ども自身や子育てに関わる方、関わっていない方など、異なる世代・立場の方々が、幅広く意見交換をしました。

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『こどもまんなかワークショップ』開催背景


北九州市では、子どもや子育て家庭を社会全体で応援する気運をさらに醸成するため、11月を「秋のこどもまんなか月間」とし、集中的に「こどもまんなかアクション」を推進。
「(仮称)子ども憲章」の制定に向けた取り組みの一環として、今回「こどもまんなかワークショップ」の開催に至りました。

■北九州市「こどもまんなか社会への取り組み」
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kurashi/menu01_00438.html

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当日は子育て世代の方をはじめ、小学生のお子さままで、幅広い年齢層の30名が参加し、「子どもや子育てに対する考え方のギャップを縮めるアクションにつながる『ことば』を考える」をテーマに、グループごとに45分間のディスカッションと発表を行いました。

開催の挨拶で、北九州市子ども家庭局子ども家庭部こども政策推進担当課長の村上奈津美氏は、「北九州市では子どもや子育てについての考え方のギャップを少しでも縮めていき、地域全体で子どもを見守り育てるといった環境づくりを目的に取り組みを進めています。国が4か国を対象に実施した国際比較調査では『子どもを生み、育てやすい国だと思うか?』の質問に対し、日本以外の3カ国では約8割が『そう思う』と回答したのに対し、日本では約6割が『そう思わない』と回答しています。また、『子どもを生み育てることに社会全体がやさしく理解があるか?』という質問に対して、約5割が『そう思う』と回答しているスウェーデンに対し、日本は8.6%と低い結果が出ています。北九州市でも夏にアンケート調査を実施し、『子どもと一緒にいるときに配慮して欲しかった場面は?』『子どもと一緒にいる場面で嬉しかったことは?』という質問に対し、様々なエピソードが寄せられました。例えば、色々な人が集まる空間で子どもが泣いたとき、冷たい空気が流れるのか、温かい空気が生まれるのか、何か分岐点になるきっかけがあるのではないでしょうか。今回のワークショップでは、そんな場面で、できれば温かい空気が生まれるようなアクションにつながるスイッチになる“ことば”を見つけられればと思います。それが習慣となり、自然と気遣いができる人が増え、たくさんの方が住みやすい優しい社会づくりにつながれば嬉しいです」と述べました。

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北九州市子ども家庭局子ども家庭部こども政策推進担当課長 村上奈津美氏(写真左)
ATOMica北九州 拠点長 塩崎泰良氏(写真右)

その後、ATOMica北九州の拠点長・塩崎泰良氏は、「2022年に生まれた子どもは80万人を割り込み、国が統計を開始した1899年以降最低の数字と発表されています。その背景には経済的な不安はもちろん、子育てしづらい、など様々な要因があります。他都市では、お子さまが公園で遊ぶ声で生活するのが難しいという近隣住民の声によって、公園が閉鎖されるという事案も発生しています。国ではこども家庭庁で『こどもまんなかアクション』を推進し、子育てに優しい社会づくりに取り組んでいますが、北九州市でも11月を「秋のこどもまんなか月間」とし、集中的に「こどもまんなかアクション」を推進しています。このワークショップもその一環です」と説明し、続いて「例えば、レストランで子どもが泣き出したとき、親御さんは具合が悪く泣いてしまっている子どもを連れていく病院をスマホで探している、その姿を見た周りの人は、子どもが泣いているのにスマホばかり見て親は何をしているのだ、というようなすれ違いが生まれることがあります。今回のワークショップでは、このようなちょっとしたすれ違いを減らせるような考え方についてみなさんで話し合い、子育て世代だけでなく、あらゆる世代にやさしい社会づくりを探すこと。を目的にしたいと思います」と開催趣旨を話しました。

ワークショップでは、下記の3つの具体的なすれ違い場面を想定し、グループごとに「各場面でちょっとしたすれ違いを解消するアクションにつながるような『ことば』を考える」をゴールに、45分のディスカッションを行いました。

<すれ違い場面>
1. レストランなどの飲食店
2. スーパーなどの商業施設
3. 電車・バスなどの公共の乗り物

その後、各グループごとに、方針を決めたアイディアを
「解消したいすれ違い」

「それを解消するアクションにつながる『ことば』」

「その他(その後のアクションや訴求ポイント)」


に分け、より具体化し、模造紙にまとめ、1グループ3分で発表を行いました。

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様々な視点から考え抜いたグループ発表の後、村上氏は「参加者のみなさんのディスカッションと発表を聞き、北九州市の未来は明るいと思いました。『ことば』ではなく目線にフォーカスしたアイディアや雰囲気づくり、共感する言葉をかける、などのアイディア、子どもの存在を思考の中に入れるという考え方には、普段大人目線になってしまっているところを視点を変えることで違う目線に変わる、ということに気付かされました。思いやりの空間を大人が作っていくことも大切ですし、赤ちゃんが泣いたらブラボーと拍手するアイディアも素敵です。みなさんのアイディアをすぐに浸透させていくのは難しいですが、市としても頑張っていきたい。またご参加いただいたみなさんも、このワークショップのことを家族やお友だちに話していただき、北九州市全体に広まっていけばと思います。市としても今後、共有できる『ことば』を作っていきたいと思います」と話しました。

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【発表内容】


チームA:「赤ちゃん泣いたら一等賞」
<すれ違い場面>
レストランなどの飲食店
■解消したいすれ違い
飲食店で赤ちゃんが泣いているときの気まずい空気。
■解消するアクションにつながる『ことば』
赤ちゃん泣いたら一等賞
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
拍手でブラボー!
文句を言いたいごく一部の人の気持ちをおさえ、その場も丸くおさまる。

チームB:「まずは優しい目、視線」
<すれ違い場面>
スーパーなどの商業施設
■解消したいすれ違い
小さい子どもが1人でいる、周りに親らしき人がいない状況。
子育て中の人は孤独を感じ、まわりは何て言葉をかけていいかわからずモヤモヤしている。
■解消するアクションにつながる『ことば』
まずは優しい目、視線から
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
直接的なことばではなく、優しい目線によって
・子育て中の人は安心できる
・周りの人は優しい気持ちになる

チームC:「どうしたと?」
<すれ違い場面>
電車・バスなどの公共の乗り物
■解消したいすれ違い
「交通機関内で泣く子ども」をとりまく、大人たちの「正しさ」のすれ違い
親は泣くのは普通と感じる、まわりはうるさいと思うのが普通と感じる
■解消するアクションにつながる『ことば』
「どうしたと?」と子どもに聞く
まずは子どもの存在を優先
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
大人たちの心の中にちょっとだけ「子ども」が入ってくる
どうすれば子どもがハッピーになれるかを大人が考える

チームD:「家族で来てくれてありがとう」
<すれ違い場面>
レストランなどの飲食店
■解消したいすれ違い
注意や感謝、大丈夫だよ、を伝えられない。
■解消するアクションにつながる『ことば』
ファーストオーダーの時に「家族で来てくれてありがとう」
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
会話が生まれやすくなる
(店員と家族との会話が生まれやすくなる)
子育て世代は、「ありがとう」「大丈夫」に助けられる

チームE:「共感」
<すれ違い場面>
スーパーなどの商業施設
■解消したいすれ違い
子どもがスーパーのカートで遊んでいる状況。ぶつかったとき
■解消するアクションにつながる『ことば』
共感する『ことば』をかける
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
親御さんが安心して、不安な気持ちがリセットされる

チームF:「子育てお仕事お疲れさまです。みんなで思いやりの空間を作りましょう。」
<すれ違い場面>
電車・バスなどの公共の乗り物
■解消したいすれ違い
電車などの交通機関で子どもが泣いている
親:なぜ親だけが注意しないといけないのか。注意してその通りにできるならしている。
まわり:なぜ親は子どもを静かにさせないのか。泣く子を乗せるな。
■解消するアクションにつながる『ことば』
子育てお仕事お疲れさまです。みんなで思いやりの空間を作りましょう。
お互いが気遣いできる空間づくり
■その他(その後のアクションや訴求ポイント)
泣いたときにみんな優しく共感し、「全員」で子育てをする

[画像6: https://prtimes.jp/i/45593/57/resize/d45593-57-2fb57579204698516033-5.png ]

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ATOMicaでは、子育て支援や学校教育をはじめとする、それぞれの地域の自治体や大学、民間企業が抱える課題解決サポートに向けて、コワーキングスペースを通して“コワークを味わおう”をテーマにイベントやワークショップなどを開催し、地域全体が“つながる”コミュニティ作りを引き続き行っていきます。


「こどもまんなかワークショップ」開催概要




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◯開催日時:2023年11月24日(金)19:00〜21:00
◯会場:ATOMica北九州
      北九州市小倉北区京町3-1-1 セントシティ北九州7階
◯参加者:40名程度(子育ての経験、年齢不問)
◯参加費:無料
◯内容:子育てをする中で「子育てしづらいな」と感じた場面や、子ども連れの方の行動で「もう少し考えてほしいな」と感じた場面を想定し、「ちょっとしたすれ違い」が起きない仕組み、子育て世代だけでなく、あらゆる世代にやさしい社会づくりを考えます。
【※場面例】
子連れでレストランに行った際、隣の席のお客さんに文句を言われた。
狭い店内でこどもが走りまわっているが親が注意しなかった。 など

◯主催:北九州市 子ども家庭局 こども家庭部 総務企画課
◯企画運営:ATOMica北九州
◯お問い合わせ:093-600-2782(担当:塩崎)


ATOMicaがソーシャルコワーキング(R)事業を通じて解決したい課題


「あの時あの場所でこの人と出会わなかったらこんなことできなかったな」。
人生が思いがけず好転するような転機が訪れるとき、そこには面白い出会いがともなっています。誰しも自分自身の人生を振り返ったときに、思い当たることがあるのではないでしょうか。ヒト、モノ、情報が充実している大都市は多くの出会いと機会があります。しかし、地域に目を向けると、少子高齢化や人口流出の影響を受け、その機会は圧倒的に少なく、知らず知らずのうちに各地のヒト、モノ、コトの可能性が飛躍する機会が失われてしまっていると考えられます。
ATOMicaは、仕組みとテクノロジーの力で、地域における機会損失を少しでも減らしたいという想いから、創業以来、全国各地で事業を続けてきました。


ATOMicaが提供するソーシャルコワーキング(R)について


「多種多様な地域の人々」と「地域のあらゆる願い/相談」を集め、 繋げるための独自の仕組みであるソーシャルコワーキング(R)は、3つの力から構成されています。
1.「オペレーション」の力
コミュニティ形成のプロチームと全国各地での拠点運営を通じて得たノウハウによって生み出されています。
2.「プログラム」の力
地元の企業と学生を繋ぐ実践型の長期インターンシッププログラム(ATOMatch)や、心地良い出会いの体験を提供する交流プログラム(MEET@)など、地域の個人や法人にさまざまな機会を届けます。
3.「テクノロジー」の力
コワーキングスペースの利用者との対話を記録し、データベース上で管理、日本全国からあらゆる相談ごとが集まり、それを全国の人々が解決できる仕組みを届けます。

これら3つの力により、これまで全国で延べ15万人以上の方々にコワークの価値を届けてまいりました。

各地域の共創パートナーの募集


現在、全国各地でソーシャルコワーキング事業をともにするパートナー企業様、自治体様を大募集しております。
ATOMicaは創業以来、地域特性と各拠点のテーマに合わせたコワーキングスペース運営のノウハウを培ってきました。
そんな知見は最大限に活用し、コワーキングスペースの創設から運営までをトータルサポートいたします。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
<お問い合わせはこちら>
https://atomica.co.jp/social-coworking/


株式会社ATOMica<https://atomica.co.jp/>


2019年4月の創業以来、「どこに住んでいても、どんな場面でも、誰もが仲間を経由することで、無限の機会に出会える場と仕組みを実現する」というミッションを実現すべく、日本各地で地域の人々と相談を集めて繋ぎ、出会いや共創を産む活動を続けています。2025年までに全国122拠点への進出を目指しています。


【会社概要】
社名:株式会社ATOMica(アトミカ)
設立:2019年4月5日
代表者:代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生、南原 一輝
所在地:東京都中央区日本橋1-4-1日本橋一丁目三井ビルディング5階
THE E.A.S.T. 日本橋一丁目(東京オフィス)
事業概要:Social CoWorkingの企画・開発・運営・共同運営、コミュニティテックの企画・開発・運営、コワーキングスペースの立ち上げ・運営支援、産学協同プロジェクトの企画、運営

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