今振り返るダイエー転落の理由/軌跡を生み出す丸亀製麺のマーケティングなど
2023年12月30日(土)8時0分 JBpress
2023年公開の「マーケティング&セールス」カテゴリーの読者人気記事BEST5を一挙紹介! 中内功が築き上げたダイエーはなぜ転落したのか、奇跡を生み出す丸亀製麺の『KANDO』ドリブンマーケティング、32年連続で増収!ベルクが「業界の優良堅実企業」であり続ける理由、キリンビールがクラフトビール市場にこだわる理由、稚内市に異例の飛び地出店したローソンの手法など、注目記事が多数です。
第5位
稚内市に異例の飛び地出店、“業界の常識外れ”を可能にしたローソンの手法
(第2回 出店の変革)原則は不変でも実現方法は不変ではない
「日本のコンビニは今後、いかに発展を続けていくのか」を明らかにし、そこから変革に必要な学びを得てもらう、この連載。第2回は出店の変革だ。コンビニの出店戦略はある一定エリアに集中して出店する「ドミナント戦略」に特徴があり、セブン-イレブンもこの戦略を厳格に守りながら、日本で店舗数ナンバーワンのチェーンになった。ただ、この戦略には人口が少ない地域では出店が進まず、効果を発揮しないという欠点がある。この業界常識に立ち向かい、少子高齢化で人口が減っていく日本での新たな出店方法を模索するローソンの取り組みを紹介しよう。
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第4位
キリンビールはなぜシェアの小さいクラフトビール市場にこだわり続けるのか
堀口英樹社長が語る、強固なブランド体系の構築と将来の成長に向けた柱づくり
今年10月、2017年度の酒税法改正以降2回目となる酒税改正が行われる。前回同様ビールが減税、新ジャンル(=第3のビール)は増税となることから、ビールメーカー各社は市場拡大の好機と見て、ビールの新商品を相次いで投入する予定だ。その中でキリンビールはどんな戦いを挑んでいくのか。同社の堀口英樹社長に聞いた。
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第3位
32年連続で増収、ベルクが「業界の優良堅実企業」であり続ける理由
チェーンストアらしい仕組みと取り組みが営業利益率4.6%を実現させる
ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)というスーパーマーケットをご存じだろうか。スーパーマーケット業界では優良堅実企業として有名だが、その模範企業が今、大きく変貌している。今年7月末には高崎市に「クルベ」という企業名を逆さ読みした店舗名を持つディスカウントストアをオープンさせ、9月には従業員の身だしなみを大幅緩和した服装自由化を宣言、10月にはスタートアップベンチャーを支援するビジネスコンテスト開催を発表した。堅実な企業が多いスーパーマーケット業界で、「らしくない」動きをするベルクの意図を読み解く。
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第2位
奇跡を生み出す秘訣、丸亀製麺のマーケティング戦略はここまでロジカルだった
南雲克明氏が語る「KANDOドリブンマーケティングの目指すもの」(前編)
丸亀製麺は外食業界の常識を覆すようなさまざまな奇跡を起こしてきた。その象徴的な事例がコロナ禍の真っただ中の2021年4月から「丸亀うどん弁当」を販売し、業績を伸ばしたことだ。累計食数は3500万食(2023年4月末)を記録し、コロナ禍が過ぎ去った今でも既存店(開店から1年以上経過した店舗)の売上は二桁増を継続している。
客単価約700円という日常使いできる価格でありながら丸亀製麺はなぜ成長を続けられるのか。その成長はどのようなマーケティング戦略に基づいているのだろうか。同社でマーケティング本部長を務める南雲克明氏の話からひもといていく。
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第1位
中内功が築き上げた日本有数の巨大企業グループ、ダイエーはなぜ転落したのか
スーパーマーケットの地位を押し上げた流通王、「栄光と転落」の軌跡(後編)
ダイエーを日本一の小売業に育て上げただけでなく、流通業の社会的地位向上に大きく貢献した中内功(正式表記:力⇒刀)氏。プロ野球球団を買収するなど、事業領域も大きく拡大した。しかし1990年代以降、坂道を転げ落ちるように転落していく。なぜ中内流経営は通用しなくなってしまったのか。
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筆者:Japan Innovation Review 編集部