綾野剛「迷いなく情念を込めて」 主演作『カラオケ行こ!』で「紅」裏声熱唱

2024年1月12日(金)19時10分 シネマカフェ

綾野剛、齋藤潤『カラオケ行こ!』初日舞台挨拶

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変声期に悩む合唱部の男子中学生と、歌がうまくなりたいヤクザの交流を描いた和山やまの人気コミックを実写映画化した『カラオケ行こ!』の初日舞台挨拶が1月12日(金)、都内で行われ、主演の綾野剛、オーディションで選ばれた新星・齋藤潤が登壇した。

綾野さんが演じるのは、組のカラオケ大会で最下位になることを回避するため、何が何でも歌を上達しなければならないヤクザの成田狂児。勝負曲はX JAPANの「紅」という設定になっており、「迷いなく情念を込めて」熱唱したと回想。映画を観たばかりの観客に対しては、「いきなり冒頭から『紅だ〜』と叫んで、驚かせてすみません」と釈明していた。

一方、狂児にカラオケに誘われ、歌の指導を頼まれる合唱部部長の中学生・岡聡実を演じた齋藤さんは、「リハーサルで初めて聞いたときは、衝撃でした。裏声で歌うとこうなるんだって」と綾野さんの“裏声熱唱”をふり返っていた。

ちなみに綾野さんは、オーディションに同席し齋藤さんが、主役に抜てきされる過程を見守っており、「実寸大の齋藤潤くんの成長を焼きつけようと、キャスト、スタッフが集結し、この作品のカラーになっている」としみじみ。「彼は目を背けずに、現場に向き合っていた。リスペクトしています」と敬意を示した。

役柄の関係性から「ヤクザと中学ですから、ふたりが、絡み合っちゃいけなかった」とも明かし、「そこはすごく不安だったと思いますし、手応えを感じずに帰ることもあったと思うが、最後までやり遂げた」と労をねぎらった。

この言葉に、齋藤さんは「こうしてチャレンジングな役で、大きく出演させていただくのは初めて。気持ちが追い付かないが、関わったすべての皆さんに感謝したいです。いま、ここに立てているのは本当に幸せ」と感激した表情。撮影はもちろん、数多くのプロモーションもこなし「お芝居だけではなく、いろんなことを受け取った大切な作品です」と誇らしげだった。

舞台挨拶には、綾野さん&齋藤さんに加えて、共演する芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、チャンス大城、坂井真紀北村一輝、山下敦弘監督が登壇した。

『カラオケ行こ!』は全国にて公開中。

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