横浜流星、大人の女性を魅了する「はじこい」“年下男子”がドはまり!

2019年2月13日(水)12時25分 シネマカフェ

ピンク髪の不良高校生・由利匡平を演じる横浜流星/「初めて恋をした日に読む話」

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ピンク髪に、着くずした学ラン姿がここまで似合う若手俳優は、そういない。むしろ横浜流星しか、いないのかもしれない。

思わず凝視してしまう長いまつげ、切れ長の目元やシャープな顔立ちから漂う、アンニュイな雰囲気と繊細さ。そんな横浜さんが火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」で深田恭子演じるアラサー女子に放った「俺にもご褒美ください…」には、「これヤバイ」「最高すぎる」「深キョンになりたい」「世の女子全員やられる」などなどクラクラする女性たちが後を絶たない。

しかも現在、主演映画『愛唄−約束のナクヒト−』が公開中で、王道の胸キュンラブストーリー『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が3月、その身体能力の高さを実証する『チア男子!!』が5月に控えている。今年の横浜さんはついに、全国区の老若男女にその名を知らしめることになりそうだ。



世界チャンピオンの空手少年が俳優の道へ
山崎賢人坂口健太郎に続く“少女コミックから抜け出てきたような”期待のネクストブレイク俳優のひとりとして、シネマカフェがいち早く注目していた横浜さん。

1996年9月16日、神奈川県生まれ。小学1年からの空手少年であり、極真空手初段。6年生のときに原宿・竹下通りでスカウトされて、この世界へ。雑誌「nicola(ニコラ)」の人気メンズモデルとして、2011年9月号から2015年5月号まで活躍する。

K-1選手になることが夢だったそうで、2011年には空手の世界大会「第7回国際青少年空手道選手権大会13・14歳男子55kgの部」にて優勝、その年代の世界チャンピオンにまでなっている。

そして同じ年に「仮面ライダーフォーゼ」で吉沢亮演じる仮面ライダーメテオ/朔田“流星”の友人役として俳優デビュー、2014年に同じく若手俳優の登竜門であるスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」でグリーン色のトッキュウ4号/ヒカリ役に起用され、一躍注目を集める。


しかし、横浜さんはその後「半年ほど仕事がなかった」と『愛唄−約束のナクヒト−』の劇場パンフレットの中で語っている。共演者たちが次々に新しい仕事に挑んでいる中、「焦りがありました」と言い、この時期はオーディションを受けても「どうすればいいかわからなかった」と意外な過去を明かしている。 

高杉真宙と同級生、尊敬する役者は山田孝之
そんな中、空手で培われた高い身体能力を買われ、本郷奏多・主演で人気を博した舞台の続編「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE 〜さよなら絶望学園〜」、若手俳優が集った「武士白虎 もののふ白き虎 -幕末、『誠』に憧れ、白虎と呼ばれた若者達-」と、2015年に2本立て続けに舞台に出演。前者は2017年に再演されたほか、高校の同級生・高杉真宙と共演した「闇狩人」や、主演舞台「BIOHAZARD THE Experience」などで1歩1歩、経験値を高めていくことになる。


『虹色デイズ』でも共演していた高杉さんとは、「高校2年のときに、俺が『仮面ライダー鎧武』やってて、流星が戦隊オーディション受けて色々聞いてきた」(高杉さん)のが親しくなったきっかけとか。


以後、映画『オオカミ少女と黒王子』(16)では山崎賢人演じるドS王子の親友役に抜擢され、オムニバス映画『全員、片想い』(16)の『イブの贈り物』にも出演。映画『honey』(18)では“時の人”平野紫耀の親友役となり、自分の気持ちに素直になれない、ちょっぴり毒っ毛のある男子を演じていた。


特に2017年は活動の幅がグッと広がり、『キセキ −あの日のソビト−』で菅田将暉や成田凌、杉野遥亮と「グリーンボーイズ」を演じ、CDデビューも。内村光良の「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」にも参加し、深夜ドラマ「怪獣倶楽部〜空想特撮青春記」では“怪獣エリート”の切れ者のオタク高校生・カツオをまさかのマッシュルームヘアで熱演してみせた。


そんな横浜さんは、2016年のカレンダー発売イベントで尊敬する役者を問われると、同じ事務所(スターダスト)の先輩・山田孝之の名を挙げている。「いろんな色に染まれる役者になりたい」とそのときに誓った野望は、いまこそ花開こうとしている。

「はじこい」のユリユリで世代を超越したブレイクへ!
1月からスタートした火10「初めて恋をした日に読む話」(以下、はじこい)で、深田さん演じる主人公・春見順子を巡る四角関係の一角、“年下男子”の不良高校生・由利匡平役をオーディションで獲得した横浜さん。これまで一定層には知られた存在ではあったが、初めてプライムタイムの連続ドラマ出演を果たすと、その人気に本格的に火がついた。


ピンク髪での鮮烈な初登場から、SNSが騒然となった“舌ペロ”、酔った順子に「今あの子に夢中なの」と“告白”されれば戸惑い方も初々しく、雅志(永山絢斗)のバックハグを目撃すれば、静かに嫉妬の炎を燃やす。

その一方で第4話では、順子と匡平の関係に危機感を募らせた雅志が、ふたりが参加している塾の合宿先を訪れてしまうほど距離が縮まっていく。

だが、匡平としては、どんなに順子を思っても自分が高校生であることは大きなビハインドであり、「同い年で、20年近くそばにいられて、何の問題もなく告れて、死ぬほどうらやましい」と雅志に打ち明けるシーンも…。そうかと思えば、“オスの目”で順子に寄りかかり飛び出した「先生、俺にもご褒美ください」発言。これには超鈍感な順子になり変わって、世の多くの女性たちが悶絶することになった。


第5話では、東大を目指す匡平ことユリユリの学力がさらに覚醒していくが、順子と母(檀ふみ)との複雑な親子関係を察し、詳しくは聞かずに電話で「元気?」とだけ尋ねる優しい姿や、またも見せた“舌ペロ”が強力な破壊力を発揮。順子と山下(中村倫也)の関係も急展開を見せ、ユリユリの胸中も、視聴者のハートもとても平常心ではいられない事態が続いている。

2月19日(火)に放送される第6話では、山下と一晩を過ごしてしまった順子は、家の前で2人でいるところを通学途中の匡平に見られ動揺。さらに、「匡平は順子のことが好きだ」と山下から聞かされパニックになり、仕事終わりの美和(安達祐実)に助けを求める。匡平を東大に合格させることが何より大事だと再認識した順子は、匡平の気持ちは勉強のし過ぎでおかしくなっているだけだという結論を出すが…。

そんなユリユリこと横浜さんは、これまでどんな男子だったのだろうか。

「烈車戦隊トッキュウジャー」けん玉が得意な気分屋男子
横浜さんが演じたヒカリは、けん玉の使い手で気分屋、一見、何を考えているか分からないところがあるクールなキャラ。だが、ときには熱血な“けん玉刑事(デカ)”になったり、メイドに女装したり、戦闘ならぬ“銭湯”シーンに挑んだことも。

もちろん空手の才能を存分に生かした回もあった。このときのレッド、トッキュウ1号/ライト役は志尊淳で、彼も空手経験者。百戦錬磨のアクション俳優たちを相手に、2人で組んでキレキレの空手を披露する姿は必見ポイント。キラキラしたイケメンもいいけれど、こうしたアクションをもっと見たい! という人は多いはずだ。

Hulu「でぶせん」ユリユリ以上の“狂犬”男子!?
配信ドラマにはなかなか攻めた内容のものが多いが、原作・安童夕馬、漫画・朝基まさしによる人気コミックをドラマ化したHuluオリジナルの本作もそのひとつ。劇団「ナイロン100度」の森田甘路が女装姿で伝説の教師“みっちゃん”こと福島満子を熱演し、横浜さんは学校イチの問題児・義志沢月人を演じた。


本作でも披露するケンカアクションは実にしなやかで華麗、しかも個性が強すぎるキャスト陣の中で揉まれた感のある1作。ちなみに、彼が何かと助けるいじめられっ子の小山役は『十二人の死にたい子どもたち』の渕野右登。

「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」引きこもり流(?)空手男子
中村蒼演じる新人刑事が、横浜さん、大東駿介、森永悠希、立花裕大とアイドルグループ「デカダンス」を結成、芸能界で巻き起こる事件に潜入捜査で立ち向かっていく新感覚コメディ。


演じたのは表舞台ではアイドルだが、元引きこもりのネット民で、コミュ障というショウ。実は空手が得意で、通信教育で“引きこもり流空手”を習得した、という設定にニヤつく。

dTV×FOD「彼氏をローンで買いました」真野恵里菜に買われたペット男子
野島伸司がオリジナル脚本を書き下ろした、昨今のフェミニズムや女性の自立について反旗を翻すような(?)問題作。“猫”をかぶりまくり、エリートの彼(淵上泰史)と結婚し、専業主婦になることを夢見る外資系商社の受付・多恵(真野恵里菜)が月額39,800円のローンで購入した彼氏を好演。


かつてないチャラさと、女性のストレスが凝縮された鉄拳さえも受け止める横浜さんの包容力ある(!?)“ワンコみ”には要注目。息の合った掛け合いを見せる真野さんとは、12月に公開された青春映画『青の帰り道』でも共演している。

『兄友』友達の妹に恋!“超奥手”男子
チャラ男やツンデレではない、超奥手なMキャラの“はにかみ王子”を堪能できるのがこちら。ドSな友達(古川毅)の妹・まい(松風理咲)に恋した、金髪のウブな優男・壮太を演じた。


初めての名前呼び、初めての手つなぎ、初めてのキスなどにドギマギする横浜さんはかなり新鮮。人気声優・福山潤が指南する恋愛講座に、いちいち納得する健気さも見どころ。

Amazon「しろときいろ〜ハワイと私のパンケーキ物語〜」貴重?サーファー男子に
日本のパンケーキブームの火付け役を川口春奈が演じた実話に基づくサクセスストーリー。彼女の幼なじみでよき理解者、ずっと思いを寄せているが実らない、「はじこい」でいえば永山さん演じる雅志のような役どころだ。


彼女がハワイで出会った年上の男(薬丸翔)にはライバル心むきだし、ビーチフラッグで対決したことも! 空手で鍛えた細マッチョなボディに、サーフボードを抱えたウェットスーツ姿が絵になる。


『愛唄ー約束のナクヒトー』伏し目がちな草食系男子
「GReeeeN」が初の脚本を手掛けた本作では、まじめで純朴、23歳になっても恋を知らない、「そういうのって分からない」と言う絵に描いたような草食系男子・トオルを熱演。人生のタイムリミットと向き合う役のため、5キロやせたという。


トオルが出会う少女・伊藤凪を演じるのは、「透明なゆりかご」『デイアンドナイト』で注目を集める若き演技派・清原果耶だ。彼女との化学反応もあって、伏し目がちだった草食系男子は見事な“変身”を遂げていく。


「はじこい」のユリユリ役にもいえるが、横浜さんはスポンジのような驚異の吸収力を持ち、周囲の強者たちに引っ張られることで殻を破れるタイプなのかもしれない。そんな経験を少しずつ積み重ねてきた結果が、ここへ来ての飛躍につながり、より大人の世代を魅了することにもなっている。

ユリユリの恋も気になるところだが、次に楽しみなのは「ついに僕も壁ドンをやる日が来た」とコメントしている『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』だ。上白石萌音が新境地に挑むヒロイン・葵と、杉野さん演じる柊聖との間に割って入る一途な“ギャップ男子”玲苑にも期待しかない。

View this post on Instagram 明日は、映画『LDK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の完成披露舞台挨拶です。そしてドラマ『はじこい』第5話放送!お楽しみに!!! #映画 #LDK #杉野遥亮 #顎クイされた。 #完成披露舞台挨拶 #ドラマ #初めて恋をした日に読む話 #はじこい #お楽しみに @hajikoi_tbs @loveldk_0321 横浜流星さん(@ryuseiyokohama_official)がシェアした投稿 - 2019年 2月月11日午前3時24分PST

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