若葉竜也&井浦新、杉咲花演じる主人公を導く脳外科医役で『アンメット』出演

2024年2月28日(水)7時0分 マイナビニュース

俳優の若葉竜也井浦新が、4月にスタートするカンテレ・フジテレビ系ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜22:00〜)に出演することが28日に明らかになった。
○■杉咲花、記憶障害の脳外科医という難役に挑む
『モーニング』連載中で、元脳外科医の子鹿ゆずる氏が原作を担当(漫画:大槻閑人)する同名漫画を実写化する今作は“記憶障害の脳外科医”という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。
ある事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまう。誰と何を話し、何に喜び、何に悲しんだのか、寝て翌朝起きたら、すべてがリセットされてしまうのだ。彼女にいま許されているのは、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できない。しかし、「私には今日しかない。今日できることを精一杯やろう」と決意したミヤビは、自分の毎日を詳細に日記に綴っていく。毎朝5時に起き、それらをすべて読み返し、記憶を補う。彼女は常にそうやって、新しい1日を始めていた。「私はまだ医者なのだろうか——」という葛藤にはフタをして。そんなミヤビの前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が現れる。三瓶は、ミヤビの記憶障害を知った上で、こう言い放つ。「ただでさえ人手が足りないんだから、できることはやってもらわないと」。こうしてミヤビはもう一度、脳外科医のとしての道を歩むことに。そして、そんなミヤビを、主治医である大迫紘一(井浦新)も応援。周囲の心配や反対を受けながらも、ミヤビは脳外科医として、新たな一歩を踏み出していく。しかし、やがてミヤビの“消えた2年間の記憶”の中に隠された謎が明らかに。取り出せなくなっているミヤビの記憶の中にある大きな秘密、そして、彼女の“本当の思い”とは。
○■若葉竜也、優秀だが変わり者の医師役に
若葉が演じるのは、アメリカの大学病院から、ミヤビが働く丘陵セントラル病院に赴任してきた、脳外科医・三瓶友治。医師として優秀だがマイペースで変わり者の三瓶は、ミヤビが医師の仕事をやらないことが純粋に疑問に感じ、「人手が足りないから」と手伝わせようとして周囲の反発を食らう。何を考えているか分からない、謎だらけの男だがその言動には説得力があり、ミヤビは戸惑いながらも患者と向き合っていくことになる。
映画『葛城事件』で演じた狂気的な殺人犯や、『愛がなんだ』で演じた繊細な青年役で高い評価を得た若葉。今年3月に主演映画『ペナルティループ』の公開も控えている若葉が、満を持して地上波民放連続ドラマに本格参戦を果たす。連続テレビ小説『おちょやん』、映画『市子』などで共演経験のあるコンビが見せる、新たな化学反応に注目だ。
○■井浦新、人望厚い脳外科の権威に
井浦が演じるのは、関東医大病院 脳外科教授・大迫紘一。脳外科の権威でありながら、それを感じさせない柔和な人柄で人望も厚い。ミヤビとは古くからの知り合いで、ミヤビが脳外科医を目指すきっかけとなった、目標であり恩人。今は主治医としてミヤビが働きやすいよう力になり、ミヤビの脳外科医復帰にも「そろそろと思っていた」と背中を押す。趣味は観葉植物の収集。教授室には緑があふれ、いつも目を細めて愛でている。
俳優として幅広く活動するほか、アパレルブランドのディレクター、サステナブルコスメブランドのファウンダーも務めるなどマルチに活躍している井浦。昨年は、『福田村事件』『アンダーカレント』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』など、話題の映画への出演が相次ぎ、1月期の連続ドラマでは、『おっさんずラブ-リターンズ-』のほか、NHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原道隆を好演している。
○■若葉竜也(三瓶友治役)コメント
粛々と、目の前のやるべき事に向き合いたいと思います。いまにも破裂しそうな2024年という時代を生きるものとして、ほとばしりたいと思います。
○■井浦新(大迫紘一役)コメント
人は大切な想い出や楽しかった日々を記憶として覚えてることで幸せを感じられます。そして忘れたり記憶にないことで不安を感じ、でも時に助かったり救われたりもします。光にも闇にもなる人の"記憶"について、この作品を通して深く考えてみたいと思います。いままで表現したことのない人物像が浮かび上がってくるかもしれません。スタッフ・キャストの皆さんとは初めてお仕事させていただける方々がたくさんいらっしゃいます。とても刺激的でワクワクしています。プロデューサー・監督陣は何作も重ねてきた信頼を寄せている方々です。みんなで丁寧に人の心を描きながら物語を紡いでゆき、楽しく観ていただきながら生きる希望が湧いてくるような、優しく力強い作品をつくってゆけるよう励みたいと思います。
【編集部MEMO】今作で主演を務める杉咲花は、1997年10月2日生まれ、東京都出身。2016年に映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を受賞。『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(18)で連続ドラマ初主演、連続テレビ小説『おちょやん』(20〜21)でヒロインに抜擢された。そのほか近年の主な出演作は大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(19)、ドラマ『ハケン占い師アタル』(19)、『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(21)、『プリズム』(22)、映画『青くて痛くて脆い』(20)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21)、映画『市子』(23)、『52ヘルツのクジラたち』(24)など。公開待機作に『朽ちないサクラ』(6月21日公開予定)、『片思い世界』(2025年公開予定)。

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