日テレ、旧ジャニーズ主演ドラマ枠「シンドラ」終了 土22時ドラマは「調整中」

2024年3月7日(木)16時28分 マイナビニュース

日本テレビは7日、東京・汐留の同局本社で4月改編説明会を開催した。
同局はこれまで、編成戦略目標に「個人全体視聴率・コアターゲット視聴率両方3冠」を掲げてきたが、これを変更。視聴率目標を原則「コア」に振り切ることに加え、配信については当面は「TVer総再生数トップ」を掲げる。
これを踏まえ、「テレビの目抜き通りである“土曜ゴールデン”は個人視聴率トップを堅持していますが、“テレビ非視聴層を呼び込む土曜夜”を作るため、コア層の積極視聴につながる“音楽、ドラ、ドラ、土曜夜”という新しいテレビの楽しみ方を提案します」と改編。
20時台に音楽番組『with MUSIC』、21時台にドラマ『花咲舞が黙ってない』を編成する。22時台は引き続きドラマ枠となるが、『セクシー田中さん』の問題を受け、予定していた小学館原作ドラマの制作を取りやめることになったため、現時点では別のドラマ作品を4月からの放送に向けて「調整中」としている。
また、旧ジャニーズ事務所の所属タレントが主演を務めてきた月曜深夜のドラマ枠「シンドラ」を終了。この理由について、江成真二総合編成センター部長は「テレビを取り巻く環境から総合的に判断したものですので、旧ジャニーズ事務所さんとの取り組みというところでの判断ではございません」と説明した。
ドラマ枠の水曜22時はバラエティに改編し、『世界頂グルメ』をスタート。「女性コア層総獲り」を狙うという。特番時代は『世界未開グルメ』というタイトルについて批判もあったが、江成部長は「番組として差別的な意図は全くなく放送しました」とした上で、「いろんなご意見を頂きながらレギュラー番組に昇華していくということです」と改題の狙いを明かした。
平日24時台の「プラチナイト」ゾーンは、月〜水を改編。放送・配信両面のリーチを増やすことを目的として30分番組と25分番組の2段積みを基本とし、「“コアリーチMAX戦略”を掲げ、番組を起点に放送・配信・SNS・イベントなどあらゆるルートでコア層に最大限に届けていきます」としている。

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