「老人ホームという呼び方が不謹慎らしいので、別の呼び方は?」に対する秀逸すぎる回答・ベスト2

2024年3月21日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「老人ホームという呼び方が不謹慎らしいので、別の呼び方は?」に対する秀逸すぎる回答・ベスト2

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「老人ホームという呼び方が不謹慎らしいので、別の呼び方は?」に対する秀逸すぎる回答は…。そう語るのは、これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)

Photo: Adobe Stock

「斜め上のもの」を考えよう

 大喜利脳になると、反射的に逆を考えるクセがつきます。

 人が見ていないところを見る力であり、芸人さんが角度をつけたコメントを言える秘密もここにあります。

 たとえば、次のようなお題を出しました。

〈お題〉「老人ホームという呼び方が不謹慎らしいので、別の呼び方」選手権

 これは、実際に話題になったことをもとにお題を考えました。

 そこでのベストアンサーは、

〈最優秀賞〉 シルバニアファミリー

 です。いいですね。 造語として考えているわけではなく、すでにあるものを持ってきています。 こういう発想ができると、最高です。 造語はセンスを問われますが、すでにあるものは、その必要がありません

「シルバニア」は、ラテン語で「森の土地」という意味で、高齢者を表す「シルバー」とは、本当は違います。 でも、面白さに必要なのは、「勢い」なんですよね。 あとで調べて、違う意味に気づくのは、まあいいと思います。

 ただ、回答を見た瞬間に、「いや、その意味は違うんじゃない?」と真面目に考える人は、笑えません

 想像してみてください。 おじいちゃんが老人ホームに入居したときに、孫が明るく、「おじいちゃんがシルバニアファミリーに入った!」 と送り出してくれるシーンを。 微笑ましいじゃないですか。みんなほっこりします。

 人間は、赤ちゃんから大人を経て、老いていく。そしてまた赤ちゃんに戻る。 子どもの頃に遊んだシルバニアファミリーに、老人になってから帰ってくる。 そんな妄想が止まらなくなりますね。 似た傾向のベストアンサーがもう一つあります。

〈最優秀賞〉 ファイナルファンタジー

 老人と真逆の若者の世界観から持ってきた言葉です。 いかなるときも、「逆に見るクセ」をつけましょう

(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)

坊主(ぼうず)ポケモンGOのやりすぎで坊主バーをクビになった僧侶日本一の大喜利アカウントX(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。

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