西島秀俊主演『黄金の刻』今夜放送 演技巧者たちによる演技合戦にも注目

2024年3月30日(土)7時0分 マイナビニュース

テレビ朝日のスペシャルドラマ『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』がきょう30日(21:00〜)に放送される。
○服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す
作家・楡周平による小説『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社刊)を、オシドラサタデー『書けないッ!? 〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜』(21/テレビ朝日系)、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(20年)などで知られる豊島圭介氏がドラマ化する今作では、日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す。丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢を叶えていった金太郎だが、火災や震災など、数々の困難に襲われ……洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして「東洋の時計王」になったのか。
○「演技のバトンの受け渡し」に期待
主人公・服部金太郎に扮するのは、西島秀俊。そして、若かりし日の金太郎を水上恒司が演じる。先日行われた記者会見では、水上が「金太郎さんが『時』に魅了されていく様子が、いかにキラキラしていたのかというところを大事に作っていきました」と語ると、西島から「青年期の純粋で真っすぐなエネルギーみたいなものは水上くんが演じているからこそ」と太鼓判が押される場面もあったが、金太郎の壮年期と青年期を演じ分けた西島と水上の「演技のバトンの受け渡し」に期待が高まる。
○演技巧者たちによる重厚な演技合戦にも注目
また、豪華共演者が揃ったこともすでに話題に。金太郎を献身的に支え続けた妻・まん役に松嶋菜々子、時計店を営む卓越した腕を持つ時計職人で、後に金太郎の盟友になる男・????川鶴彦役には山本耕史、金太郎とは丁稚奉公時代からの親友で、金太郎を兄と慕うも考え方の違いから後に衝突してしまう岩倉善路を演じる濱田岳、金太郎の初恋の相手・辻浪子の少女時代を吉川愛、浪子の父親で、金太郎が丁稚奉公する洋服問屋「辻屋」の店主・辻粂吉役に船越英一郎(特別出演)、フランス商館「ブルウル商会」の番頭で、信頼できる金太郎に輸入時計の販売を託すキーマン・吉邨英恭に扮する高島政伸、そして、壮年期の辻浪子を、落ち着いた大人の魅力を漂わせて体現する高島礼子とベテランから若手有望株まで多彩な顔触れとなっている。
記者会見では、西島が「服部金太郎さんが、丁稚奉公から始まって、東洋の時計王となるまでの一代記なのですが、本当に豪華な共演者の皆さんが情熱をこめて演じてくださっています。実際に、金太郎さんの周りには、ライバルだった人も味方になって、みんなで幾多の困難を乗り越えて、日本の技術を上げていきました。そういった人と人とのつながりや、それぞれがそれぞれの場所でベストを尽くしている姿を描いた群像劇こそ、一番の見どころです」とアピールしたが、演技巧者たちによる重厚な演技合戦にも注目だ。
【編集部MEMO】
昭和7年。「服部時計店」の本社では、社長・服部金太郎(西島秀俊)、妻のまん(松嶋菜々子)らが集まり、金太郎の古希のお祝いの準備が進められていた。その会に出席する岩倉善路(濱田岳)と金太郎が出会った過去が回想される——。明治7年。洋品雑貨問屋「辻屋」の丁稚である服部金太郎(水上恒司)は、同じく丁稚の善路らと仕事に邁進。金太郎の真面目な姿を見ていた社長・辻粂吉(船越英一郎)から信頼され、娘の辻浪子(吉川愛)が通う長唄教室の迎えを任されるなどしていた。いつしか、金太郎と浪子の間には幼い恋心が芽生えていた。粂吉からも浪子の婿になって、いずれ「辻屋」を継いでほしいという有難い提案を受ける。その時、金太郎が出した答えとは…?ある事件を機に、時計商への道を歩み始めた金太郎だったが、ついに明治11年、自宅に「服部時計修繕店」を構えることに。丁寧な作業が評判になり、3年後には「服部時計店」を創業するまでに成長。そこで時計の修理依頼に訪れ、後に妻となるまん運命の出会いを果たす。そんな順風満帆の金太郎に思いもよらぬ災いが降りかかり……!?徐々に店も繁盛し、輸入会社「ブルウル兄弟商会」の吉邨英恭(高島政伸)からの申し出で、金太郎は海外製の無地の懐中時計を仕入れた。その懐中時計に日本で美しい彫り施すことを画策するが、職人探しは難航する。久しぶりに善路と再会し、善路が協力を申し出るも、金太郎は拒否。善路はショックを受け、金太郎と仲違いしてしまう。その後、金太郎は風変りな職人だが確かな腕を持つ????川鶴彦(山本耕史)と出会い、国内初の腕時計の製作を目指す。同じころ、金太郎へ恨みを持つ善路は、スイス人の時計商・アズナブールと組み、金太郎の商売の邪魔をするべく暗躍することに——。金太郎は、自身が惚れた職人や従業員の技術、人柄を信じて困難を乗り越え、順調に事業を拡大していく。だが、大正12年……関東大震災が未曽有の被害をもたらした。あまりの惨状にさすがの金太郎も無気力状態になり、社員を一時解雇するまでに……。そんな金太郎を再び立ち上がらせた、妻の言葉とは……!?現在、あたりまえとなっている「正確な時間」の重要性に気づき、日本を代表する稀代の起業家となった服部金太郎。彼がどのような試練を乗り越えて「東洋の時計王」と呼ばれるまでになったのか——。

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