平泉成、80歳で映画初主演「いつの日かこんなことも…と」 Aぇ! group佐野晶哉が弟子のカメラマンに

2024年4月3日(水)6時0分 オリコン

『明日を綴る写真館』(C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA

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 俳優の平泉成(80)が芸歴60年にして映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)で初主演を飾ることがわかった。先日、CDデビューが発表となった5人組グループ・Aぇ! groupの佐野晶哉(22)が物語の主軸を担う相手役に起用された。さらに佐藤浩市吉瀬美智子高橋克典田中健美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝も出演する。

 あるた梨沙氏による同名漫画を実写化。平泉は自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマンとして、さびれた写真館を営む鮫島武治を演じる。一方、佐野は鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・五十嵐太一を演じる。企画・プロデュース・監督は、平泉と佐野も出演した映画『20歳のソウル』(22)でメガホンを取った秋山純氏が務める。

 年齢も考え方もまったく違うが、“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こすさまを描く。

 このほかウエディングプランナーとして活躍する太一の母・冴絵役に黒木、鮫島の妻・桜役に市毛、鮫島写真館に訪れる客・牧役に佐藤、牧の妻・悦子役に吉瀬、太一の父親役に高橋、街のケーキ屋を営むパティシエ・杉田役に田中、さらに美保や赤井など、そうそうたるベテラン俳優が脇を固める。佐野や嘉島陸、咲貴、田中洸希(SUPER★DRAGON)といった若手気鋭キャストとの化学反応も見どころだ。

 このほど公開されたポスタービジュアルでは、長年シャッターを切ることでさまざまな“人生”の瞬間を切り取ってきたベテランカメラマンの鮫島と、気鋭の若手カメラマンとしての華々しいキャリアを捨てて鮫島に弟子入りした太一を上下に配置。年齢も価値観も異なるが、“素直になれない”という共通点を持つ2人が出会うことで、互いに影響し合い、成長し、徐々に未来が開けていく。

 予告映像では、鮫島と太一の出会い、そして “想い残し”を抱えた写真館を訪れる人々の人生の瞬間が切り取られる。鮫島と出会う前は他人に関心を持たず淡々と写真を撮っていた太一だが、「音が鳴るんです。鮫島さんの写真は」と、鮫島が撮った写真に感銘を受け、弟子入りを志願。そのなかで遺影を撮りたいと願い出る牧や、ホスピスで療養生活を送る美保演じる雪代らの人生に触れていく。

 「被写体を撮ることだけが写真家の仕事じゃないだろ」そう言って客の心残りや後悔に向き合う鮫島の姿勢を傍で見守るうちに、太一自身の過去への“想い残し”に対する気持ちが変化していく。感情を露わにして涙を流す太一と、後悔の表情を見せる鮫島が抱える“想い残し”とは。

■キャストコメント

▼平泉成
秋山監督から「映画を一緒にやりましょう」とお誘いを受け、お話をお聞きしたところ、なんと主演での出演でした。いつの日かこんなことも…と60年、コツコツと積み重ねてきたつもりの俳優人生でした。
鮫島写真館に集う人々の優しくて心温まる愛情物語、そして何より私好みのシナリオでもありましたので「よろしくお願いします」とお返ししました。撮影が始まり、多くのスタッフ・キャストのみんなとパスだ、フェイントだ、ロングパスだ、とまるでサッカーのような現場でしたが、秋山監督の大きな背中を皆で追いながら全力で走り抜きました。
佐野くんは素直でチャーミング、とてもとても良かったです。また若い頃から知っているベテラン俳優陣も快く出演してくださり、そのお芝居は深みを増したすてきなものでした。
人の温もり、人を想う心が物語の底にあり、きっとこの作品を押し上げてくれると思います。
どうか劇場に足をお運び楽しんでください。

▼佐野晶哉
五十嵐太一役で出演させていただきますAぇ! groupの佐野晶哉です。
「またかならずやろう!」と言ってくださっていた秋山監督と中井さんの作品に、もう一度出演させていただき撮影期間は喜びの毎日でした。
日常に綴られている愛を思い出せる温もりに溢れた作品です。
成さんと鮫島さんの背中を重ね合わせながら太一と共に成長させていただきました。
この映画が皆さんの明日を彩る一枚になることを願ってます。

■原作:あるた梨沙氏 コメント

映画化のお話をいただいた時は、驚きと喜びが同時に湧き上がりました。
まさか自分の漫画が映画化するなんて!の驚きと、私の漫画を見つけてくれてありがとうございます!の喜びです。
一度、撮影現場にもお邪魔したのですが、写真を確認するためにモニターを見つめる太一の表情、そこに声をかける鮫島さんの優しい声色。平泉さん、佐野さん、お2人ともイメージ通りに(イメージ以上に)キャラクターを表現してくれていて感動しました。
太一たちの仕事が、生活が、成長が、たくさんの方に見ていただけることをうれしく思っています。
映画版『明日を綴る写真館』の公開、とても楽しみです!

オリコン

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