「台湾映画の“いま”」映画上映&トークイベント、2023年は会場&オンラインで開催

2023年4月5日(水)16時30分 シネマカフェ

『流麻溝十五号』 ⒸthuànnTaiwan Film Corporation

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2016年から開始され、申し込み開始数分で満席になるという大好評を得ている台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映イベント「台湾映画の“いま”」は、今年で8年目。

2020年から2022年までコロナ禍によりオンラインで実施されてきたが、今年は会場+オンラインのハイブリッド形式で開催する(ただし、4月は版権の関係で会場開催のみ)。

今年も選りすぐりの新作をラインアップ。さらに、オンラインで恒例となった映像によるアフタートークに加えて、今年は会場にゲストを招いてのトークも予定している。

第1回は、周美玲(ゼロ・チョウ)監督による、台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話を基にした『流麻溝(りゅうまこう)十五号』。この第1回に限り、版権の関係で会場開催のみでオンライン上映はなしとなる。


『流麻溝十五号』4月15日(土)※会場のみ、オンラインなし

曹欽榮(ツァオ・シンロン)の原作を映画化。台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話映画で台湾で大ヒット。

タイトルの「流麻溝十五號」とは、緑島にある政治犯の収容所の住所。昔「火燒島」と呼ばれた緑島は1949年に緑島と改称され、台湾国民政府による白色テロと呼ばれる恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた際は、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていた。

この思想改造及び再教育を目的とした「新生訓導処」に送られて来た3人の女性、高校生の余杏惠(ユー・シンフイ)、ダンサーの陳萍(チェン・ピン)、若い母親の嚴水霞(イエン・スイシア)を中心に、悲しい結末を迎える男女や複雑な立場と感情のカップルの行く末、家族との別れなどが描かれる。


『今日も彼の朝ご飯』5月20日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

食べることが人生で最も重要で癒しでもある女子高生と、彼女に毎日朝食を届ける同級生との青春ラブコメ。


『キン・フー 武俠映画の王 前編』6月24日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

武侠映画の王キン・フー監督の作品と映画人生を記録したドキュメンタリー前編。


『キン・フー 武俠映画の王 後編』7月29日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

武侠映画の王キン・フー監督の作品と映画人生を記録したドキュメンタリー後編。


『ハヨン一家〜タイヤル族のスピリット』8月26日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

三世代のタイヤル族の家族を描いたヒューマンドラマ。金馬奨で6部門ノミネートされた。


短編スペシャル『ドラゴンの反乱』9月30日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

権威主義に立ち向かう高校生たちの物語で、民間伝承や若者の成長、学校や家族の対立などの要素を見事に融合。


短編スペシャル『父の映画館』9月30日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

廃屋となった映画館を訪れた青年、記憶を運ぶ光が向こう側に映し出された時見えたものは…。


短編スペシャル『Good Day』9月30日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

身も心も疲れ果て妻から離婚を迫られた中年男が、鍵を忘れたまま家を出ると台風襲来…。


『童話.世界』10月21日(土)会場:13時開場 13時30開演 配信:14時〜

弁護士出身の唐福睿(タン・フーレイ)監督デビュー作。現在と17年前の性暴力事件を通して様々な人間模様が描き出される。

2023年台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の“いま”」は4月〜10月、台湾文化センターにて開催(7回)。第1回『流麻溝十五号』は4月15日(土)13時開場、13時30分開演。

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