西島秀俊&青木崇高、黒沢清監督最新作『蛇の道』に参戦! コメント到着

2024年4月9日(火)12時0分 クランクイン!

柴咲コウが主演、黒沢清が監督・脚本を務める日仏共同製作映画『蛇の道』に、西島秀俊青木崇高の出演が決定。併せて場面写真とメイキング写真が解禁された。

 本作は、1998年2月21日に日本で劇場公開されたサスペンス映画『蛇の道』を、黒沢監督初の試みとしてセルフリメーク。撮影は全編フランスロケ。主人公の精神科医・新島小夜子役を柴咲コウ、殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役をフランスの俳優ダミアン・ボナールが演じる。

 今回新たに出演が発表された西島秀俊が扮するのは、パリで精神科医として働く小夜子の元に通う患者・吉村役。黒沢監督とは『クリーピー 偽りの隣人』(2016)を含む4作品でタッグを組んできた西島は「黒沢監督と再びご一緒できたこと大変嬉しく思います。あの復讐の物語が再び描かれる、しかも舞台はフランスということを聞き、驚き興奮しました。復讐の果てにはいったい何があるのかが描かれています。これまでに見たことのない物語が待っていると思います」とコメント。

 小夜子の夫・宗一郎を演じるのは、青木崇高。青木は「国内外に多くのファンを持つ黒沢清監督の作品に関われたこと、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。この映画を世界のより多くの方に観ていただきたいです」と呼びかける。

 このたび解禁された場面写真は全4枚。小夜子のもとへ診察に訪れた吉村が虚ろな目でじっと何かを訴えるような姿のほか、夜子の側面にぴったりと立ち、生気の無い顔で見下ろす吉村の姿。さらには宗一郎が薄暗い殺風景な部屋でパソコンに向かい、パリに住む小夜子に語りかける様子も。しかし画面を見つめる小夜子の表情は冷たく、夫婦間にある溝の深さがうかがえる。

 なお、黒沢監督は「西島さん、青木さん、共にたった一日のパリロケでしたが、この映画に素晴らしい多様性と華やかさと、そしてただならぬ緊張感とをもたらしてくれました」としている。

 映画『蛇の道』は、6月14日より全国公開。

 西島、青木、黒沢監督のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■黒沢清監督

 西島さん、青木さん、共にたった一日のパリロケでしたが、この映画に素晴らしい多様性と華やかさと、そしてただならぬ緊張感とをもたらしてくれました。現場では、柴咲さんも久しぶりの日本語の芝居でずい分リラックスしていらっしゃいましたが、いざカメラが回り始めると、互いの腹を探り合うような、お二人との不穏なやりとりに、フランス人スタッフたちもただただ圧倒されていたようです。

■西島秀俊

 黒沢監督と再びご一緒できたこと大変嬉しく思います。

 『蛇の道』はとても好きな作品です。あの復讐の物語が再び描かれる。しかも舞台はフランスということを聞き、驚き興奮しました。

 私が演じた吉村は、監督が実際に会ったことのある人物にインスパイアされて出来上がったと伺い、現場で一緒に人物像を作り上げていきました。作品をご覧になる皆様に吉村という人間がどのように映るのかとても興味があります。そして柴咲さんと再び共演し、その鋭い感性と高い集中力に引き込まれる事で、小夜子と吉村の独特の緊張感を生み出すことが出来たのではないかと感じています。

 『蛇の道』は復讐の果てにはいったい何があるのかが描かれています。これまでに見たことのない物語が待っていると思います。

■青木崇高

 緊張と狂気をはらんだ物語とは全く違って、現場の雰囲気は監督のお人柄が映し出されているような、とても温かく心地のよいものでした。

 フランスの現地スタッフに敬意を払いながら、1カットずつ丁寧に撮られる姿はとても印象的でした。

 主演の柴咲さんは、撮影前からしばらくフランスで生活されていたからなのでしょう、佇まいがしっかりと馴染んでいて、大変驚きました。また立ち姿がとても美しく感じました。

 国内外に多くのファンを持つ黒沢清監督の作品に関われたこと、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。

 この映画を世界のより多くの方に観ていただきたいです。

クランクイン!

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