横浜流星、吉沢亮と親友兼ライバルの歌舞伎界御曹司役「共に刺激し合い…」

2024年4月10日(水)5時0分 マイナビニュース

俳優の横浜流星が、吉沢亮主演の映画『国宝』(2025年公開)に出演することが10日、明らかになった。
同作は吉田修一氏による同名小説の実写化作。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ芝居だけに生きてきた喜久雄(吉沢亮)が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語を描いている。
○■映画『国宝』に横浜流星出演
この度、主人公の親友でライバルとなる歌舞伎界の御曹司・大垣俊介役に横浜流星が決定。来年2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜は、『新聞記者』(22年/Netflix)、『アキラとあきら』『線は、僕を描く』(22年)など数々の話題作に出演し、2022年『流浪の月』では第47回報知映画賞助演男優賞を受賞。昨年2023年、『ヴィレッジ』『春に散る』での演技が高く評価され、第48回報知映画賞主演男優賞を受賞し、2年連続の快挙を成し遂げている。『春に散る』のボクサー役を演じるにあたっては、実際にプロテストに挑戦し、見事合格した。
今回挑むのは、名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた俊介。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介が親友となり、共に芸を磨いてスターダムを駆け上がる。名門の血を引く俊介と、芸でのしあがる喜久雄のライバル関係もまた、今作の大きなみどころとなる。NHK大河の主演をつとめた吉沢と、これからつとめる横浜共演することになる。今回同作のメガホンをとる李相日監督とは、2022年『流浪の月』以来のタッグとなり、横浜は「俳優人生の転機となった」と語っているほど。
吉沢同様、横浜もこれまで踊りの経験がなかったため、昨年3月より「まっすぐ歩くこと」から稽古を始めたが、元極真空手世界チャンピオンの体幹の強さもあり、めきめきと踊りの腕をあげまたという。先に稽古を始めていた吉沢に追いつけ追いこせと、他の仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず、歌舞伎の家に生まれた役者に見えるように全身全霊を捧げて役に挑む。初めて吉沢と2人で踊ったのは昨年12月で、スタッフ全員が驚くほど息のあった舞踊を見せたが、撮影中のいまも空き時間を見つけては稽古に励んでいる。
○■横浜流星 コメント
李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。
目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。
○■李相日監督 コメント
ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。
【編集部MEMO】
映画『国宝』ストーリー…任侠の一門に生まれ、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄(吉沢亮)。歌舞伎の名門に生まれ、跡取り息子として生まれながらに将来を約束された俊介(横浜流星)。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる2人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。運命に翻弄され、もがき苦しみ舞台に立ち続ける2人。「歌舞伎」という鮮やな世界の秘められた裏側で、激動の人生を歩みながら、ただひたすらに芸の道を極めてゆく。

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