森山未來主演、Leminoドラマ『飛鳥クリニックは今日も雨』メインビジュアル解禁　勝地涼＆馬場ふみかも出演

　俳優・森山未來が主演し、入江悠が監督を務めるLeminoオリジナルドラマ『飛鳥クリニックは今日も雨』のメインビジュアルが公開された。あわせて、勝地涼と馬場ふみかの出演も明らかに。本作は、ドコモの動画配信サービス「Lemino」にて、4月17日午前0時から全話一挙配信され、第1話と第2話は無料で視聴可能。第3話以降は、Leminoプレミアム（月額990円・税込）で配信される。

　本作の原作は、90万人以上のフォロワーを持つ異端のインフルエンサー・Z李による同名小説。物語の舞台は“日本最大のカオス”とも称される新宿・歌舞伎町。警察では手に負えないトラブルを、裏社会の論理で解決する“何でも屋”の男・リー（森山）が、暴力、詐欺、売春、裏金融といったさまざまな問題に巻き込まれながらも、それぞれの「落とし所」を見つけていくクライム・サスペンス。

　勝地が演じるのは、リーの悪友・純ちゃん。トラブルを引き寄せる体質の持ち主で、リーと行動を共にする一方、厄介ごとを持ち込むこともしばしば。そして、物語の鍵を握るヒロイン・美香を馬場が演じる。リーの恋人である美香の存在が、彼の運命を大きく左右していくことになる。

　入江監督は、映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『AI崩壊』『あんのこと』などで、社会の闇や人間の心理を鋭く描いてきた。本作でも単なる犯罪劇にとどまらず、「なぜ人は罪を犯すのか」という人間の本質に迫るストーリーテリングで本領を発揮。裏社会のリアリティを、単なる“衝撃映像”として消費させるのではなく、「社会の表と裏に生きる人々の心理や葛藤を描く物語」として昇華させている。

　また、主演の森山も、せりふだけでなく、目の動きや仕草、姿勢、立ち居振る舞いによって、リーという人物が抱える“過去の傷”や“言葉にできない葛藤”を繊細に表現。キャラクターの内面に深く迫る演技に注目だ。

　さらに本作では、歌舞伎町のリアルな空気感を映像に落とし込むため、徹底したリサーチと慎重な撮影体制が取られた。映画『新宿スワン』などの制作陣へのヒアリングを行い、トラブルの未然防止に向けて過去の事例を分析。ロケ地の選定や撮影方法を緻密に調整した。スタッフの数を最小限に抑えつつ、街の雰囲気を損なわない“機動的な撮影”を実現。歌舞伎町の“生の空気”をそのまま映像に封じ込めている。