原作は宮崎駿監督からのオファー? アニメ映画『猫の恩返し』、金ローで5.3放送

2024年4月12日(金)6時0分 クランクイン!

スタジオジブリのアニメ映画『猫の恩返し』(2002)が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて5月3日21時より放送されることが決まった。

 本作は、『耳をすませば』の原作者でもある柊あおいの漫画『バロン〜猫の男爵』が原作のアニメーション作品。『耳をすませば』の主人公・月島雫が描いた物語という発想の作品で、猫男爵の人形バロンや、怪しいブタネコ・ムーンのような猫が登場する。

 17歳の高校生ハル(声:池脇千鶴)はごく普通の女の子。下校の途中でトラックにひかれそうになった猫を助けたところ、猫が立ち上がり人間の言葉でお礼を伝える。その猫は、“猫の国”のルーン王子(声:山田孝之)で、父の猫王による恩返しが始まった。ハルの元に、ネコジャラシやネズミなど、ありがた迷惑な贈りものが届く。挙げ句の果てにハルをきさきに迎えるため、“猫の国”に招待するという。

 困っているハルのもとに不思議な声が響き、さらにブタネコ・ムタに導かれるように、ハルは「猫の事務所」にやってくる。そこにいたのは猫の男爵バロン。ハルの相談に乗り、力になることを約束する。しかし、そこに猫の大群が乱入し、ハルが“猫の国”へ連れ去らわれてしまう。果たしてハルは無事に元の世界に帰ることができるのか?

 原作の『バロン〜猫の男爵』は、宮崎駿監督からの依頼で柊あおいがストーリーを考え、描き下ろし漫画にしたもの。『耳をすませば』に登場したバロンとムタ(ムーン)、地球屋を使ってアニメの原作を描いてほしいという依頼だったという。

 柊は物語を考え始めたとき、バロンとムタが活躍する以上、自分が普段描いている少女漫画ではなく、ファンタジーとして展開させていくことを考えたという。ファンタジーを描くとなると、見る人が物語にスッと入り込めるように、感情移入して一緒に物語の世界に入っていける人物が必要と感じたそう。そこで考え出されたのが、どこにでもいる普通の17歳の女子高生ハルというキャラクターだった。

 そして猫男爵バロンを登場させるということで、『耳をすませば』の月島雫が成長して書いた物語ということにしたそうだ。原作漫画を出版する際、“文/月島雫・絵/柊あおい”としたくなったとか。

 番組後半では「ジブリ作品の様々な生きもの」を大特集する。今作で活躍するバロンやムタをはじめ、ジブリ作品には不思議なちからを持つ猫が登場。『魔女の宅急便』のジジや、『となりのトトロ』ネコバスなどなど。さらにジブリ作品には、猫以外にも、さまざまな生きものたちが登場。『もののけ姫』のヤックルやヤマイヌ、『ハウルの動く城』のヒンなど…その魅力を特集する。

 アニメ映画『猫の恩返し』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて5月3日21時放送(本編ノーカット)。

※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記。

クランクイン!

「アニメ映画」をもっと詳しく

「アニメ映画」のニュース

「アニメ映画」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ