「何をやってもキムタク」だからこそ《木村拓哉に演じてほしい役アンケート》「情けない姿が見たい」

2024年4月15日(月)11時0分 週刊女性PRIME

木村拓哉

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 4月25日から、木村拓哉主演のテレビ朝日開局65周年記念ドラマ『Believe—君にかける橋—』がいよいよスタートする。キムタクが演じるのは、大手ゼネコンに勤務し、橋づくりに情熱を燃やす設計士・狩山陸という役どころ。物語は、橋づくりに人生を懸ける狩山が思わぬ困難に見舞われ……というサスペンス仕立ての人間ドラマになっているそう。

 キムタクといえば、これまでにピアニスト、美容師、検事、パイロット、アイスホッケー選手、レーサー、総理大臣、ボディガード、シェフなど、さまざまな職業を演じてきたが、「何をやってもキムタクにしか見えない」といった視聴者の声もいまだに根強くある。

 そこで今回「この役ならキムタクが輝くはず」「こんなキムタクが見たい!」と思う役柄をアンケートで調査。30代から80代の女性300人を対象にみんなの声を集めてみると……。

汚れ役へのむちゃぶりも

 まず7位「悪役」、8位「不倫夫」など、下位には汚れ役が目立った。「極悪人の役柄も魅力的に演じそう」(大阪府・60歳)という理由で冷徹な極悪知能犯役や、「今まで見たことがない」(神奈川県・62歳)ので殺人鬼や詐欺師などを演じてほしいという声が。「変質者を演じてもキムタクのままなのか見てみたい」(秋田県・54歳)と、なかなかのむちゃぶりもあった。

 6位は正統派なイメージの「弁護士」役。「少し冷たくて論理的な役が似合うのではないかと思う」(神奈川県・75歳)、「知的な役柄が似合うと思う」(東京都・73歳)と、年相応な落ち着いた役回りへの期待感が強いよう。「『HERO』の検事役がよかったので、弁護士役も見てみたい」(埼玉県・60歳)という感想もチラホラ。

 次に同率で4位に挙がったのは「刑事」と「医師」。それぞれ映画『マスカレード・ホテル』、ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』で演じた役柄なので、その印象も大きかったのだろう。

 特に刑事役は『教場』で刑事指導官を演じたこともあり、さらにイメージが強いのかもしれない。「正統派な刑事を見てみたい」(栃木県・47歳)というリクエストのほか、「若手俳優とバディを組んでほしい」(埼玉県・56歳)、「1人で目立つような感じではなくて、仲間でその場の雰囲気をつくり上げる感じがいい」(福島県・67歳)など、刑事ドラマならではのチームプレーが見せる化学反応を楽しんでみたいよう。

 同率の医師役では「白衣が似合いそうだから」(兵庫県・64歳)、「理性的な雰囲気をまた見たい」(埼玉県・61歳)と、白衣に身を包んだキムタクを再び堪能したい♪ という甘い妄想に浸る人、続出!



 3位は「会社員」。多くの視聴者が、特別な人ではなくどこにでもいる市井の人を演じるキムタクを見たいと切望しているようで……。実は過去に何度か会社員役は演じているのだが、「ヨレヨレなおっさん役を見てみたい」(神奈川県・42歳)や、「カッコつけがちなキムタクの情けない姿が見たい」(神奈川県・38歳)に代表されるように、完全無欠のエリートではなく、悩みやコンプレックスを抱えた等身大の役を見たいと思う人が多数。さらに、「オーラを消せるか見もの」(神奈川県・57歳)と、平凡な役を演じることで真の力量を見極めたいという手厳しいコメントも。

「見たい役」1位と「ハマり役」ランキング

 2位は僅差で「教師」役。ドラマ『未来への10カウント』で、元教師でボクシング部コーチを演じたキムタクだが、「熱血教師役を見てみたい」(宮城県・51歳)や「子どもに勉強を教えている姿が似合っていそう」(愛知県・58歳)など、キムタクのイメージを活かした正義感あふれる教師役を熱望する声が上がった。

 サラリと髪をかき上げつつ教壇に立つキムタクを想像したら、また学生時代に戻りたくなりそう!



 最も多くの票を集めた1位は「パパ」で、妻も子どももいるパパ役を見たい派と、ひとりで子どもを育てるシングルファーザー役を見たい派が、ちょうど半々に分かれた。妻子のあるパパ役は「いいお父さんを演じてくれそうだから」(香川県・52歳)、「平凡な役柄を見たい」(北海道・42歳)といった理由が多く、「シングルファーザー」役では、「情けないオヤジを演じてほしい」(京都府・48歳)や、「コミカルに演じてほしい」(神奈川県・71歳)など、男手ひとつで子どもを育てる父親役を通して“今まで見たことのないキムタクを見たい!”という願望があるようだ。2児の父親でありながら、ほとんど家庭のにおいを感じさせないキムタクだからこそ、生活感むき出しなパパの顔をドラマで垣間見たいのだろう。

 ちなみにここで、キムタクが演じた中でいちばんのハマり役ランキングの結果も発表しよう。まず3位は、2位に僅差で『ロングバケーション』のピアニスト役がランクイン。恋に奥手でちょっと生意気な年下ボーイ役を自然体で演じ、当時、たくさんの女性を虜にした。

 気になる2位は『ビューティフルライフ』の美容師役。当時流行っていた“カリスマ美容師”に挑戦し、イケメンでおしゃれな役どころと完璧なシンクロを見せた。

 過去イチのハマり役として挙がったのは、ほかに圧倒的な差をつけて『HERO』の検事役だった。正義感が強く型破りな検事・久利生公平を演じたこのドラマは、主演ドラマの中で視聴率1位となるなどキムタクを代表する作品の一つとなっている。

 圧倒的な当たり役となったこの3つを超える作品は今後出てくるのだろうか!?



アニメ実写への期待は…

 次に、キムタクに実写化してほしいマンガやアニメ、小説のキャラや歴史上の人物などを教えてもらうと……。なんと半数以上が「ない」という回答。

 “そもそも実写化は望んでいない”“年齢的にちょうどいいキャラが少ない”という声が多い中で、比較的票を集めたのが大人気アニメ『SPY×FAMILY』の敏腕スパイで父親のロイド役。

「スパイ役がカッコよさそう」(福井県・37歳)、「ちょっと抜けてるところが見たい」などの理由が。

 次点は『シティーハンター』の冴羽リョウ。『シティーハンター』といえば、Netflixで鈴木亮平主演の映画が配信されることが決まっているが……。「カッコよくてシャープだけど、普段は女好きみたいな二面性を見てみたいから」(大阪府・54歳)など、黙っていれば二枚目なのにスケベでちょっとダメ男のリョウちゃんをキムタク版で見たいと推す声が。確かに、アクションだけでなくキムタクがエロ芝居をするところ、ぜひ見てみたい♪



 その他、新作アニメから戦国武将まで、各ジャンルの幅広い名前が挙がった。孤高のスナイパーで個性的なイケメンの『ゴールデンカムイ』の尾形百之助(実写映画では眞栄田郷敦が演じた)から、「たまには三枚目なキムタクが見たいから」(茨城県・54歳)と『サザエさん』の夫・マスオまで、思い思いのキャラが並ぶ。

「何をやってもキムタクだから演じてほしい役はない」という辛辣な意見もあったが、アンチが多いのもスターの証し。同時に“何を演じてもキムタクだが、それがいい”“汚れ役や情けない役で新境地を見たい”など熱いファンの声も。春からの新ドラマにはそんな視聴者の思いが届いているのか、しっかりと見届けたい。


取材・文/天野 仲 撮影/『週刊女性』写真班 ※その他画像は公式SNS、公式HPより

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