【沖縄国際映画祭】AKINA「私にとってなくてはならない作品」 2019年に焼失した首里城がテーマの作品に出演

2024年4月20日(土)14時58分 オリコン

映画『不死鳥の翼』舞台あいさつの様子 (C)ORICON NewS inc.

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 Folder5の元メンバーで、タレント・俳優のAKINAが20日、沖縄県那覇市で開催された『第16回 沖縄国際映画祭 島ぜんぶでお〜きな祭2024』内で行われた映画『不死鳥の翼』舞台あいさつに登場した。

 本作は、2019年に焼失した首里城をテーマに琉球の古都首里を舞台にした2つのオムニバス物語を「沖縄を変えた男」「ココロ、オドル」「10ROOMS」で地元沖縄を撮り続けてる岸本司監督が描く。舞台あいさつには同作に出演した小橋川嘉人、大城桜子、真栄城、美鈴、山内千草、蓬莱つくし、岸本司監督も登場した。

 AKINAは「みなさんと一緒に拝見しました。撮影中は出来上がりをイメージして作ったんですが、改めて出来上がった作品を観ると、感慨深いものがあるなと感じました」といい、「岸本監督とは10年ぶりに作品をさせていただいて、その時は20代でした。今作では、岸本さんが書くせりふで何気ない言葉にジーンときたり、10年前では感じなかったようなことがいっぱいあって、岸本監督の作品が本当に好きなんだなと演技をしながら、そしてきょう観て、感じました」と伝えた。

 本作でAKINAは、夢破れた主人公を演じたが「演じたのは、離婚をして夢をあきらめて故郷の沖縄に戻ってくる女の子。作中での『なんで、あきらめちゃったんだろう』という言葉は、自然に出てきた言葉だったんです。がむしゃらにやっているんですが、ある日、やり続けても意味あるのかなって思う瞬間って、誰しもあると思うんです。そんな思いを岸本監督のせりふで表現するのが私にとってはすごい幸せでした。演じるにあたっては、迷いもあったけど、自由にさせていただいていたし、私にとってなくてはならない作品になりました」と撮影時の心境を明かした。

 劇中では手話も披露しているが、かなり練習をしたそうで「今は東京に住んでいるんですが、手話の学校に行って少しでもできるようにと勉強をしました」と役作りについても語った。

 最後には「私は沖縄の魅力は、美しい景色、そして人の温かさだと感じています。日々、生きていると心無い言葉を言われたり、傷つくこともあると思うんです。けど、人の言葉で元気になったり、勇気が出たり、明日も頑張ろうと思えることもあります。それを何も変わらず見守っていてくれるのは景色だと思うんです。海だったり、空だったり、風の音だったり、いろんなことを景色によって励まされている」と沖縄の魅力について語り、「首里城が何度も燃えているのに立ち上がる沖縄の方は本当に心が強い。このあと会場を出て、ぜひ何か持ち帰って帰っていただけたら、私たち作り手はこれ以上幸せなことはないです。ありがとうございました」と感謝を伝えた。

オリコン

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