みうらじゅん、写真集の悪しき文化を力説「カメラマンの人とオフショット」 死ぬ前に根絶することが野望

2024年4月22日(月)18時41分 オリコン

写真集の文化を力説したみうらじゅん(C)ORICON NewS inc.

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 レジェンドグラドル・沢地優佳(49)、イラストレーターのみうらじゅん(66)が22日、東京・神保町の書泉グランデで行われた写真集『Venus, y』(扶桑社)の出版記念イベントを開催した。

 みうらは、『週刊SPA!』(扶桑社)で20年近く、巻頭水着グラビアページ『グラビアン魂』の連載を続けてきた。長きにわたりグラビア界の栄枯盛衰を見つめ続けてきたみうらが、「最高の熟女」と呼ぶ沢地とタッグを組んで写真集を初プロデュースした。すべてのカットは、みうらの描いたエスキース(撮影用の下絵)をもとに撮影され、“みうらの考える究極のグラビアの再現”と言うべきカットが収録されている。

 まずは沢地1人で登場。沢地は「なぜかサブカルの巨匠が日の当たらない私に脚光を浴びさせていただいたっていう感じで、なんか非常に恐縮しております」と振り返る。「1番最初に『週刊SPA!』の『グラビアン魂』を拝見させていただいたのが18年前。その中で私が参加させていただいたのがちょうど3年前。その3年前の時期は、コロナ禍で本当に時間がとってもあったので、エスキースをいっぱい見てイメージをした」と明かすと、お気に入りショットについては「全部なんですけど…。この写真集は、露出がそんなにすごくないんです。私は、どちらかというと巨乳が売りなんですけど、とてもお尻がステキに映されています」とアピールした。

 その後、みうらが花束を持って登場。みうらは「きょう、初めてお会いしたので、こっち(沢地の方)を見てしゃべることができない」と緊張しきりだった。沢地は「『グラビアン魂』に参加させていただけると思っていなかった。それが写真集になって…。夢が現実になりました」と感心すると、みうらも「こっちの夢が現実になりました」と応じて笑顔が広がった。

  みうらにもお気に入りショットについての質問が。今回は帯まで描くほどの“完全プロデュース”だった。写真集をこよなく愛する、みうらだけに「(プロデューサーが)自分を出すのはファンの方に質問。写真集を昔からよく買う方。『グラビアン魂』でも、よくリリーさんとの対談で言ってたんですけど、写真集の中で後ろの方にカメラマンの人とオフショットとかのくだらないページを廃絶したいと思っている。グラビア載った時とかに、こういう(バストアップの)写真だったら『胸いっぱいの愛を』とか、しょうもないキャッチコピーを編集者が入れるんです。それだけは廃絶させて死にたいとも思っている」と悪しき文化の根絶を呼びかけた。

 その分、どこまで関与するのかで悩んだそう。「この(カバーの)中の本表紙に俺が書いたエキースが全部入ってます。そこだけです、俺が登場したの」と買ったから人だけがグラビアとエスキースを見比べることができる楽しみポイントを解説していた。

オリコン

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