『Destiny』宮澤エマ、石原さとみの“親友役”に「そんな世界線に私が」と興奮 共演者の魅力語る

2024年4月23日(火)8時0分 マイナビニュース

石原さとみが3年ぶりに連続ドラマに復帰したテレビ朝日系ドラマ『Destiny』(毎週火曜21:00〜)。『Dr.コトー診療所』などの脚本を手掛けた吉田紀子氏によるオリジナル脚本で、石原演じる主人公の検事・西村奏が初恋の人との再会をきっかけに、大学時代に起きた事件や父の死の真相などの出来事がやがて1本の線で繋がっていく、20年にわたる壮大なサスペンスラブストーリーとなっている。
本作で奏の親友・森知美を演じているのは、ミュージカルやドラマで活躍中の宮澤エマ。どのような思いを胸に作品に臨んだのか、話を聞いた。
○どんな化学反応を起こしていくか楽しみだった
——ドラマ出演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?
こんなに同世代がたくさん出ていて、大学生時代から始まるという作品はやったことがないですし、それぞれのジャンルの最前線で活躍されている方々と共演できるということが私にとってはとても大きかったですね。特に石原さとみさんは学生の頃からドラマでずっと見ていた方で、そんな方の親友役なんて、お話をいただいたときはちょっと現実味がなかったです。そんな世界線に、今の私はいるんだ! っていう驚きと興奮がありました。物語もサスペンスラブストーリーで、オリジナルということはお聞きしていて、先の展開まで聞いていたわけではないんですが、ドキドキするような材料がそろっていて、一体どんな化学反応をみんなで起こしていくのかが、本当に楽しみでした。
——宮澤さんが演じられた知美は、頭脳明晰で行動力があり、他人の考えには左右されない意志の強さがある女性です。知美を演じるにあたり、どのようなことを意識されましたか?
撮影に入る前から、ものすごく詳しいプロットをいただいていまして、キャラクター説明もかなりびっしり書かれていたんです。本編には出てこない「演劇部に入っていた」など、キャラクターの輪郭を示すような設定をたくさんいただいていました。だから、正義感にあふれていて、まっすぐで竹を割ったような性格の女の子というのは撮影前からわかっていて。でも、いざ5人で学生時代を演じたとき、それぞれのキャラがハッキリしていて、難しく考えなくても知美というキャラクターが生まれた気がしました。物語が思わぬ方向に向かい始めたとき、真面目で勉強好きなベースラインがあるからこその納得感のある振る舞いもあれば、なんでこうなっちゃうんだろうっていう意外性のある振る舞いもあって。それは周りのキャストが引き出してくれたような気がします。特に夫役の矢本悠馬くん(梅田祐希役)との化学反応はたくさんありました。
——クランクインが大学生時代のシーンだったそうですが、学生を演じるのはいかがでしたか?
大学生時代は、多分みんなちょっとドキドキしていたんじゃないかな。無理やり若作りするとかではなく、5人ならではのテンポ感とか関係性、学生らしさを出していくことを全員が意識していて、割と早い段階でそれを作りだせたのはこの5人だったからだと確信しています。同世代なのできっと大丈夫そうと思ってインしましたが、若さゆえの愚かな感じとか、一生懸命なところ、猪突猛進なところなど、全部含めて学生らしく演じられたのは、間違いなくこの5人だから。学生のシーンは5人の楽しそうな雰囲気が前面に出ていると思うので、そこを楽しんでいただきたいです。
○同世代でおしゃべり絶えずずっと笑っていた
——石原さとみさんの印象はいかがですか。
さとみちゃんは、それこそ竹を割ったような方でものすごくまっすぐ。信念があって、でもとっても温かみのある、愛のある方です。仕事に対しても、共演者に対しても、いつも毎回全力で、主役として、みんなを引っ張っていく、その場を引っ張りあげていくような方でした。今回は、学生時代からの親友役なので、その部分も加味して最初からとてもフランクに接してくださいました。地に足の着いた感性をとても大切にされているのだと最初から感じられたので、私も変に壁を作りたくないと思ったんです。芝居でぶつかるときは一生懸命にぶつかっていくし、投げられたものをキャッチしていこうと思いました。私が違うものを投げたら、さとみちゃんも毎回違うものを投げ返してくるような新鮮さがありました。第8話で、2人だけでおしゃべりするシーンがあるんですけど、そこは1番好きだと言えるくらい素敵なシーンになりました。そんなシーンにできたのは、さとみちゃんとだったからと思っています。まだ仕上がりまでは見られていないので、私も放送を楽しみにしています。
——会見での皆さんの雰囲気を見ていても、とっても仲良しなのが伝わってきました。
常におしゃべりしてましたからね(笑)。待ち時間はプライベートな話もしましたし、やっぱり同世代なので見てきたものも同じで、ずっと笑いが絶えなかったです。
——亀梨和也さんはどんな方でしたか?
本当にスーパースターというか、コンサートやドラマで見ている姿があまりに鮮明で、ある意味でそれを裏切らない瞬間もあれば、フラットな印象のときもある方です。そして優しい方。すごく気遣いをされていて、周囲をよく見ているんです。逆に矢本くんはゴーイングマイウェイの天然素材(笑)。田中みな実さんも、気遣いの面がありながらご自分をしっかり持っていらっしゃる方で、さとみちゃんも周りを見ながらも自分の軸はブレない方。そんな中で、亀梨さんがスーパースターでありながら、アジャストしていくような調整役になってくださっているんです。今何にハマっているとか、そういう何気ない会話で自分をさらけ出してくださっていて、そんな方が輪の中にいてくださることが、ある意味でこの作品の肝になったかもしれません。
——フラットに、スッと皆さんの間に入ってきてくれるような存在だったんですね。
私たちが20代だったらまた違った関係性だったかもしれません。今、このメンバーでやれたことがすべて。全員が大人で、仕事に対しての向き合い方やポリシーがある中で、気持ちよく芝居ができました。そんな関係性でやれたことは、すごくうれしかったです。
■宮澤エマ
11月23日年まれ、東京都出身。ミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング 〜それでも僕らは前へ進む〜』(13)で初舞台を踏み、『シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜』『ウエスト・サイド・ストーリー』『日本の歴史』など多くの舞台に出演。2023年には『ラビットホール』で初主演を務めた。ドラマは、連続テレビ小説『おちょやん』(20〜21)で注目される。以降『大河ドラマ 鎌倉殿の13人』(22)、『よだれもん家族』(22)、『罠の戦争』、『らんまん』、『ゆりあ先生の赤い糸』、『フェルマーの料理』などに出演。2024年は舞台『オデッサ』に出演した。

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