テレ東ドラマ「95」(2) 細部にこだわった95年のファッション再現に注目

2024年4月23日(火)7時0分 スポーツニッポン

 テレビ東京ドラマ「95」(月曜後11・06)は1995年を舞台にしている。作中では地下鉄サリン事件やポケベルなど、当時実際に起きた事件や世相にこだわって描かれている。ロケ地には早めから「95年のにおいが残る場所」を選定し、2024年に撮影する中で95年の空気を醸成することに努めた。

 そんな工夫が表れているのが1話の地下鉄サリン事件のシーンだ。テレビ東京が実際に撮影した報道映像を差し込むことでリアルさを演出。倉地雄大プロデューサーは「当時の方々の顔が映らないようにモザイクをかけるなどルールを守って使える道を模索しました。当時の映像に力があると思ったので、使用させていただきました」と、その意図を説明した。

 そうした再現に使えるお金に限界がある中で、ファッションには力を入れた。衣装部が多くの衣装を集め、時計に至るまで春夏秋冬の95年ファッションを再現した。「今の人が見ても、かっこいいとか、可愛いと思ってもらえるような95年のファッションを再現しています」と倉地氏。制作陣の細やかな表現にも注目だ。 

スポーツニッポン

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