北村匠海 25年度NHK「あんぱん」で今田美桜と6度目のタッグ 口をそろえて「ホッとした」

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　NHKは26日、2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶ（今田美桜）の夫、柳井嵩（やない・たかし）役について、俳優の北村匠海（26）に決定したと発表した。北村は東京・渋谷の同局で行われた会見に今田とともに出席した。

　国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家やなせたかしさんと妻・小松暢さんがモデルの物語。戦争を生き抜き波瀾（はらん）万丈の人生を送ったやなせさんと、支えた妻の愛と勇気を描く。ヒロインの今田が演じるのは朝田のぶ、北村はその夫・柳井嵩役。漫画家夫婦をテーマにした朝ドラは2010年に放送された「ゲゲゲの女房」以来となる。北村にとって朝ドラ出演は今回が初となる。

　今田と北村の共演はこれで6回目。テレビドラマは20年に「半沢直樹」スペシャルで、映画は21年の「君は月夜に光り輝く」、21〜23年の「東京リベンジャーズ」シリーズ（3回）でも共演している。

　今田は「北村さんとは5度目くらいで、最初に柳井役が北村さんと聞いたとき、安心でしかなくて。朝ドラは撮影期間も長いし、夫婦役で私も緊張しいでどなたかとドキドキしてたが、北村さんと聞いてホッとした。何も心配ないなと」と再共演に喜び。6度目の共演ということに「ご縁を感じる」と今田。「私も何度かご一緒する中で北村さんは朗らかさがありつつ、すごく真っ直ぐで何か秘めてる強さが言葉に感じられて」と印象を語った。

　「すごく柳井役の人柄に触れていく芝居を見るのが楽しみ。撮影が楽しみ。ご一緒できて、素直に嬉しかった。2人で柔らかく温かく歩んできた2人の人生を丁寧に描いていけたら」と意気込んだ。

　「今田さんとは映画で出会い、その時はメイドだった。そこから僕ら始まって、次はドラマスペシャル。次ぎは金髪のツンツンで過去にリベンジするような映画で前編後編があって、これが6度目」と今田とのこれまでを振り返った北村。「今田さんは現場ではひまわりのようで、男性スタッフが柔らかになっているのを見ている。誰かが緊張してたり気負ってたりするのを柔らかくする方なんだと思います。でもそれは芯が強くないとできないことで、だからきっと助けてもらうこともあるし、まぶしくて見えないことあるかもだが、安心しました」と全幅の信頼を口に。「実は役が決まる前に、パリの帰りの飛行機で会ったことがあって、その後に今田さんが（朝ドラを）やると聞いて、そういう巡り合わせにホッとしたことも覚えています」と語った。