ウルトラマンゼロの15年をふりかえる豪華展示イベントを開催 - ウルトラマンZ声優・畠中祐が「ゼロ師匠」の晴れ舞台を応援!

2024年4月27日(土)13時12分 マイナビニュース

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年)で映像デビューしたウルトラマンシリーズの人気キャラクター「ウルトラマンゼロ」の誕生15周年を記念した展示イベント「ULTRAMAN GALLERY ウルトラマンゼロ15周年〜Beyond the STARS〜」が4月27日より、東京都渋谷区の西武渋谷店 B館地下1階にて開催されている。
前日に行われたマスコミ向け内覧会&テープカットセレモニーには、『ウルトラマンZ』(2020年)で活躍し、ウルトラマンゼロを師とあおぐ実直な若き戦士ウルトラマンゼットの声を演じる人気声優・畠中祐が登場。「師匠」の記念イベントを大いに盛り上げた。
○ウルトラマンゼロのあゆみ
ウルトラマンゼロは、悪魔のような侵略者から地球を守るため戦ったヒーロー「ウルトラセブン」(1967年)の「息子」として、初登場時から大いに話題を集めていた。映像作品デビューは2009年12月公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』だが、ウルトラマンを愛するファンの前にゼロが初めて姿を見せたのは、映画より約4ヶ月前となる夏の人気イベント「ウルトラマンフェスティバル(現在のウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバルにあたる)」のステージショー第2部「守れ!光の国〜闇の戦士大襲来!〜」だった。
邪悪なウルトラマン=ウルトラマンベリアルが猛威を振るう中、ウルトラヒーローたちの危機を救うべく、ステージ後方から光線技を放ったゼロ。しかしこのとき彼は、セブンの息子という素性を明かしておらず、訓練用の鎧「テクターギア」を装着していたため、ウルトラヒーローなのかどうかもわからない、まったく謎のヒーローとして登場していた。
ウルトラセブンの息子であり、ウルトラマンレオの弟子だという鮮烈なバックボーンを持つウルトラマンゼロは、それまでのウルトラヒーローとは一味違った「血気盛んな若者」のイメージを備えており、レオから受けた厳しい修行の中で「他者を守る」という本当の「強さ」の意味を知り、真の戦士として成長していく。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で絶大な人気を獲得したゼロは、後続する映画作品、オリジナルDVD作品、ウルトラヒーローのライブショーなどに多数出演し、新世代のウルトラマンシリーズを生み出す原動力になっていく。
ニュージェネレーションウルトラマンシリーズと呼ばれる『ウルトラマンX』(2015年)第5話や『ウルトラマンオーブ』(2016年)第4話にゲスト出演したほか、『ウルトラマンジード』(2017年)ではレギュラーとしてウルトラマンジード/朝倉リク(演:濱田龍臣)と共に宇宙の脅威に挑むため、気弱だが正義感の強いサラリーマン・伊賀栗レイト(演:小澤雄太)の身体を借りて地球上に留まり、数々の凶悪怪獣と戦った。ニュージェネレーションウルトラマンはそれぞれ「異なる宇宙」で活動しているが、多元宇宙(マルチバース)を飛び越えることのできるゼロは時間や空間の制約を受けず、さまざまなウルトラヒーローのピンチを救うためかけつけることができるのだ。
ゼロが活躍を開始した2009年から10年以上の歳月が過ぎた『ウルトラマンZ』(2020年)では、ゼロを師匠と呼び、尊敬する若き戦士ウルトラマンゼットが登場。ゼロ自身はゼットの弟子入りを認めていないと言うが、ことさら邪険にすることなく可愛がっているようだ。本展示会は、そんなウルトラマンゼロの15周年を記念し、彼が作品の中で発した数々の熱い「言葉」がいたるところに刻まれているほか、共に力を合わせて宇宙の脅威と戦った頼もしい仲間たちの立像、そして作品で使用した変身アイテム「ウルトラゼロアイ」をはじめとする小道具類、伊賀栗レイトやタイガ・ノゾム(演:DAIGO)、ラン(演:小柳友)など、ゼロと一体化した勇敢な若者たちが劇中で着用した衣装などが展示されている。
○畠中祐とウルトラマンゼロ、永遠の誓い
ウルトラマンゼットの親友であり、彼の言葉を日本語に「翻訳」する役割を担っている声優の畠中祐はマイクを手にして、「まさかゼロ師匠の15周年を一緒にお祝いさせてもらえるとは、とても光栄で、嬉しいです」と、師匠の晴れ舞台にゲストで招かれたことを喜ぶコメント。
大のウルトラマンファンでもある畠中は本展の見どころとして「ゼロ師匠の活躍場面や“名言”の数々が散りばめられていて、これまでの15年間を振り返ることができるイベントです。いくつかの言葉を読んでいると、ゼロ師匠が僕たち地球人にこんなメッセージを贈ってくれるんだ……と心ときめいてしまう内容です」と、ウルトラマンゼロを中心に、多くのウルトラヒーローたちの魅力を再確認できる場所であることを強調した。
テープカットを行う前に、畠中からゼットの決めゼリフ「ご唱和ください!」を盛り込んで、ウルトラマンゼロの呼び込みが行なわれた。
「ゼロ師匠——!!」という澄んだ畠中の声に応えるように、さっそうとかけつけるゼロ。
カメラを構えるメディアに向かって、得意のポーズを決めるウルトラマンゼロ。正統派ヒーローとしてきっちりした構えを崩さない歴代ウルトラヒーローのイメージと違い「ワルぶっているけれど根は優しい青年」のような、非常に人間くさい態度を取ることの多いゼロは、老若男女を問わず幅広いファン層を獲得している。ゼロとかたい握手を交わした畠中は「かっけえええ! ありがとうございます! むちゃくちゃ嬉しいです!」と喜びをあらわにし、ゼロとのツーショットに胸を躍らせた。
ハサミを手にした畠中はやや緊張しながらも、見事にテープカットを行ってセレモニーを盛り上げた。
会場内には「SNS映え」するいくつかのフォトスポットが存在する。にこやかにポーズを決めてくれた畠中は「ゼロ師匠の歴史をふりかえり、みなさんと一緒に喜べる展示になっています。ウルトラマンが好きな方、そしてウルトラマンをあまり知らない、最近知ったという方でもぞんぶんに楽しめます!」と力強い応援メッセージを放ち、大勢の人に足を運んでもらいたいと熱を込めた。
○見どころ満載、充実の展示品
会場内の様子。ウルトラマンゼロと、ゼロに深く関係するキャラクターの展示がこれでもかとばかり配置されており、その充実度に圧倒される。
畠中が声を担当するウルトラマンゼット。ここに展示されているのは、ゼットがウルトラセブン、ウルトラマンレオ、ウルトラマンゼロという「受け継がれてきた師弟の力」を秘めた3枚のウルトラメダルでタイプチェンジした「ウルトラマンゼット アルファエッジ」の立像である。
サブスク配信サービス「TSUBURAYA IMAGINATION(ツブイマ)」の人気コンテンツ「ウル活部屋」や「尊哉の部屋」を再現した企画展示もある。ゼロのメッセージに見送られて会場を出ると、魅力的な各種商品がズラリと並んだ物販コーナーが待っている。
会場外に置かれたメッセージボードには、ファンが付箋に書いたゼロへの熱い思いを、マント部分に貼りつけることができるという。
メッセージボードの隣には、邪悪なウルトラマンとしてゼロと同じく『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でデビューした宿敵・ウルトラマンベリアルの不敵な姿が見られた。
「ULTRAMAN Gallery ウルトラマンゼロ15周年 〜Beyond the STARS〜」は2024年4月27日から5月12日まで、西武渋谷店B館地下1階で開催されている。営業時間は10時から20時。最終入場は19時30分となる。入場チケット一枚につき「ウルトラマンゼロ 手のひらサイズのミニお面(全5種からランダムにひとつ)」がプレゼントされる。
(C)円谷プロ
秋田英夫 あきたひでお 主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌・書籍でインタビュー取材・解説記事などを執筆。これまでの仕事は『宇宙刑事大全』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『上原正三シナリオ選集』『DVDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら

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