“キラ”保志総一朗、終映間近も「フィナーレとは言わせない!」 “終わらないあいさつ”に石田彰がツッコミ

2024年5月18日(土)20時1分 オリコン

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』フィナーレ舞台あいさつ(左から)保志総一朗、田中理恵、石田彰 (C)ORICON NewS inc.

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 アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの約20年ぶりの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(1月26日公開)のフィナーレ舞台あいさつが18日、都内で開催された。

 イベントには、キラ・ヤマト役の保志総一朗、ラクス・クライン役の田中理恵、アスラン・ザラ役の石田彰、アルバート・ハインライン役の福山潤、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘、福田己津央監督が登壇した。

 17週目でフィナーレ週を迎えている。この日までの興行収入は47億円を突破した。冒頭のあいさつで保志は「フィナーレとは言わせない!」と宣言し、福田監督から「フィナーレって書いてあるよ」とツッコまれ、会場には笑いが起きていた。それでも“フィナーレ”に名残惜しさを感じている保志は「絶対に、まだ終わらせんよ。夏とか秋にやらないですか?第2章の始まり」と勝手に予告し、福田監督から「誰が第2章をやるんだよ(笑)。勝手に決めるなよ(笑)。本当に君はキラなんだから」と笑っていた。

 締めのあいさつでは、本音も。毎年のようにゲームなどで、キラの声は新規録音していたが「寂しくないぐらい毎年やっていたけど『あの劇場版はもうないのかな』となった」と明かす。いろいろな人の思いが結実した本作が完成し、興行収入47億円というガンダムシリーズ歴代1位の数字を記録するほどのヒットとなった。「劇場公開したらやっぱりみんなが待っててくれて、僕たちが想像する以上の盛り上がりを見せてくれた」としみじみと口にした。

 その後も、ありったけの感謝を伝えようとしたが、まとまらず。最後は「4ヶ月が、あっという間で。フィナーレ舞台あいさつとか言われて寂しいけど、気持ち的には『終わらせんぞ』と。わかんないんですけど、海外でもこれから公開する国がいろいろあると思うんで。この『SEED FREEDOM』の輪を世界へ広げていきたい」と熱弁。その後も話し続け、福田監督から「夏ぐらいに終わらないトークライブやれば?」と提案され、保志は「(『機動戦士ガンダムSEED』最終話のサブタイトル)『終わらない明日へ』みたいな感じでね」と笑顔で応じる。オチが付いたかと思いきや、「思い出したんだけど…」と保志が再び話し始め、石田から「まだ終わらないの!」とツッコミが入り会場は大爆笑だった。

 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。

 これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を獲得。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、“新世代のガンダムシリーズ”として一世を風靡した。

 また、2004年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。

 シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開される。

オリコン

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