橋下徹氏 上川外相「うまずして何が女性か」発言に私見「許容できる。支持者向けへの発言で...」

2024年5月20日(月)9時9分 スポーツニッポン

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が20日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。上川陽子外相は19日、静岡県知事選の応援演説で自民党推薦候補の当選に向け「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」との自身の発言を撤回したことに言及した。

 上川氏は「私の真意と違う形で受け止められる可能性があるとの指摘を真摯に受け止め、撤回する」と静岡市で記者団に語った。発言の趣旨に関し、自身が初当選した2000年の衆院選に触れ「女性のパワーで私という衆院議員を誕生させてくださった皆さんに、いま一度、女性パワーを発揮していただき、知事を誕生させようとの意味で申し上げた」と説明。「初当選以来、女性が新しい変化をうみ出すことを日本中、世界中で実感している。その思いは変わらず、日々強まっている」と語った。

 岸田文雄首相は「誤解を招く表現は避けるべきだと私も思う」と視察先の山形県酒田市で記者団に述べた。

 橋下氏は「選挙期間中ですから撤回したんでしょう、火消しを早くしなければいけないということで。でも、僕は許容できると思っています。支持者向けへの発言で、一般世間向けへの発言ではありません。それから子どもを産めをいう発言ではなくて、当選者を出させてほしいと。しかも現実、選挙運動に携わっている人たちは、若世代は参加しない、子育て世代も忙しい。現実、子育てが終わった人が多いんです。そういう人たちを鼓舞する表現としては、僕は許されると思う」と自身の考えを述べた。

 これに他のコメンテーターが、上川氏の真意は分かるとしつつ、若い世代は「こういう世代がいるから変わらない」と思ってしまうと指摘すると。橋下氏は「今、接戦なんでね。鼓舞する範囲としてはどうかなという…いいかなと僕は思うんだけど、やっぱりちょっと時代なのかな」とコメントした。

 ◇上川氏の応援演説の発言要旨 (静岡県知事選の候補として)一歩を踏み出していただいたこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか。私も初陣のときに皆さんに「うみの苦しみにあるけれども、ぜひうんでください」と演説で申し上げた。この候補者のことを思うと、その場面が頭によぎる。今日は男性もいらっしゃいますが、うみの苦しみは本当にすごい。でもうまれてくる未来の静岡県、今の静岡県を考えると、私たちは手を緩めてはいけない。力を結集すればこの戦いを勝ち抜くことができる。

スポーツニッポン

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