別所哲也、クイーン・エリザベスの最高級シアターに驚き 『SSFF&ASIA 2024』グランプリ受賞者に優雅な船旅

2024年5月27日(月)13時0分 オリコン

客船クイーン・エリザベスを訪れた別所哲也

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 米国アカデミー賞公認のアジア最大級国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル &アジア(略称:SSFF&ASIA)2024」が、6月4日のオープニングセレモニーよりスタートする。今回で26回目のリアル開催となる。

 今年の映画祭より、ラグジュアリーな船旅を提供するキュナードの協賛が決定。約5000本の作品群から選ばれる、ジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリの受賞者に日本各地を巡る優雅な船旅が提供されることとなった。

 これを記念し、映画祭代表を務める俳優の別所哲也が、東京に寄港中の客船クイーン・エリザベスを訪問。コラボレーションにより創出される新世代のエンタテイメントと、今年の映画祭の抱負を語った。

 船内をじっくりと訪れるのは初めてだという別所は、改めて、クイーン・エリザベスのダイナミックさを感じたという。

 「調度品にいたるまで細かいところまでこだわった作りになっていて、非日常を味わえる、夢の船旅の象徴とも言える、最高級のグレードのものを見せていただけた」

 800人の方がシアター入れるという劇場にはボックス席もあり、映画や様々なパフォーマンスを観ることもできる。船の中でありながら、最高級のシアターがあることには特に感動を覚え「世界中を巡るクルーズ船で、ショートフィルムをお届けできるというのは夢の一つ」と話した。

 また、今年の映画祭のテーマ「Illuminate Your Life 〜いのち 照らせセカイ 照らせ」について「映画というのはまさに、“光の絵の具”でできていて、その陰影がスクリーンに映し出される。光によって、人々自身の生活や人生、命を映し出そう」という思いをコメント。さらに「災害や戦争もある現在、本来はみなが手を取り合い、理解し合って、笑顔で幸せにいられるようにするのがエンタテインメントの役割。もっともっと映画をはじめとしたエンタテインメントが光を届けなきゃいけない状況にあると思います」と語った。

 続いて、映画は常に最新のテクノロジーと共に前進してきたものだとしながら「映画祭はクリエイティブの展覧であると同時にテクノロジーの展覧でもあります。そのふたつが融合するという意味で、いま、非常にシンボリックな現象として起こっているのが生成AIであったり、ブロックチェーンによるNFTであり、撮影技術においてはドローンやVX、XR、VRなど様々なものが生まれています」と潮流を説明した。

 さらに今回、AIを使用した作品が100本を超え応募があったことも触れ、「僕がこの映画祭を始めた頃は、フルCGによる作品が最新のものだったりしましたが、いまやフルAIをはじめ、様々な新たな技術を取り込んだショートフィルムが顕在化しています。そういった最新の技術をみなさんにご覧いただき、分かち合う場が映画祭だと思っています。僕らが何かを仕掛けたというよりも、実態としてクリエイターたちが既に新たな技術を手に歩き出しているというのがあります」と語った。

 なお今年の映画祭では、初のデジタル通貨による賞金授与も決定している。

 「映画制作においては初期段階で資金調達する必要がありますが、クラウドファンディングの流れ以降、デジタル通貨や暗号資産といったものが活用される時代になってきた」と説明する別所は、「燃費が良い」とよく評されるように、ショートフィルムは非常に短い時間の中で、時代を映し出す力があり、その身軽さ、即効力が強みであり、テクノロジーの分野においても、新たなことにチャレンジしやすい環境にあることも力説した。

オリコン

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